中国マクドナルド(麦当労)のコーヒー、「おかわり無料」だった!
中国のマクドナルドで販売されているコーヒーは「おかわり無料」。これまで5年以上も中国に滞在していて、日本人のあいだで一度も話題になることがなかった「おかわり自由」。これからはKFCよりもマクドナルドの利用が増えそうだ。
1.中国滞在6年目の真実
マクドナルドのコーヒーは「おわかり無料」
これまで中国に5年以上も滞在していて中国マクドナルドのコーヒー(鮮煮珈琲)が、じつは「おかわり自由」ということを知らなかった。たまたま朝早くにマクドナルド(中国語では麦当労)に行って朝マックセットを注文しているとレジの横の方に「続杯処(おかわりの場所)」を発見。
スタッフに朝だけの特別なサービスかどうか聞いてみると、「このコーヒーは朝10時半に片付けますが、いつでもスタッフに言ってもらえればコーヒーはおかわり無料ですよ」との回答。まったく知らなかった。
念のためマクドナルドのカスタマーセンターに確認
このコーヒーの「おかわり自由」は、上海市内だけでやっている特別なサービスかと思い、マクドナルド(中国)のカスタマーセンター(400-920-0205)に電話して確認。やはり中国全土でコーヒーは「おかわり自由」だった。念のため、ほかのドリンクについても聞いてみると、コーヒー以外のドリンクで「おかわり無料」のものはない。
インターネット上の掲示板には「マクドナルドのコーヒーはおかわり無料なのか?」という書き込みは多いものの、「無料だ」「無料でない」などいろいろな情報が飛んでいる。現時点(2015年1月現在)では、中国のマクドナルドのコーヒーは「おかわり無料」が正しい。ちなみに、マクドナルド店内や公式ホームページには「コーヒーおかわり無料」を説明する内容は掲載されていない。
2.不思議なコーヒーのサイズ
「おかわり無料」でもサイズで異なる価格
マクドナルドの「おかわり無料」のコーヒーにも、大きいサイズ(Large)と小さいサイズ(Small)で価格が異なる店舗もある。そもそも中国のマクドナルドは地域や場所によって同じ商品でも価格に違いが見られる。とくに、空港や列車の駅にあるマクドナルドは高めの価格設定がされている。
ある上海市内の店舗では大サイズのコーヒー(単品)は9.5元(約190円)、小さいサイズは8.0元(約160円)で1.5元の違いがある。別のある店舗では大きいサイズでも小さいサイズでも9.0元(約180円)だった。マクドナルドの店内でコーヒーを飲む場合は、とりあえず小さいサイズを注文しておいたほうが良いだろう。飲み足りなかったら「おかわり」すればよいので。
日本は「おかわり無料」廃止ずみ
日本のマクドナルドは、2009年5月からスタートしていたコーヒーの「おかわり無料」を2012年4月20日で廃止している。「おかわり無料」を廃止するかわりに、価格140円(Sサイズ)を100円に値下げしている。考えてみると、中国のマクドナルドのコーヒー(Sサイズ)は8.5元と日本円で約170円もしていて高い。
中国のケンタッキーは「おかわり無料」ではない
中国のケンターキー(KFC)に直接の確認をしていないが、インターネット上の情報によるとコーヒーは「おかわり無料」ではないようだ(KFCのカスタマーセンターは電話での問い合わせを受け付けていないのでメールで確認するも返信はない)。
ちなみに、中国ではマクドナルドもケンタッキー(KFC)のほうが圧倒的に店舗数は多い。公式ホームページなどの情報を見ると、1990年に深セン市(広東省)に1号店を出店したマクドナルドは中国全土で2,000店舗(2014年4月時点)と公表している。いっぽう、1987年に北京市に1号店を出店したケンタッキー(KFC)は2014年に4,600店舗と公表している。(了)