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日本の小さな経常黒字、中国の大きな経常黒字(1)

ニュースを見ていると、日本の2013年の経常収支(以下、補足)は、黒字幅が大幅に縮小したと報じている。少し気になったので、日本の経常収支を中国と比べてみた。経常収支は簡単に言うと、その国が外貨を稼いでいるか、稼いでいないかを表す指標だ。

経常収支とは?
経常収支は、その国と外国が月単位や年単位などの一定期間におこなった経済取引の収入と支出を差し引いた結果。貿易取引、海外とのサービス取引(国内から海外への旅行、海外から国内への旅行、特許の使用料の受取や支払など)、配当金や利息のやり取りの所得収支などがある。経常収支が黒字(プラス)だった場合、海外から入ってくる資金の方が、海外に出ていく資金よりも多いことを表している。

1.中国に大きく差をあけられた日本の経常収支額

日本の国内総生産(GDP)は2010年に中国に抜かれたが、経常収支の黒字額は2006年にすでに中国に抜かれている。日本の2013年の経常収支は3.3兆円の黒字額にとどまっている。近年の黒字額の減少速度がすさまじい。

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(了)

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