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南通市(江蘇省)、日本料理店も多く長期滞在に心配無用!

中国の長江デルタ地域のビジネスにかかわっていない人は、南通市という都市名を聞いてもどこにあるか知らない人のほうが多いだろう。蘇州市(江蘇省)の北側に位置し、多くの日系企業が進出している南通市には日本料理店も少なくない。

1.多くの日系企業が進出する南通市

風光明媚な市内中心部、日帰り旅行もおススメ!

長江デルタ地域の中国ビジネスにかかわっていない日本人にとっては、南通市はほとんど耳にしたことがない中国の都市名かもしれない。意外にも、南通市には多くの日系企業が進出していて、南通市に長期滞在する日本人も少なくない。

市内中心部の濠河を中心に、風光明媚で中国らしい雰囲気がでている街でもある。南通市は見どころも多く、上海や蘇州、無錫で生活している人は日帰り旅行で訪れてもよいかもしれない。

(写真1)南通市を代表する見どころの濠河、夜はライトアップされる

(写真1)南通市を代表する見どころの濠河、夜はライトアップされる

江蘇省の南通市
江蘇省の南通市は、上海市のとなりにある蘇州市から長江を渡ったところにある都市。総人口は約730万人。南通市は和泉市(大阪府)、豊橋市(愛知県)と友好都市を締結している。南通市に進出する日系企業も多く、日本人にとっても長期滞在しやすい中国の地方都市のひとつ。

2.日本人街から離れたところにある日本料理店

日本料理店「菜菜子(ななこ)」、落ち着く料理店!

南通には青年東路(崇川区)にある南通大飯店(ホテル、サービスアパートメント)周辺に日本料理店や日式クラブ(カラオケ)が集まっている。まさに南通市の日本人街。その青年東路から徒歩15分くらいのところにあるのが段家壩路。この段家壩路にも数軒の日本料理屋がある。

そのなかの1つが、日本料理店の菜菜子(ななこ)。割安な価格と落ち着いた雰囲気の店内で料理の味も悪くない。

(写真2)日本人街から少し離れたところにある菜菜子(江蘇省・南通市)

(写真2)日本人街から少し離れたところにある菜菜子(江蘇省・南通市)

落ち着いた雰囲気の店内のようす

店内にはいると、割烹料理屋(高級な料理をカウンターやテーブル席で提供する料理店)のような雰囲気だ。中国の地方都市にある日本料理店は、中華料理店にくらべて店舗デザインにお金をかけている印象が強い。

数年前まで、日本料理店は中級クラスの中華料理店にくらべても、食事の料金はかなり割高なイメージが強かった。しかしながら、ここ数年で状況はかわり、日本料理店は値段を据え置いているものの、中華料理店はどんどん価格上昇している状況だ。

(写真3)高級割烹料理店のような菜菜子の店内(江蘇省・南通市)

(写真3)高級割烹料理店のような菜菜子の店内(江蘇省・南通市)

目の前で鉄板焼きを焼いてくれる!

菜菜子では大きな鉄板がカウンターの前に用意されている。料理人が慣れた手つきで鉄板料理を次々につくっていく。

(写真4)慣れた手つきで鉄板料理をつくっている様子

(写真4)慣れた手つきで鉄板料理をつくっている様子

唐揚げと出し巻きタマゴ、合計60元前後とお手頃価格!

けっきょく、菜菜子では唐揚げ、出し巻きタマゴ、ご飯を単品で注文して合計60元(約1,000円)ほど。上海市内の料理店では100元近くはするだろう。サービスとして、お味噌汁もつけてくれた。中国の日本料理店では、昼食どきには定食セットがあるものの、夜になると提供していないケースが少なくない。そのため、単品で注文することになる。

(写真5)唐揚げ、出し巻きタマゴ、ご飯を単品で注文

(写真5)唐揚げ、出し巻きタマゴ、ご飯を単品で注文

中国の地方都市に勤務する人は、工場(会社)、日本料理店を往復する毎日だろう。週末に出勤することも多く、同僚とのゴルフへの参加も必要になる。そのような環境だからこそ、満足できる日本料理店でゆっくりする時間が落ち着く時間になるだろう。(了)

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