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中国で蛇口の交換費用は?IKEAで販売されている蛇口の価格

上海市内の徐匯区にあるIKEA(イケア)では蛇口が販売されています。IKEAで販売されている蛇口は驚くほど安いので、賃貸しているアパートの蛇口がさび付いている場合は交換することを検討しても良いかもしれません。

1.中国では蛇口が故障してしまうことも

据付設備が壊れたら契約書により修理費用の負担が決まる!

中国で賃貸しているアパートの据付設備が故障した場合、その修理費用はだれが負担すべきでしょうか。中国の契約法(合同法)によると、「賃貸人は賃貸物件の修理義務の責任を負わなければならない。ただし、当事者同士で別の取り決めがある場合は除く。」(契約法の第220条)と明記されています。

(写真1)蛇口のレバー部分から漏水している浴室の蛇口

(写真1)蛇口のレバー部分から漏水している浴室の蛇口

つまり、大家さんと締結した賃貸契約書のなかに、賃貸マンションの故障したときの修理に関する取り決めがない場合、家主である大家さんが費用を負担することになっています。

もし、締結した賃貸契約書のなかに「借り主である賃借人が据付設備の修理費用を負担する」と書かれている場合は、アパートを借りている借り主が故障時の修理費用を負担しなければなりません。

賃貸契約書をしっかり確認しましょう!

中国でアパートを借りるために賃貸契約書にサインをするとき、据付設備や家電などの修理費用の負担について、借り主に不利な内容になっていないか必ず確認をしておきましょう。

または、新しい賃貸マンションに入居する前に、古い家電や据付設備について大家さんに故障の有無を指摘しておき、故障したときには大家さんの費用で修理できないか入居を決めるまえに事前に確認しておきましょう。あまりに古いエアコンや冷蔵庫の場合、このような機会に大家さんが新しいモノに買い換えてくれるかもしれません。

(写真2)修理を頼んだ業者が入手した新しいシャワー用の蛇口

(写真2)修理を頼んだ業者が入手した新しいシャワー用の蛇口

2.IKEAで販売されている蛇口の相場は?

安いモノから高いモノまで

上海市内のIKEA(イケア)で販売されている洗面所用の蛇口は、OLSKARの安いモノで150元(約2,500円)から販売されています。わたしの自宅の浴室用の蛇口が故障した時は、中国のローカルブランドの蛇口で220元(約3,600円)かかりました。

IKEA(イケア)とは?
IKEAは、スウェーデンで1943年に発祥した大型の家具販売店。ヨーロッパをはじめ、北米、アジア、オセアニアなどに展開している。日本では、関東、関西、九州に8店舗。中国では北京、上海などの大都市を中心に15店舗を展開している。

日本の実家の賃貸マンションは築35年ほど経ちますが、これまで蛇口を一度も交換したことはありません。「すでに蛇口の金属が劣化している」という問題はありますが、中国の付帯設備は驚くほど壊れるのがはやいです。

上海で賃貸しているアパートは、2005年に完成したマンションです。この築年数10年未満のマンションの蛇口が壊れてしまうことは、やはり致命的な問題ではないでしょうか。中国のマンションの据付設備は、それほど品質が高くないと考えておいたほうが良いでしょう。

(写真3)洗面所用のOLSKARの蛇口、たった150元(約2,500円)

(写真3)洗面所用のOLSKARの蛇口、たった150元(約2,500円)

ENSENのフィルター付きの蛇口

ちょっと良さそうな蛇口になると、ENSENのフィルター付きの蛇口で395元(約6,500円)で販売されています。もちろん、本体価格のみで据付費用は別途発生します。

(写真4)ENSENのフィルター付きの蛇口、395元(約6,500円)

(写真4)ENSENのフィルター付きの蛇口、395元(約6,500円)

DALSKARのフィルター付きの蛇口

さらに良さそうなものでDALSKARの495元(約8,200円)の蛇口が販売されています。賃貸しているマンションの蛇口が古くてサビついてしまっている場合、大家さんと交換について交渉してみましょう。

もし、大家さんが蛇口などの据付設備の交換に積極的でない場合は、自己負担になってしまいますが、交換許可だけもらっておき自分で手配して交換するのも一つの方法です。

(写真5)DALSKARのフィルター付きの蛇口、495元(約8,200円)

(写真5)DALSKARのフィルター付きの蛇口、495元(約8,200円)

わたしの賃貸しているアパートは室内の電灯が小さくて暗かったため、大家さんに許可をもらって自己負担で大きなツイン式の蛍光灯に交換しました。勝手に据付設備を交換してしまうと、退去時にモメてしまう原因になります。

据付設備の故障や交換をするときには大家さんの許可をもらっておきましょう。蛍光灯の交換費用150元(約2,500円)は自己負担でしたが、明るい部屋での生活はとても快適で交換したことにとても満足しています。(了)

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