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中国の銀行ATM、キャッシュカードを取り忘れたときの対応は?

中国でATMを利用してキャッシュカードを取り忘れたことはありませんか?日本と銀行ATMの仕組みが異なり、キャッシュカードの取り忘れに対して警告音などは鳴りません。先日、中国銀行で取り忘れたときの状況をまとめて見ました。

1.中国のATMではカードの取り忘れに注意!

中国のATM、キャッシュカードの取り忘れが多い!

中国で生活しているほとんどの日本人は、中国で銀行ATMを利用しているでしょう。これまでATMからキャッシュカードを取り忘れたことはないでしょうか?

日本国内のATMでは、キャッシュカードを使って現金引出や現金預入を行うと、自動的にATMからキャッシュカードが返却される仕組みになっています。さらに、日本のATMでは取引を完了すると、すぐに大きなピーピーという音がなったり、「カードのお取り忘れがあります」という音声が流れる仕組みになっています。

いっぽう、中国のATMでは利用したあとに自ら「退卡(カード返却)」のボタンを押さないとキャッシュカードはATMから出てこない仕組みになっています。先日、広州市の中国銀行のATMでキャッシュカードを取り忘れ、そのカードの返却に約半日を費やしてしまいました。中国でキャッシュカードの取り忘れは2回目です。

(写真1)中国でキャッシュカード関係のトラブル解決には時間がかかる

(写真1)中国でキャッシュカード関係のトラブル解決には時間がかかる

日本人のなかでもATMからキャッシュカードの取り忘れたことのある人は少なくないのではないでしょうか。もし、つぎの利用者が悪意をもった人であれば、ATMの機械によってはパスワードを入力せずに、そのまま現金引出しが可能な場合もあります。中国で不正引出しされないように、忘れずにキャッシュカードを取り出すように注意しましょう。

2.もし中国でカードを取り忘れたときは?

キャッシュカード取り忘れでも、銀行口座の凍結は急がない!

中国でキャッシュカードをATMから取り忘れたとき、急いで銀行に電話してキャッシュカードの利用を止めるのは控えたほうがよいでしょう。実際に自分が経験したことですが、中国銀行ではキャッシュカードの利用のみを凍結することはできず、銀行口座を凍結することになります。

一旦キャッシュカードを凍結すると、新しいカードの再発行には1~2週間程度かかり、そのあいだは銀行口座を利用することができません。当然、日本からの海外送金を入金できませんし、インターネットバンキングも利用できません。キャッシュカードの盗難や紛失したときは銀行口座を凍結することはしかたがありませんが、ほぼ間違いなくATMにカードを取り忘れたときは銀行口座を凍結する前にキャッシュカードの取り出しを銀行に依頼したほうがよいでしょう。

中国ではカードの取り忘れても異常ブザーは鳴らない!

不思議なことに、中国のATMはキャッシュカードの取り忘れがあっても、ATMから異常ブザーはならず、そのあとも問題なくATMが利用できてしまいます。中国銀行の担当者によると、毎日すごい数のキャッシュカードがATMのなかに残っているようです。中国語ではATMからキャッシュカードが出てこない、そのまま残っていることを「呑卡(トゥンカー)」と呼ばれています。

いつ、どこで、どの機械か正確に伝える!

中国でATMからキャッシュカードを取り忘れたら、そのATMを担当している支店に電話します。各銀行のコールセンター(中国語:客服熱線)に電話してもよいですが、支店に直接電話したほうがスムースに進むでしょう。大手銀行のコールセンターの番号は、中国銀行(95566)、中国工商銀行(95588)、中国建設銀行(95533)、招商銀行(95555)となっています。全国どこからでも発信可能です。

銀行の支店内にあるATMで取り忘れたら、直接、その支店の担当者に説明するのがよいでしょう。ATMを利用してから時間がたったあとでキャッシュカードの取り忘れに気づいたら、その支店の電話番号を銀行の公式ホームページで調べて電話するとよいでしょう。中国語での説明が難しいので、中国人の同僚や友人に依頼するとよいでしょう。その支店の担当者がATMの機械を確認してくれて、キャッシュカードが見つかれば携帯電話に連絡してくれます。

中国のATMでは現在、利用明細書または引き出した現金の紙幣番号を印字することができます。それらの明細書にはATMの機械番号(中国語:機具号)が書かれています。銀行担当者にその機械番号を伝えると、よりスムーズに確認してもらうことができます。中国ではなるべく利用明細書を印字する習慣をつけておいたほうがよいでしょう。ニセ札対応も含めて、トラブル発生時に役に立ちます。

(写真2)中国銀行のATMから引き出した紙幣番号を印字したもの

(写真2)中国銀行のATMから引き出した紙幣番号を印字したもの

銀行の担当者から「キャッシュカードが見つかった」と連絡あれば、その支店に出向き、通常の銀行業務の依頼と同じように受付番号をとって順番を待ちます。自分の順番がきたら、担当者に事情を説明するとキャッシュカードを持ってきてくれます。そのときに、パスポートなどの公的な身分証明書が必要になります。

一見すると単純な作業ですが、中国でこれらのことを完了するには半日くらいかかってしまいます。キャッシュカードを取り忘れないよう、日頃から警戒心を高めておく必要がありそうです。(了)

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