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関空-上海便は吉祥航空、フルサービスで格安航空会社の料金!

吉祥航空という航空会社を知っている日本人はそれほど多くないだろう。この吉祥航空は2014年4月から上海-大阪間の就航を開始したフルサービスキャリアの航空会社。出発や到着時間を考えると、春秋航空よりおススメ度の高い航空会社だ。

1.上海吉祥航空とは?

格安航空会社(LCC)より安い?フルサービスの吉祥航空!

これまで知らなかった吉祥航空という航空会社。この吉祥航空に搭乗したことのある日本人はあまりいないだろう。2014年4月から上海(浦東)-大阪(関空)便を運航している。この吉祥航空の正式名称は、上海吉祥航空(Juneyao Airlines)という。中国語(漢字)と英語名の名称が一致していないのは、親会社の均瑶(Junyao)グループの名称から英語表記の企業名をつけているからだ。

この吉祥航空の特長は、何といっても他の航空会社よりもチケット代が安いところ。中国と日本間の格安航空会社(LCC)と言えば春秋航空(SPRING AIRLINES)が有名であるが、航空券の購入するタイミングや搭乗時期によっては吉祥航空のほうが安い。しかも、吉祥航空は格安航空会社(LCC)ではなく、フルサービスキャリアと言われる航空会社。機内食の提供や受託荷物の無料サービスを行っている。

(写真1)いまのところ日本人の間で知名度は高くない吉祥航空(関空内)

(写真1)いまのところ日本人の間で知名度は高くない吉祥航空(関空内)

上海吉祥航空(Juneyao Airlines)とは?
上海吉祥航空(Juneyao Airlines)は、上海を拠点に2006年9月から航空事業をはじめた民間航空会社。2014年4月から上海(浦東)-大阪(関空)便を運航している。航空料金は大手航空会社よりも安く、機内食や受託荷物などを無料で提供しているフルサービスキャリアの航空会社。

2.レベルの高い吉祥航空のサービス

沖縄行き、関空行きともに時間帯がよい!!

この吉祥航空はローコストキャリア(LCC)ではなく、機内食や受託荷物の無料サービスを行っているフルサービスキャリア。いまのところ日本線では上海-沖縄便と上海-大阪(関空)便の2路線を運航している。沖縄行きは浦東空港から15:00出発、関空行きは浦東空港(上海)から12:55出発する。沖縄発の上海着は19:00出発で、関空発の上海着は17:20出発。これらの路線は早朝や深夜の発着ではないので利用しやすい。

(写真2)日本航空(JAL)のスタッフが吉祥航空のチェックイン作業をしている(関空)

(写真2)日本航空(JAL)のスタッフが吉祥航空のチェックイン作業をしている(関空)

受託荷物はエコノミークラスでも2つ(23kg/個まで)!

格安航空会社(LCC)である春秋航空との大きな違いのひとつは、やはり受託荷物が1個23kgの最大2個まで無料で預けることができるところ。春秋航空の場合は、手荷物と受託荷物あわせて15kgを超えると超過料金を負担しなければならない。実際に吉祥航空を利用した感想としては、全日空や中国国際航空の大手航空会社と大きな違いは見当たらない。

まだ吉祥航空は日本便に参入したばかりなので、日本語版の公式インターネットサイトが充実していない。この公式サイトから航空チケットを購入することはできず、「お客様コールセンター(06-6445-6688)」またはEメールを通して航空チケットを購入することになる。中国の銀行口座を持っていて、インターネットバンキングを開設している人なら、中国版の公式サイトにアクセスして航空チケットを購入することも可能だ。その場合は支払いは人民元(RMB)になる。

(写真3)かなり混雑している吉祥航空の上海-大阪(関空)便

(写真3)かなり混雑している吉祥航空の上海-大阪(関空)便

機内食やドリンクの提供もある!

吉祥航空はフルサービスキャリアであり、飛行機のなかで機内食とドリンクが提供される。関空発の上海行きに搭乗したときの機内食はカツ丼。全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)の機内食には劣るものの、中国国際航空(CA)などの中華系の大手航空会社よりも良いかもしれない。

(写真4)吉祥航空のエコノミークラスの機内食、メインはカツ丼(機内)

(写真4)吉祥航空のエコノミークラスの機内食、メインはカツ丼(機内)

吉祥航空の日本便はフライトの時間帯が早朝や深夜ではないので、日本のほかの都市が最終目的地の人も利用しやすいだろう。東京方面に住んでいて、なるべく航空料金を抑えたい人には吉祥航空とジェットスター航空やピーチ航空と組み合わせると交通費を抑えることができるだろう。(了)

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