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上海の人気観光スポット「田子坊」!オシャレなアートスポット

上海市で2000年以降、人気の観光エリアとして注目をあつめる田子坊。上海の古い路地通りと斬新でオシャレなショップやレストランが融和する若者に人気のスポット。上海の目抜き通りである淮海路や新天地から徒歩でいくことができる。

1.豫園、新天地とならぶ観光スポット

1999年ごろから拡大してきた田子坊!

上海の観光情報を調べていると、豫園、新天地と並んで紹介されている田子坊という観光スポット。2000年以前に上海に滞在していた人は、田子坊という観光スポットをはじめて耳にした人もいるはずだ。田子坊は1999年ごろからアートスポットとしてはじまり、どんどん拡大し、現在ではショッピングもふくめた上海市内の人気の観光スポットになっている。いったい、どのような場所なのだろうか?

(写真1)上海の人気観光スポットとなった田子坊(上海市黄浦区)

(写真1)上海の人気観光スポットとなった田子坊(上海市黄浦区)

2.ショッピング、グルメ、街歩きスポットの田子坊

迷路のようなエリアにお店が軒を連ねる!

田子坊は、まさに迷路の中といっても過言ではない。小さな路地に、ところ狭しとお店が並んでいる。ひとつのお店の面積は10㎡~20㎡くらいと、とても小さなお店ばかり。田子坊の賃貸情報をみると、15㎡くらいの店舗で1か月の家賃は8,000元~1万元(約16万円~20万円)とかなり高い。

上海市内のほかの15㎡前後の物件をみると、家賃は4,000元~5,000元(約8万円~10万円)なので、田子坊は上海のなかでも割高な賃料だ。田子坊で売り出されている店舗物件の情報をみると、20㎡くらいで250万元(約5,000万円)と驚くような価格になっている。上海の中心地であり、人気観光スポットのなかとなると、このくらいの価格になるのか。

(写真2)西洋人はオープンテラスのお店でお酒を飲む(田子坊)

(写真2)西洋人はオープンテラスのお店でお酒を飲む(田子坊)

若者たちでにぎわう田子坊!

田子坊を訪れる観光客の中心は10代~20代の若者たちだ。西洋人の観光客も見られるものの、一眼レフをもった中国人の若者たちも少なくない。田子坊はショッピングだけでなく、オシャレなアートスポットとして若者たちをひきつけている。

ここでオシャレなお店や建築物の写真を撮影するのが人気のようだ。なんとなく、古い上海と現代風のアートがうまく融和した空間で、若者たちを惹きつける魅力も理解できる。

(写真3)若者たちに混じり、年配の中国人も観光している(田子坊)

(写真3)若者たちに混じり、年配の中国人も観光している(田子坊)

できれば週末は避けたい!観光客でいっぱい

田子坊の欠点は、とにかく混みあっている点だ。中国の観光スポットはどこも人だかりであるものの、田子坊の人混みは半端ではないレベルだ。田子坊の一部の場所では進行方向まで制限されているところもある。できれば週末や連休ではなく、平日に見に行ったほうがよいだろう。

(写真4)田子坊のなかは人混み、週末はできれば避けたい

(写真4)田子坊のなかは人混み、週末はできれば避けたい

田子坊は日本人好みの中国的な雰囲気!

田子坊は日本人のイメージする中国らしい雰囲気が残っている。経済的に発展した上海のなかで、田子坊は昔ながらの上海が味わえる場所だ(意図的に雰囲気がつくられているが)。古い建物とオシャレなお店がうまくマッチしている。

(写真5)田子坊のなかの建物は古い、レトロ感がいい!

(写真5)田子坊のなかの建物は古い、レトロ感がいい!

観光客に人気の中国らしいお土産!

田子坊のお店でお土産をみると、なぜか魅力的に見えてしまう。販売されているお土産などはかなり高いものの、田子坊の雰囲気に押され購入している観光客も少なくない。中国のレトロ感のあるパッケージの商品も販売されている。

(写真6)レトロ感のあるパッケージのお土産(田子坊)

(写真6)レトロ感のあるパッケージのお土産(田子坊)

上海を何度も訪れたことがある人も、田子坊に行ったことがない人は少なくないはずだ。2000年ごろにくらべると、淮海路周辺も大きく変わってきた。観光名所として有名な新天地を訪れたら、田子坊もあわせて見てまわると良いだろう。新天地から徒歩で移動可能だ。(了)

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