成田や関空の入出国時に利用できる「自動化ゲート」
3月16日、関西国際空港で、昨年12月ごろに知った「自動化ゲート」を利用してみた。
1.空港の「自動化ゲート」とは?
「自動化ゲート」とは、成田空港、羽田空港、中部空港、関西空港の出入国審査場(海外では「イミグレーション」と呼ばれている)に設置されている機械。その機械をつかって、機械のみで入国手続きと出国手続きができるようになった。関西空港で利用者の数をみていると、今のところ利用している人は多くないようだ。
2.「自動化ゲート」実際に登録してみた
実際に関西空港で「自動化ゲート」の利用登録をしてみた。国際線の出発ロビー(4階)に「自動化ゲート登録カウンター」という利用登録する場所がある。利用登録申請書(A4一枚)を記入して、職員の人の指示に従いながら指紋登録をする。所要時間は10分程度だ。
3.「自動化ゲート」実際に利用してみた
結論を先にいうと、「自動化ゲート」は使いにくい。使い方として、(1)パスポートの顔写真ページの読み込み(2)指紋認証、の2つの手続きをおこなう。
列にならんで順番を待っていると、1回目の読み込みで成功している人はいないようだ。指紋認証も同じ状況。自分の番になって手続きを進めてみると、案の定、パスポートの読み込み、指紋認証ともに失敗。3回か4回くり返して、ようやく成功。
入国と出国ともに「自動化ゲート」は現在(2014年3月16日時点)、関西空港の入出国審査場にそれぞれ1台しか設置されていない。今のところ「自動化ゲート」の利用者は少ない。そのため、なんとか通常の審査官による手作業よりも早く手続ができる。
1つだけ「自動化ゲート」を利用する大きなメリットを言うと、入国と出国ともにパスポートにスタンプが付かないこと。海外を行き来することが多く、パスポートの空白ページに余裕がない人にとっては活用するメリットがある。(了)