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東莞市中心の城市便捷酒店(ホテル)、高いコストパフォーマンス!

中国の華南地域を中心に全国展開を進めている格安ホテルの城市便捷酒店。200元前後の宿泊料金帯のホテルのなかでは、バツグンにコストパフォーマンスが高い。広東省の東莞市万江区にある城市便捷酒店は立地が良いおススメのホテル。

1.広東省東莞市のホテル

全国展開している城市便捷酒店、ハズレは少ない!

東莞市万江区にある全国にチェーン展開している城市便捷酒店(ホテル)。200元前後(約4,000円)で宿泊できる中国の格安ホテルのなかで、城市便捷酒店は客室やサービスを考えると、コストパフォーマンスがもっとも高いホテルチェーンのひとつ。城市便捷酒店は東呈酒店集団(グループ)が展開している。

ほかの大手格安ホテルチェーンにくらべると、まだまだ出店している地域やホテル数が少ないという欠点があるものの、その欠点をカバーするほどのコストパフォーマンスの高さが目立つ。もし、観光や出張で訪れる場所に城市便捷酒店があれば真っ先に宿泊を検討するホテル。

基本的にビックリするような期待はずれのホテル店舗に遭遇するリスクは低い。東莞市の中心部である万江区(長距離バス停から近い)の場所に位置している城市便捷酒店もなかなかのホテルだ。

(写真1)東莞市万江区の城市便捷酒店(ホテル)(広東省・東莞市)

(写真1)東莞市万江区の城市便捷酒店(ホテル)(広東省・東莞市)

広東省の東莞市
東莞市は、広東省にある地方都市。広州市と深セン市のあいだに位置する。日本人のあいだで東莞(とうがん)や中国語読みのドンガン(Gongguan)と呼ばれている。2013年末の総人口は831万人。東莞市は自動車、電子部品などの製造業が多く、日系企業も多く進出している。中国のなかでも出稼ぎ労働にくる若者が多いことで有名。

2.城市便捷酒店(東莞万江店)の客室

もともとは地場ホテル、チェーン加盟で仕様変更!

これまで広州、深セン、上海にある城市便捷酒店に宿泊した経験がある。城市便捷酒店は直営店だけでなく、加盟店方式(フランチャイズ)のホテルも少なくない。もともと、別のホテルを経営していたものの、集客力の強化などいろいろな理由により、あらたに城市便捷酒店に加盟して改装(リフォーム)されたホテルも見かける。

東莞万江店も、そのようなケースのリニューアルされたホテルだ。客室の全体の雰囲気としては、ほかの城市便捷酒店と大きな違いはなく満足できるが、少し以前の中国っぽいホテルの雰囲気が残っている。

(写真2)基本的に統一されたデザイン・仕様の城市便捷酒店(東莞万江店)

(写真2)基本的に統一されたデザイン・仕様の城市便捷酒店(東莞万江店)

グレードアップするとパソコン付きの広い部屋に!

この東莞万江店は1泊あたり180元(約3,600円)と城市便捷酒店のなかでも低めの価格帯のホテル。たまたまワンランク上の客室を予約したところ、ベッドとデスクのあいだに広いスペースがあって落ち着かない。グレードアップされた部屋にはパソコンが常備されていたが、もともとノートパソコンを持参しているので不要な備品だ。

けっきょく、パソコンが不要で部屋が広すぎて落ち着かないため、2泊目はパソコンのない、もう少し狭い部屋に変えてもらった。中国の格安ホテルもWiFi(無線ラン)が常備されているのが一般的なので、インターネットの利用は心配不要だ。むしろ、中国では4つ星以上のホテルの場合は、WiFi利用料を追加徴収されるケースがあるので注意が必要だ。

(写真3)空きスペースが広すぎると落ち着かない(東莞万江店)

(写真3)空きスペースが広すぎると落ち着かない(東莞万江店)

中国のホテルランクは?
中国のホテルランクは、1つ星ホテルから5つ星ホテル、さらに5つ星プラチナホテルの合計6段階に分かれている。「中華人民共和国星級酒店評定標準」により規定。5年に1回評価される仕組み。5つ星は国家旅遊局、4つ星は省(自治区、直轄市)の旅遊局により認定される。

洗面所は簡易リニューアルの状態で残念!

残念ながら、洗面所は以前のホテル仕様から大きくリニューアルされていない。通常の城市便捷酒店であれば、清潔感があふれ、格安ホテルとは思えない洗面所とシャワールームになっている。ほかの城市便捷酒店では、素足で洗面所を歩いても衛生面で違和感を感じないレベルだ。ただ、東莞万江店では、その点もふまえて、少しだけ他のチェーン店よりも宿泊料金を低く設定しているのかもしれない。

宿泊料金は部屋のグレードで異なり、170元~190元(約3,400円~3,800円)が通常の宿泊料金の設定だ。この東莞万江店は、ほかの城市便捷酒店同様に日本人出張者が宿泊しても問題ないクオリティのレベルだ。安全面でも心配はいらない。

(写真4)洗面所・シャワールーム、シャワー設備はリニューアルされている

(写真4)洗面所・シャワールーム、シャワー設備はリニューアルされている

3.城市便捷酒店のセールスポイント

価格だけでない、格安ホテルでも朝食バイキング付き!

城市便捷酒店では38元(約760円)のシルバー会員(銀会員)になると、宿泊時に朝食バイキングが無料でついてくる。朝食バイキングのレベルはそれほど高くないものの、日本人でも十分満足できる料理が用意されている。一般の食堂で食事すると20元~25元(約400円~500円)はするはずだ。城市便捷酒店のメンバー会員になると、ずっと朝食バイキングが無料になる。

(写真5)城市便捷酒店(東莞万江店)の朝食バイキング(広東省・東莞市)

(写真5)城市便捷酒店(東莞万江店)の朝食バイキング(広東省・東莞市)

洗濯機と乾燥機も常備されている!

城市便捷酒店には洗濯機と乾燥機が常備されている(この東莞万江店だけではない)。1週間ちかくホテルに滞在する場合や、出張でホテルを渡り歩いている人にとっては便利な設備。ほかの格安チェーンホテルでは見ることのないサービスだ。洗濯用の洗剤も無料で利用することができる。

(写真6)城市便捷酒店(東莞万江店)の洗濯設備

(写真6)城市便捷酒店(東莞万江店)の洗濯設備

この城市便捷酒店(東莞万江店)は、長距離バスターミナルの東莞総駅からタクシーで5分くらいのところに位置している。ホテルの徒歩圏内には巨大なショッピングモールの新華南MALL(モール)もある。東莞市の東城区にも公共バスやタクシーに乗れば20分以内でアクセス可能だ。新華南MALL(モール)からは深セン宝安国際空港行きの空港リムジンバス(直行便)が発着している。(了)

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