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日本の大型見本市「国際シューズEXPO」、東京ビックサイト!

中国では毎日のように各地で色々な見本市が開催されているが、日本でも各地で見本市は開催されている。中国ほどの規模や頻度ではないが、数多くの商材の見本市は東京ビックサイトやインテックス大阪の大型会場を中心に開催されている。

1.東京ビックサイトのシューズ見本市

日本でも展示会は行われている!

中国の各地では毎日のように展示会場で見本市が行われている。もちろん、日本国内でも見本市は行われていて、靴(シューズ)の展示会について調べてみると、東京や神戸で半年に1回くらいの頻度で開催されている。

2015年4月1日~3日まで3日間の日程で開催された「ファッションワールド東京 2015春」では、靴(シューズ)、アパレル、カバンなどの見本市が東京ビックサイト(東京国際展示場)で開催され、合計で1.6万人の来場者があったと公表されている。

(写真1)日本ではめずらしいユニークな建築デザイン(東京ビックサイト)

(写真1)日本ではめずらしいユニークな建築デザイン(東京ビックサイト)

東京ビックサイトとは?
東京ビックサイトは、東京都江東区にある東京国際展示場の愛称。株式会社東京ビックサイトが運営している。1996年に東京都中央区晴海から現在の場所に移転。総展示面積は8万㎡で日本最大規模。東京モーターショーやコミックマーケットなどの日本を代表する見本市の会場になっている。

移動しやすい東京ビックサイト!

この東京ビックサイト(東京都江東区)の展示面積は日本最大規模の約8万㎡。東京ビックサイトは巨大な展示会場であるものの、正面の入り口からのみ向かう設計になっているため、規模のわりに移動しやすいのが特徴だ。上海市にある国家会展中心(上海)は、世界最大の展示会場で40万㎡の展示スペースがあるものの、規模が大きすぎて迷路のようになっている。

(写真2)1995年に完成した東京国際展示場(東京ビックサイト)

(写真2)1995年に完成した東京国際展示場(東京ビックサイト)

2.春のファッションワールド(見本市)

日本で開催されている大型のシューズ見本市!

日本ではリードエグジビジョンジャパン株式会社が「FASHION WORLD TOKYO(ファッションワールド東京)2015春」という大規模なシューズやアパレルの見本市を開催している。今回の来場者数は1.6万人で、中国で開催されているシューズやアパレル関係の見本市にくらべると来場者数は少ないが、外国からの来場者も少なくなかった。

(写真3)「FASHION WORLD TOKYO(ファッションワールド東京)2015春」

(写真3)「FASHION WORLD TOKYO(ファッションワールド東京)2015春」

中国の見本市よりも落ち着いた雰囲気!

中国の見本市は会場内で来場者の往来がはげしいが、この「FASHION WORLD TOKYO(ファッションワールド東京)2015春」は来場者数が多すぎることも、少なすぎるということもない。ちょうどよい来場者数で落ち着いた雰囲気で開催されていた。じっくり商談したい人にとっては、価値ある見本市ではないだろうか。

シューズ(靴)の専門見本市と言えば、広州市(広東省)で行われている中国(広州)国際靴業展覧会は規模が大きく、2014年11月に行われたものでは4万人の来場者と公表されている。「FASHION WORLD TOKYO(ファッションワールド東京)2015春」はシューズ、カバン、アパレルなどの色々な見本市を合計して1.6万人であるため、中国の見本市とくらべると規模の面では見劣りしてしまうのはやむを得ない。

(写真4)落ち着いた雰囲気の展示会場内、おしゃれな人が多い

(写真4)落ち着いた雰囲気の展示会場内、おしゃれな人が多い

中国メーカーも出展している!

この「FASHION WORLD TOKYO(ファッションワールド東京)2015春」では中国メーカーの出展も少なくない。日系アパレルメーカーが中国でOEM生産するだけではなく、いまでは中国メーカーが日本市場に直接販売や進出を目指している構図が見えてくる。

OEM生産とは?
OEM生産は、外部の工場に自社製品を作ってもらう生産方法。original equipment manufacturingの頭文字からOEMとよばれる。OEM生産を活用すれば、自社工場を持たずに自社ブランドを立ち上げることも可能。
(写真5)中国メーカーの製品レベルは高くなっている

(写真5)中国メーカーの製品レベルは高くなっている

最近ではインターネットで卸売を仲介するプラットホームのDeNA BtoB marketSuperdelivery(スーパーデリバリー)などのサイトがあり、展示会場をつかった見本市の位置づけにも大きな変化の波が押し寄せている。出展企業にとっては、これまでの卸売先となる販売店を探すだけでなく、顧客企業からのオーダーメイド製品の受託など、見本市に販売先の確保以上のビジネスマッチングの要素を求める声は高くなってきているだろう。(了)

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