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常州市で日本料理屋なら新北区(漢江東路)、日本人向けのお店!

常州市の日本料理店はどの辺りに集まっているのか?常州市の新北区にある漢江東路周辺には10店舗あまりの日本料理店が集まっている。料理の味付けも日本人好みのモノだ。常州市に長期滞在する日本人はこの周辺に集まって生活している。

1.常州市の日本人街(新北区)

日本人が集まる常州市の新北区!

常州市(江蘇省)には日系企業がたくさん進出している。常州市に単身赴任で生活する日本人も少なくない。その多くの日本人は、常州駅と常州北駅のあいだにある新北区という地域にある漢江東路周辺に住んでいる。

以前は、常州市中心部の天寧区にあるホテルで長期滞在する日本人が少なくなかった。その日本人たちも少しずつ新北区に移り、いまでは新北区が日本人コミュニティの中心地域になっている。この漢江東路(新北区)には、日本人滞在者をメイン顧客にした日本料理店や日式クラブ(カラオケ)が集まっている。

(写真1)常州の日本人コミュニティとなっている漢江東路(新北区)

(写真1)常州の日本人コミュニティとなっている漢江東路(新北区)

江蘇省の常州市
常州市は、上海市から高速鉄道で約1時間のところにある江蘇省の都市。常州市の総人口は470万人(2014年末)。多くの日系企業が進出し、日本料理店も多い。市内中心部には常州を代表する観光名所の天寧寺がある。

2.常州市(新北区)の日本料理店

日本料理店が10店舗以上が集まる漢江東路(新北区)

この漢江東路(新北区)には、10店舗以上の日本料理店が軒をつらねている。日本料理店の道路の反対側には高層マンションが立ち並び、日本人の多くはそこで生活している。常州市への日系企業の進出にともない、日本人をターゲットにした日本料理店が増えてきたという構図だ。

(写真2)たくさんの日本料理店が集まる漢江東路、日本人の生活のよりどころ

(写真2)たくさんの日本料理店が集まる漢江東路、日本人の生活のよりどころ

日本人向けの日式クラブ(カラオケ)も!

日本人が増えてくると、日本料理店だけでなく、単身赴任者が気晴らしできる日式クラブ(カラオケ)も集まってくる。日本料理店で晩ご飯を食べて、そのまま隣の日式クラブに移動するという流れになる。日本料理店で働いていた女性スタッフが、いつのまにか日式クラブのホステスに変身しているということも時々発生する。

日本料理店で食事をしていると、ちょうど食事が終わるタイミングで日式クラブのホステスから来店のお誘いの電話がかかってきた、ということはないだろうか。地方都市の日本料理店、日式クラブはほとんど知りあい同士なので、このような奇妙な「偶然」が発生してしまう。また、日本からの出張者のなかには、食事のあとに日式クラブへの2次会を期待する人も少なくないかもしれない。

(写真3)常州市の日式クラブ「クラブM」、日本人はカラオケ好き

(写真3)常州市の日式クラブ「クラブM」、日本人はカラオケ好き

3.常州市の日本料理店の実力は?

ラーメンだけでない日本料理屋「一番ラーメン」

この漢江東路にはたくさんの日本料理店があり、どの店で昼食をとるか迷ってしまう。結局、たくさんお客さんが入っていた「一番ラーメン」で昼食を取ることに。中国の地方都市にある日本料理、日式クラブが集まっている日本人街は、どこも同じ雰囲気だ。毎日通っても、お店にも料理にも不思議と飽きることはない。

(写真4)常州市の「一番ラーメン」、ラーメンだけではない(江蘇省・常州市)

(写真4)常州市の「一番ラーメン」、ラーメンだけではない(江蘇省・常州市)

お手頃な日本料理の値段、地方都市は割安な傾向!

中国の地方都市にある日本料理店は大都市よりも割安だ。大都市の繁華街にある日本料理店よりも、およそ3割~5割くらい安い価格設定。「一番ラーメン」のハンバーグ定食はたった40元(約800円)。ここ数年、レストランで食べる中華料理の価格高騰がはげしいため、以前は割高に感じていた日本料理をそれほど高いと感じなくなってきた。

これまで住んだことがある数か所の地方都市では、経営難で潰れた日本人向けの日本料理店をあまり見ない。もちろん、まったくお客さんが入っていないようなお店や、経営者がバクチで巨額の借金を背負って夜逃げをしたというケースはあるが、普通の経営をしている日本料理屋は粘り強い。日本料理店は飲食店のなかでも利益率が高いのだろう。

(写真5)「一番ラーメン」のメニュー表、ハンバーグ定食40元(約800円)

(写真5)「一番ラーメン」のメニュー表、ハンバーグ定食40元(約800円)

日本人向けの日本料理なら味は問題ない!

「一番ラーメン」のハンバーグ定食は、40元(約800円)とは思えないほどのボリュームだ。味も悪くない。中国の地方都市で日本人が比較的多いところには、味付けができる日本料理店が集まっている。そのため、食事のコストパフォーマンスだけを考えると、中国の地方都市の生活も悪くない。食事もふくめて、上海、広州、深センなどの大都市よりも生活コストを抑えることができる。

いっぽう、大都市であっても南京市(江蘇省)、成都市(四川省)などでは日本人の滞在者がそれほど多くないため、食事の面で不便が少なくない。日本人向けの日本料理店が少ないからだ。それらの大都市で生活する日本人は生活面でのストレスは少なくないはずだ。

(写真6)「一番ラーメン」のハンバーグ定食(江蘇省・常州市)

(写真6)「一番ラーメン」のハンバーグ定食(江蘇省・常州市)

常州市に出張で訪れたら、食事のときは漢江東路(新北区)を目指すとよいだろう。たくさんの日本料理店や日式クラブが集まっている。常州市内の中心である天寧区にもいくつか日本料理店があるものの、漢江東路(新北区)ほど選択肢は多くない。(了)

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