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大阪産業創造館「先駆者に聞く!中国ビジネスの今」(セミナー)に参加

2014年2月3日、大阪産業創造館で開催された「先駆者に聞く!中国ビジネスの今」(セミナー)に参加した。広州市正銘ビジネスコンサルティング有限公司の佐伯裕子氏(同社副総経理)が中国の華東地域(上海や蘇州など)と華南地域(広州や深センなど)の2つの地域のビジネス環境を分かりやすく解説。

(写真1)セミナーのようす(大阪市内)セミナー

(写真1)セミナーのようす(大阪市内)

第2部の可宝得環保技術(深セン)有限公司の熨斗 (のし)麻起子氏(同社総経理)の講演は、この後の予定の都合により聞けなかったのは残念だ。

1.中国関連のセミナーは大人気?

このセミナーに参加して驚いたのは参加者の人数だ。このセミナーは、中国への販路開拓に興味を持っている中小企業(製造業)を対象としており、70人の定員が満席になるほど活況だった。(1)中国内での反日デモ発生のリスク(2)高まる労働コストなどにより、日本企業は中国からASEANに投資がシフトしていると言われているが、製造・販売拠点や輸出先として興味を持っている日本企業は依然として多いようだ。

日本から中国への対外直接投資(2013年1月~11月累計、出所:財務省)は、国別で第3位の8.2千億円と依然として大きい。なお、第1位は日本からアメリカへの3兆9千億円(同期間)、第2位はイギリスへの9.7千億円(同期間)となっている(補足:アメリカへの直接投資の中には、ソフトバンクのアメリカ携帯大手スプリント・ネクステルへの約1兆8千億円の買収が含まれている)。

対外直接投資とは?
対外直接投資とは、日本国内にある企業が(1)海外に法人企業(事業所や工場など)を設立すること(2)海外の会社に出資すること(いわゆるM&Aと呼ばれる企業買収・出資など)。

2.中国に居住している日本人数

セミナーの中で中国に住む日本人が多いという話があって確認したところ、2012年10月時点で中国に住む日本人は15万人もいる。大規模な反日デモ(2012年9月)の影響が反映される2013年10月(未公表)の日本人数を見る必要があるものの、これまで日本人の数は増加傾向が続いてきた。(了)

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