上海~東京間、割安料金が見つからないときはアシアナ航空も!
ここ最近、航空料金の変動がはげしい。とくに上海~東京間では1か月以上前に予約していると高くないものの、出発日の1週間くらい前に予約すると10万円以上することもめずらしくない。直前予約でもっともおススメなのはアシアナ航空だ。
1.上海~東京のフライト便
便数は多いものの直前予約は割高に!
上海~東京(成田空港、羽田空港)間の直行便は就航している航空会社や便数は多いものの、上海~大阪(関西空港)間にくらべて航空料金は高めになっている。日系航空会社の全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)はもちろん、中国系の中国東方航空や中国国際航空の直行便も、最近の訪日中国人旅行者の増加や日本円の通貨安により日系航空会社並みの航空料金になっている。
さらに、出発日が直前にせまったときは往復で10万円以上することも少なくない。そのようなときにおススメなのは、ソウル(韓国)を経由するアシアナ航空(Asiana Airlines)。もちろん時期にもよるが、4~6万円台で上海~東京間を移動することができる。
- アシアナ航空とは?
- アシアナ航空は、1988年に設立された韓国の大手財閥アシアナグループが運営する航空会社。マイレージサービスは全日本空輸(ANA)と同じスターアライアンス。航空会社コードの「OZ」はオズの魔法使いに由来している。
時間はかかるがコストは安い!
アシアナ航空は上海~ソウル間、ソウル~東京間ともにフライト数が多いのが特徴だ。経由便のためソウルで乗り継ぎ時間が発生するものの、フライト数が多いため待ち時間はそれほど長くならない。
アシアナ航空以外にもソウル経由では大韓航空(Korean Air)もあるものの、アシアナ航空はマイレージサービスがスターアライアンスでANAのマイルをためることができる。いっぽう、大韓航空はスカイチームというマイレージサービスのため、残念ながらANAやJALのマイルを積算することはできない。
2.アシアナ航空の機内
中国系の航空会社よりも充実した機内設備!
アシアナ航空の機内はANAやJALに劣らない充実した設備。日本人でも十分満足できるはずだ。上海~東京間を就航している中国系の航空会社はエコノミークラスには各座席にモニターが設置されていないことが多いが、アシアナ航空ではエコノミークラスでも設置されている機体は少なくない。
3.アシアナ航空の機内食は?
日系航空会社に劣らない機内食!
アシアナ航空は機内食のレベルも高い。日系航空会社の機内食と大きな違いはなく、中国系の航空会社とくらべると、そのレベルの差は明らかだ。中国系の航空会社は国際線であっても、短い路線の機内食はとても簡易的なものであることが多い。いっぽう、日系航空会社やアシアナ航空ではある程度の充実した機内食を提供している。
アシアナ航空のサービスレベルは高い!
ソウル~東京間になると日本人でも満足できるようなメニューになっている。上海~ソウル間、ソウル~東京間ともに機内にいるフライト時間は短いため、離陸してから飛行が安定すると、すぐに食事が提供される。
会社が出張旅費を負担してくれるときは日系や中国系の直行便を利用するとよいが、個人事業主や休暇旅行のときはソウル経由のアシアナ航空を検討してみてもよいだろう。とくに1週間以内に突然、中国と東京を往復するときには、直行便と経由便でコストは2倍くらい異なってくる。航空券比較サイトのスカイスキャナー(skyscanner)で検索すると、もっとも安い航空券としてアシアナ航空や大韓航空が出てくるはずだ。(了)