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知らなかった百度地図(Baidu map)ナビゲーションの配色の意味!

中国の地図アプリといえば、百度地図と高徳地図がメジャーだ。これ以外の地図アプリを利用している人はほとんどいないだろう。ここ数年、百度地図を利用してきて、先日はじめて地図アプリ上のルート案内の配色に意味があることを発見。

1.中国で必須の地図アプリ「百度地図」

まったく意識してなかった百度地図の配色の意味!

中国で生活していると頻繁に利用する地図アプリ「百度地図」。中国人向けの検索エンジンを運営する大手IT企業の百度(バイドゥ)が展開している地図アプリだ。スマートフォンやタブレッド型端末で百度地図のアプリを起動させて、目的地を入力すると、現在地から目的地までの行き方を表示してくれる実用的なアプリ。

ここ数年間、なにげなく百度地図を利用してきたものの、はじめて百度地図に表示されていたルート案内の配色に意味があることに気付いた。たとえば、下の地図をみると、現在地から目的地までのルートには、緑、黄、赤、青の異なる配色でルートが表示されている。

これらの配色の意味するところは、緑(混んでいない)、黄(少し混みあっている)、赤(混んでいる)、青(状況不明)と道路の交通状況を表している。

(写真1)百度地図をつかった現在地から目的地までのルート案内図

(写真1)百度地図をつかった現在地から目的地までのルート案内図

「よくある質問」で一覧表発見!

百度地図の「よくある質問(熱門問題)」のなかに、ルート上のそれぞれのルート上の配色が意味することを解説している箇所を発見。ただ、この配色はどこまで実際に役立つのだろうか?

自分で自家用車を運転する人は渋滞したルートを避けることができるかもしれないが、公共バスを利用する人は、たとえルートの交通状況がわかっても柔軟にルート変更できるわけではないので、実際のところあまり役立たない。

(写真2)百度地図の配色表示の意味

(写真2)百度地図の配色表示の意味

これから百度地図のルート案内を利用する人は、上記のような配色の違いに注意してルートを見てみると面白いかもしれない。中国の地図アプリは百度地図と高徳地図の2つがメジャーだ。中国の地図アプリの最大の弱点は、都市間の移動方法を検索できない点だ。

たとえば、上海市のある所から、蘇州市のある所までのルート案内には役立たない。同じ市内の移動のときのみ、中国の地図アプリは活躍する。日本のように都市間の移動を表示してくれる地図または路線アプリの登場を期待したい。(了)

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