上海市軽紡市場で良質な業務用タオルを格安で調達！
なんでもネット通販で購入できるようになったものの、想定していた品質の商品を入手できるとは限らない。ネット通販の弱点は現物を確かめて購入できない点。大量に購入したり、業務用で利用するなら現物確認できる卸売市場がおススメだ。
１．タオルやカーテンなら上海市軽紡市場
しっかり現物確認できるのが卸売り市場の強み！
上海市嘉定区（曹安公路1618号）にある上海市軽紡市場。1994年に営業を開始した上海市軽紡市場では、寝具、生地などを中心に布製品が卸売りされている。日本国内で中国製のタオルが1,000円（5枚入り）で販売されている場合、上海市軽紡市場では1,000円で12枚くらい入手可能と格安だ。
また、上海市軽紡市場の強みは、現物を確認した上で購入できる点だ。タオバオなどのネット通販が活況であるものの、購入数量が多い場合は卸売り市場で品質をチェックした上で購入したほうが、結果的に良いモノを安く手に入れることができるはずだ。
（写真１）上海市嘉定区にある上海市軽紡市場
２．ネット通販がお得とは限らない！
オーダーメイドにも対応！工場直販の強み
上海市軽紡市場では安く手に入れることができるだけではない。業務用の大型タオルであれば、サイズを指定してオーダーメイドで製造してもらうことも可能だ。ただし、30枚～40枚くらい発注する必要がある点は留意が必要だ。
今回、200cm×90cmのマッサージ用に利用するタオルを１枚36元（約700円）で注文。日本であれば１枚あたり2,000円～2,200円くらいはする大型タオルだ。
（写真２）上海市軽紡市場のなかの様子
マッサージ店で利用予定の特大タオル！
けっきょく、200cm×90cmの業務用タオルを発注するにあたって、念のためサンプル分を購入。いったん、自宅で洗濯して色落ちや品質の変化の有無を確認することにした。工場直販の販売店からは名刺をもらい、あとは電話で発注するという仕組みだ。
けっきょく、後日、200cm×90cmの業務用タオルに加えて、75cm×35cmのタオルを115枚（１枚あたり4.6元）で購入。実際のところ、北京近郊で生産しているため、納期は10日ほど必要とのことだ。
（写真３）サンプル用に購入した茶色のマッサージ用タオル（180cm×70cm）
３．日本のタオルとの比較
日本製と中国製では値段が数倍異なる！
日本でも業務用タオル（大型タオル）を販売している業者は少なくないが、中国で使用するなら中国で購入したほうが断然お得。ちなみに、日本製のタオル（160cm×90cm）なら3,500円～4,000円くらいしてしまう。中国の卸売り市場であれば500円くらいで入手可能だ。
中国製（メイド・イン・チャイナ）は粗悪品というイメージを持っている人もいるかもしれないが、いまは良いモノも少なくない。しかも、日本よりも断然に安い値段で入手可能だ。しっかり現物をみて品質を確かめて購入すると失敗することはあまりないはずだ。
（写真４）日本製のタオルは高い、日本製が最も優れているわけでもない
メイド・イン・チャイナでも中国でも手に入らないことも！
日本にはメイド・イン・チャイナ（中国製）の商品があふれているものの、販売契約などの関係で必ずしも中国で類似品を入手できるわけではない。日系メーカーが中国の自社工場で製造したり、日系メーカーの委託により協力会社（外部委託会社）が生産しているケースも多い。そのようなケースでは、中国で販売せずに日本向けのみ製造していることが少なくないからだ。
ここ数年、中国のネット通販の利便性が高まっているものの、業務用でたくさん利用するモノであれば卸売り市場で実際に現物を確認してみたほうがいいケースも少なくない。驚くほどコストパフォーマンスの高い商品が見つかるかもしれない。ここ最近、ネット通販でスウェットパンツ、業務用ズボンなどをサンプル購入したがものの、満足できる製品は今のところ見つかっていない。（了）
