中国の路上で見かける靴磨き。そのレベルは思っていたほど悪くなく、あまり靴磨きに時間がない人にとっては利用価値はあるかもしれない。いまの中国の靴磨きの価格相場は、大体２元～４元（約40円～80円）。それほど高くはない。
１．日本では見かけない靴磨き
けっこう本格的な靴磨き
中国ではときどき路上で靴磨きの商売をしている人を見かける。これまで雲南省シーサンパンナ（西双版納）タイ族自治州にある景洪市（県級市）で一度だけ靴磨きをしたことがある。
- 中国の県級市とは？
- 中国の県級市とは、省・自治区・直轄市（日本の都道府県と同等）を構成している地級市（日本の市町村）が直接管轄している街。中国の行政地域は、省・自治区・直轄市（日本の都道府県）の下に地級市・自治州（日本の市町村）、その下に県級市・市轄区、県（市町村の下部）などがある。広大な中国では、日本の行政地域よりもワンランク以上も大きいと考えるほうが実態に則している。
たしか靴磨きの料金は２元（約40円）だったような・・・・。広州駅からひと駅離れた三元里（越秀区）という場所でも靴磨きをしている人は少なくない。この周辺の靴磨きは３元（約60円）が相場のようだ。
（写真１）路上で靴磨きをしているおばさん（広州市内）
中国の紳士靴は安くない
最近は中国で販売されている革靴（紳士靴）に注目している。中国で販売されている革靴はけっして安くなく、大衆向けの革靴で200元～300元（約4,000円～6,000円）がマーケット相場。もちろん、高所得層向けの紳士靴になると500元～2,000元（約１万円～４万円）くらいのブランド品も少なくない。
２．ひさしぶりの靴磨き
カルテルを組んでいるのか？料金は一律
日本人の外見は中国人と変わらないので、はじめから法外な料金をふっかけてくることも中国では少なくなってきている。三元里駅周辺の靴磨きは３元（約60円）で統一されていて、これ以上安くはならない。価格カルテル（価格協定）を結んでいるようだ。
（写真２）かなり専門的な靴磨き、皮磨きクリームなども用意されている
浙江省海寧市では４元
この広州の靴磨き３元はけっこう安いほうだ。皮製品（革製品）で有名な浙江省海寧市の駅前では４元（約80円）と広州市よりも高い。
（写真３）靴磨き時間はだいたい１足あたり５分くらい
かなりキレイになる
このアシックス商事のTexcy Luxe（テクシーリュクス）の牛革コンフォートビジネス（TU7759）も、靴磨きの後には新品のように革のツヤを取り戻した。紳士靴（革靴）とスポーツをミックスしたTexcy Luxeはオススメの割安な靴。経済的に余裕があれば、ワンランク上のRunWalk（アシックス）を手に入れたいが２万円以上もしてしまう。
（写真４）中国の路上の靴磨きのレベルも悪くない
このTexcy Luxeのビジネスシューズは、紳士靴とスポーツシューズの組合せのようなもので履き心地はバツグン。すでに２足目。残念なのはダークブラウンの商品は少なく、ブラックばかりの商品ラインナップ。販売元のアシックス商事には7,000円以下のスポーツ紳士靴という分野の商品ラインナップをもっと増やしてほしい。（了）