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Canon(キヤノン)IXYシリーズ、修理よりも購入がお得!?

日本ではデジカメにかかわらず修理費が高い。いっぽう、中国では正規店から町の家電修理屋さんまで低価格で対応してくれるところは少なくない。日本での修理費を考えると、いっそのこと新しいデジカメを購入したほうが安い場合もある。

1.デジカメのレンズカバーが開かない!

Canon(キヤノン)IXY620F、2回目の故障!?

1年半ほど利用してきたCanon(キヤノン)IXY620Fのレンズカバーが開かなくなってしまった。この症状は2回目。前回は上海の正規サービスセンター(上海市黄浦南昌路45号の城匯大厦2階)で部品交換なしで60元(約1,200円)の有料修理で回復した。修理してから約半年、毎日ズボンのポケットに入れっぱなしにしているためレンズ部分が傷みやすいのだろう。

(写真1)レンズカバーが開かなくなったCanonのIXY620F

(写真1)レンズカバーが開かなくなったCanonのIXY620F

2.保証期限が切れていても修理は可能!

キヤノンプラザ銀座、修理も可能!

今回はちょうど日本に一時帰国しているときにレンズカバーが開かなくなったので、日本国内ではじめての修理となりそうだ。東京の銀座にはキヤノンプラザ銀座(CANON PLAZA GINZA)という大きなショールームがあり、ここの2階にはキヤノンサービスセンターという修理を受け付けるところもある。

(写真2)キヤノンプラザ銀座、銀座中心部にあるCanonのショールーム

(写真2)キヤノンプラザ銀座、銀座中心部にあるCanonのショールーム

日本の正規店での修理はけっして安くない!

中国のCanon(キヤノン)の正規サービスセンターで修理したときは日本円換算で1,200円ほど。前回と同じ故障の症状なので1,000円~2,000円ほどで修理可能と考えていたところ、スタッフからは「レンズ全体を交換する必要があるので9,500円くらい必要」と説明があった。ヨドバシ梅田店で1万9千円で購入したデジカメの修理費に9,500円も出すことはできない。修理するか迷いながら、ひとまず修理を先送りするしかない。

(写真3)キヤノンプラザ銀座にあるサービスセンター(2階)

(写真3)キヤノンプラザ銀座にあるサービスセンター(2階)

3.新しいCanon(キヤノン)IXY630

修理するより新しいデジカメのほうがお得!?

価格比較サイトの「価格.com」でIXY620Fの販売価格を調べてみると、なんと1万2千円ほどで販売されている。修理費用9,500円を出すよりも、新しいデジカメを購入したほうがお得だ。もう少し調べてみると、IXY620Fよりも新しいIXY630がノジマオンラインで1万1800円で販売されていた(現在は販売終了)。

結局、新しいIXY630を購入することになった。ちなみに、故障していたIXY620Fは上海のCanon(キヤノン)の正規サービスセンターで無料で修理することができた。

(写真4)新しく購入したIXY630、現在は1万6千円前後で販売されている

(写真4)新しく購入したIXY630、現在は1万6千円前後で販売されている

すこしサイズが大きくなったIXY630!

これまで使用してきたIXY620Fと比較してみると、IXY630は少しだけサイズは大きい。この2つのコンパクトカメラの仕様をみると、IXY620F(299g)とIXY630(349g)の重量で、1割以上もIXY630のほうが重い。

(写真5)IXY620F(右)よりも少しだけサイズの大きいIXY630

(写真5)IXY620F(右)よりも少しだけサイズの大きいIXY630

保証書の対象範囲は日本国内のみ!

このIXY630で注意が必要なのは、保証書が適用される地域は日本国内のみという点。現在はデジタルカメラの国内に限定した製品保証が一般的のようだ。オリンパス(Olympus)は2004年4月からすべてのデジタルカメラの「国際保証」を推進してきたが、2014年9月に「国際保証」の方針を変更し、一部の製品のみ「国際保証」に対応している(2014年8月28日付「デジタルカメラ本体およびデジタルカメラ用アクセサリの国際保証終了に関するお知らせ」)。

(写真6)キヤノンのIXY630に附属している保証書、「日本国内のみ有効」

(写真6)キヤノンのIXY630に附属している保証書、「日本国内のみ有効」

中国で生活している人は、日本国内でデジタルカメラを修理するよりも中国で修理したほうがコストが低い可能性は高い。スマートフォンのカメラ機能も十分高いので、デジカメを持たずにカメラ機能の充実したスマートフォンを購入するのも一つの考え方かもしれない。(了)

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