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中国でキーが外れたノートパソコンの修理費用は?

ノートパソコンのキーがはずれた場合、中国ではキーボード全体を交換せずに修理することができた。価格は25元(約410円)。中国のパソコン街にあるメーカー代理店に依頼すると、キーボード全体の交換を要求されるので注意が必要だ。

1.ノートパソコンのキーが外れた!

レノボ(Lenovo)X230のキーが・・・

上海のスターバックスでパソコンをたたいていると、Backspaceのキーがガタガタしてきてポロッとはずれてしまった。2012年6月にこのノートパソコンのレノボ(Lenovo)ThinkPad X230を購入してから2年ちょっと。そろそろガタが出てくる頃なのだろうか。

(写真1)Backspaceのキーが外れてしまったレノボのThinkpad X230

(写真1)Backspaceのキーが外れてしまったレノボのThinkpad X230

キーがはずれてしまったものの、はずれてしまったBackspaceのキーを押し込んでみるとハマった。しかし、10分くらい使っていると、ふたたび外れてしまう・・。やはり、キーの部品がこわれてしまったようだ。

(写真2)外れた部分の赤い突起物を押すとBackspaceは反応してくれる

(写真2)外れた部分の赤い突起物を押すとBackspaceは反応してくれる

キーはひとつでも欠けると使いにくくなる

キーボードのキーがひとつでも欠けてしまうと、きわめて作業効率がさがってしまう。とくにBackspaceのキーは頻繁に使っていることをはじめて認識した。

(写真3)作業効率を考えるとBackspaceキーはDeleteキーで代用できない

(写真3)作業効率を考えるとBackspaceキーはDeleteキーで代用できない

2.上海でノートパソコンのキー修理の費用は?

Lenovoの代理店で修理すると高い

上海には電脳城とよばれるパソコン街がいろんなところにある。このパソコン街は上海だけでなく、ある程度の大きさの中国の地方都市ではよく見かけるもの。このパソコン街のなかには、パソコンメーカーやスマートフォン(スマホ)メーカーの代理店が数多く入っている。

これらのメーカー代理店は取り扱っているメーカー製品の修理もおこなっている。Lenovo(レノボ)の代理店で修理できるか聞いてみると、担当者は「ノートパソコンはキーが故障したら、キーボード自体を交換しなければならない。費用は300元(約5,000円)くらい」という。しかも、キーボードの部品は取り寄せになるようだ。

(写真4)パソコン街にはLenovoやAsus(エイスース)など各メーカーの代理店が入っている

(写真4)パソコン街にはLenovoやAsus(エイスース)など各メーカーの代理店が入っている

パソコン街に入っている各メーカーの代理店は、修理するのが目的ではなく、新しい部品を販売するのが目的のようだ。簡単に修理してしまっては正規品(と思われる)の部品を販売できないからだ。

上海の街のパソコン修理屋さん

キーボードがはずれたら簡単に修理できると思っていたが、キーボード自体を交換しなければならない?パソコン街からはなれて、通りがかった街のパソコン屋さんにキーの修理を聞いてみると、「ちょっと見てみる」という。

1分ほどパソコンのキーをみると、「もし直ったら30元(約500円)でどうだ?修理できなかったら費用はいらない」という。中国では、ここで価格交渉することが重要。けっきょく、修理できたら25元(約410円)を払うことに。

(写真5)街のパソコン屋さん、ピンセットのようなもので修理する

(写真5)街のパソコン屋さん、ピンセットのようなもので修理する

中古で置かれているキーボードから部品を取り外して、キーの裏側に取り付ける。10分ほどキーの裏側を調整して、なんと修理成功。満面のドヤ顔(自慢した顔)をみせつけてきた。中国ではメーカー代理店で修理するよりも、メーカーに縛られていないパソコン屋で修理したほうが安い。(了)

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