中国の不動産紹介サイト、捜房網、58同城、赶集網！

中国人が賃貸物件を探すとき、不動産紹介サイトがよく使われています。現地に詳しくない日本人にとって、もっともおススメの利用方法は日本からこれらのサイトで希望する場所の家賃相場を調べる方法です。

１．中国のインターネット不動産紹介サイトとは？

中国にはインターネット上で不動産の売買や賃貸物件を紹介するウェブサイトがあります。有名なサイトとしては捜房網（Fang.com）、58同城（58.com）、赶集網、安居客などがあります。

これらのウェブサイトでは、おもに売買や賃貸の仲介をおこなっている仲介会社が物件紹介をおこなっています。ウェブサイトを訪れたユーザーは、これらのウェブサイトで紹介されている物件をみて仲介会社に問い合わせを行います。

実際にあるインターネット不動産紹介サイトを利用してみましたが、上手くいったケースといまいちなケースがありました。上手くいったケースでは実際に賃貸物件が見つかり、契約をすることができました。

一方、いまいちなケースとしては、これらの掲載されている物件が実際にはすでに賃貸されていて存在していませんでした。ウェブサイトに掲載されている賃貸仲介会社の担当者に連絡すると、「その物件はすでになくなってしまいました。同じような物件があるので紹介します。」という対応がよく見られます。

本当にその物件が借りられてしまったかもしれません。あるいは、ずっと掲載していて、ユーザーが連絡してくるのを待っていたのかもしれません。中国のインターネット上では「釣り物件に注意しましょう」と注意を呼びかけている記事を目にすることもありますので、利用時には注意が必要です。

日本から中国に赴任する場合、現地の家賃相場がどのくらいか理解している人はほとんどいないでしょう。駐在員として中国に派遣される場合は、会社が全額家賃を負担してくれることも少なくありません。

自分で家賃を全額負担したり、会社からは家賃補助の形式をとっている場合は、やはり現地の家賃は気になります。そのような場合、不動産紹介サイトで現地の賃料相場を調べておくことをおススメします。

実際にその不動産紹介サイトで賃貸物件を探すというよりも、現地についてスムースに賃貸マンションを探すために利用するという方法です。北京、上海、広州などの大都市でも、地区によって同じようなスペックのマンションでも賃料が２倍ちかく異なることもめずらしくありませんので！

捜房網は1999年に設立されたインターネット不動産紹介サイト。本部は北京にあり、従業員数7,568人（2013年12月31日時点）。2010年９月17日、ニューヨーク証券取引所に上場。

58同城は2005年に設立された総合情報サイト。本部は北京。58同城はインターネット不動産紹介だけでなく、転職、個人売買取引（C to C）、旅行など総合的な情報サイトです。

赶集網は2005年に設立された総合情報サイト。基本的に58同城と同じような総合情報サイトです。本部は北京。

安居客は2007年に設立されたインターネット不動産紹介サイト。捜房網とくらべると規模は小さい。従業員1,500人。スマートフォンのアプリで強みを出していて、モバイルでの不動産紹介サイトの市場シェアは70%と発表している。（了）