便利な空港の自動化ゲート!成田、羽田、中部、関空で利用可能!
日本の国際線が就航している主な空港では現在、出入国審査場(イミグレーション)に自動化ゲートが設置されています。この自動化ゲートの利用登録を一度行うと、登録したパスポートの有効期限最終日の前日まで利用することが可能です。
1.利用者の少ない空港の自動化ゲート
主要な4つの空港で自動化ゲートの利用手続き可能!
成田国際空港で出入国審査場に設置されている自動化ゲートの利用登録カウンターを発見しました。ここで自動化ゲートの利用登録をしておくと、日本の成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港の出国と入国時に自動化ゲートを利用することができて、審査官による手続きよりも待ち時間が少なくてすみます。
この自動化ゲートの利用登録は無料です。2007年から日本人と日本に住んでいる外国人を対象にスタートした空港の自動化ゲートですが、現在のところ、出国・入国時ともに利用者はあまりいません。ほぼ並ぶことなく自動化ゲートを使うことができます。この出入国管理を行っている法務省入国管理局は、力を入れて自動化ゲートの普及を進めています。
自動化ゲートを利用するメリットは?
この自動化ゲートを利用するメリットはどのような点があるでしょうか?現時点では利用者が少ないため、通常の職員による出入国審査手続きとくらべると、まったく待ち時間なく入国・出国手続きを完了することができます。これから利用者が増えてくると、待ち時間も出てくるかもしれませんが、いまのところ利用者はそれほどいません。
もう一つは、パスポートに入国や出国のスタンプが押されない点です。海外への渡航が多い人はパスポートの利用可能なページが少なくなります。パスポートの利用可能なページ数が少なくなると、1回限りページの増刷をできますが、その増刷の手数料は2,500円です。
その増刷されたパスポートのページがなくなると、新たなパスポートを発行しなければなりません。新たなパスポートを発行すると、手数料16,000円が必要です。パスポートの増刷や新規発行の手間とコストを考えると、海外渡航が多い人はなるべくスタンプを少なくできたほうが良いでしょう。
それほど海外渡航が多くない人のなかには、パスポートにスタンプを押してほしいと考える人もいるでしょう。スタンプがほしい人は、空港の自動化ゲートを利用して、近くの窓口でスタンプを押してもらうことも可能です。
香港の自動化ゲート(eチャンネル)
ちなみに、香港にも自動化ゲート(eチャンネル)があります。香港や広東省に住んでいる人は、香港と中国本土を往復することでパスポートのページのスタンプがどんどん増えていることでしょう。もし香港国際空港を12ヶ月間に3回以上利用しているなら、日本人でも香港の自動化ゲート(eチャンネル)を登録して利用することは可能です。
2.成田空港の自動化ゲートの利用手続き
第1ターミナル、第2ターミナルともに手続き可能!
成田空港には第1ターミナル、第2ターミナルともに自動化ゲートの利用登録カウンターはあります。成田空港は他の空港にくらべて、たくさん自動化ゲートの利用登録カウンターが用意されています。成田空港では国際線の出国や入国のための制限されたエリアだけでなく、一般の空港利用者や国内線利用者でも手続きできる一般エリアにも登録カウンターは設置されています。
この自動化ゲートの利用登録を行うときは、パスポート(旅券)と自動化ゲート利用希望者登録申請書の2つだけで手続き可能です。年齢制限はありませんが、12歳未満の子どもは指紋が安定していないため、自動化ゲートを利用できない場合もあるようです。
この自動化ゲート登録の利用期限は、そのパスポートの有効期限内です。正確には有効期限最終日の前日まで利用可能です。この利用登録は各空港の利用登録カウンターによって営業時間が異なるので注意が必要です。それほど遅くまで営業していません。(了)