苦労してきた中国語の発音、ゴールは遠い?!(1)
1.苦労してきた中国語の発音
これまで中国語を学んできて、中国語の発音に苦労してきた。たとえば、中国現地でタクシーに乗ったとき、目的地の地名の発音が難しく、口頭で説明しても理解してくれない。結局、メモに地名を書いたり、地名の書かれた中国語を見せたりして乗り切ってきた。
上記と異なってしまうが、実は中国の現地会社で働いているときは、中国人との中国語のコミュニケーションにあまり問題を感じなかった。私が話す中国語を中国人スタッフが理解してくれるからだ。それは、私の中国語の発音に問題がないというよりも、むしろ一緒に働いている中国人が外国人の話す発音に慣れてしまうからだ。
中国で生活する場合、日本人が日常的に接する中国人は限られている。なかなか中国語の発音を改善するキッカケや気づきは多くない。だが、多くの中国語の学習者は、心のどこかで曖昧(あいまい)に理解している発音をしっかり学びたい、中国人から聞き直されないようにしたい、と思っていないだろうか。私は中国語を学びはじめて10年くらい過ぎた2012年1月、やっと中国語の発音矯正にチャレンジした。ずっとモヤモヤしていたのだ(次回につづく)。
(了)