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中国の寒さに打ち勝つ、ネット通販で「湯たんぽ」購入!

中国の冬はかなり寒い。電気ストーブや電気オイルヒーターを利用してきたものの、睡眠時の寒さ対策としておススメなのは「湯たんぽ」。この「湯たんぽ」さえあれば、寝るときにエアコンの暖房を利用することもなく、電気代の節約になる。

1.上海の冬は寒い!

中国では部屋のなかも寒い!

広東省や海南省などの中国南部の地域を除いて、中国の冬はかなり寒い。上海の冬は、日本と同じくらい寒い。中国では朝や夜になると、パジャマ姿で外出している中国人は少なくない。中国人が着ている冬用のパジャマを見ると、日本で見たこともないような厚手のパジャマを着込んでいる。

なぜなら、上海では灯油ストーブを見かけず、電気ストーブや電気オイルヒーターでは十分な部屋の暖かさを確保できないからだ。エアコンの暖房はかなり電気代が発生するので、自宅で利用している人はそれほど多くない。布団に入って寝るときには、寒そうに凍えるように眠りにつく人も少なくないだろう。

(写真1)街中で見かける中国人のパジャマ姿、厚手すぎて丸くなってしまう

(写真1)街中で見かける中国人のパジャマ姿、厚手すぎて丸くなってしまう

2.中国では知らないていない?

中国で見かけない「湯たんぽ」?

この寒い中国の冬を乗りきるには、やはり「湯たんぽ」。じつは、これまで「湯たんぽ」を利用したことはなかったが、あまりの寒さで試してみることにした。結論を先に言うと、電気ストーブや電気オイルヒーターよりも睡眠時には活躍してくれる道具。この「湯たんぽ」は、中国語では「湯婆子(タンポーズ)」や「暖宝(ヌアンバオ)」と呼ばれている。

(写真2)ネット通販の1号店で購入した「湯たんぽ」、36元(約720円)

(写真2)ネット通販の1号店で購入した「湯たんぽ」、36元(約720円)

ネット通販の1号店(yhd.com)で発見!

この「湯たんぽ」は、ネット通販大手の1号店(yhd.com)で購入。価格は36元(約720円)。睡眠時には電気ストーブなどの暖房器具よりも、数倍は活躍してくれる。中国のネット通販では商品を見つけることができるものの、大型スーパーなどでは見かけたことはない。中国ではそれほど「湯たんぽ」は広がっていないのかもしれない。

(写真3)いろいろなサイズの「湯たんぽ」、やけどには注意が必要

(写真3)いろいろなサイズの「湯たんぽ」、やけどには注意が必要

ネット通販の1号店とは?
1号店は2008年7月にスタートしたネット通販サイト。中国最大の食料品ネットスーパーと言われている。創業者の于剛(ユ・ガン)は武漢大学、ペンシルベニア州立大学卒。1号店を創業する前にアマゾン、デル(DELL)に勤務。

そもそもは中国発祥だった「湯たんぽ」!?

中国ではそれほど見かけない「湯たんぽ」。しかし、中国の唐(西暦609年~907年)の時代にも存在していたと言われている。そもそも、この「湯たんぽ」という名前は、中国語の「湯婆(タンポー)」から来ている。

中国語で妻を表す「老婆(ラオポー)」より、妻のかわりに抱いて暖かさを取るものという意味で「湯婆(タンポー)」と名付けられた。中国から日本に入ってきたときには、その「湯婆(タンポー)」の前に日本語の「湯(ゆ)」の漢字が付け加えられて「湯たんぽ」となった。

日本に戻っても、冬の「湯たんぽ」利用は欠かせないだろう。使ってはじめて分かるのは暖かさの持続力。なぜか朝まで暖かい。中国の冬に苦労している人にオススメの暖房器具。(了)

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