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関空利用ならKIX-ITMカード!ANA、JALマイルも貯まる!

関西空港または伊丹空港をよく利用している人はKIX-ITMカードというメンバーズカードを取得しておいたほうがいいだろう。関西空港にあるインターネットカフェの利用料が半額になるだけでなく、ANAやJALのマイレージも取得可能だ。

1.発行、年会費無料のKIX-ITMカードとは?

関空利用者は持っていて損はない!

つい先日まで知らなかった関西国際空港と大阪国際空港(伊丹空港)のメンバーズカードであるKIX-ITMカード。関空と伊丹空港は空港を積極的に利用してもらおうと、KIX-ITMカードを持っていると空港内施設の割引や空港利用でANAやJALのマイレージをためることができるメンバーズカードを発行している。

このKIX-ITMカードは発行手数料、年会費ともに無料。インターネット上の公式サイトで発行申請をしておき、申請してから90日以内に関空か伊丹空港で受け取ることができる。郵送は行っていない。

(写真1)KIX-ITMカード、関西の地図がカード上にデザインされている

(写真1)KIX-ITMカード、関西の地図がカード上にデザインされている

空港内ラウンジの利用料金が半額(50%オフ)!

このKIX-ITMカードを持っていると、関西空港(第1ターミナル)にあるインターネットカフェのKIXエアポートラウンジの利用料金が50%オフ(半額)になる。関西空港に隣接するエアロプラザ2階にあるリフレッシュスクエアというラウンジエリア(休憩スペース)の利用料金も50%オフ。

どちらの空港内ラウンジでもソフトドリンクは飲み放題で、ソファーシートが設置されているブース席であれば仮眠を取ることも可能だ。ここで早朝便を待つ人も少なくない。

(写真2)関西空港(T1)にあるインターネットカフェのKIXエアポートラウンジ

(写真2)関西空港(T1)にあるインターネットカフェのKIXエアポートラウンジ

関西空港に深夜便で到着したときや、国内線の乗り継ぎで半日ほど空港に滞在しなければならないときに利用するとよい。アジアに近い関西空港には最近、割安運賃を売りモノにしている格安航空会社(LCC)もたくさん乗り入れている。

海外から関西空港を経由して国内線の格安航空会社(LCC)のジェットスター航空やピーチ航空に乗り継いで、航空運賃の合計額を抑えながら国内各地に移動するという選択肢も出てきている。海外から直行便で東京(成田空港や羽田空港)に行くよりも関空を経由して国内便を乗り継いだほうが片道で1万円~2万円も航空料金の合計額が安くなることもある。

関空を利用するとANAやJALのマイレージがたまる!

このKIX-ITMカードでANAまたはJALのマイレージをためることができる。関西空港や伊丹空港の国内線を利用する場合は、フライトポイントと呼ばれるポイントが10ポイント積算される。出発時に10ポイント、到着時に10ポイントで往復すると20ポイントになる。国際線の場合は出発時に到着時のポイントも含めて20ポイント積算される仕組み。

このフライトポイントは40ポイント毎にANAまたはJALの100マイルと交換することができる。関西空港で国内線を利用すると、予想以上に多くの人がフライトポイントの加算手続きを行っていた。

(写真3)国内線の出発ゲート近くの「フライトポイント専用端末機」(関西空港内)

(写真3)国内線の出発ゲート近くの「フライトポイント専用端末機」(関西空港内)

2.KIX-ITMカードの取得方法

インターネット事前申込みまたは専用端末で申請

このKIX-ITMカードは、インターネットの公式サイトで事前に発行申込みすることができる。事前申請してから90日以内に、関西空港か伊丹空港で受け取らなければならない。関西空港を利用する場合、インターネットで事前申込みをせず、KIX-ITMカードカウンター(第1ターミナルビル2階)のとなりにある専用端末で当日申請することも可能だ。

関空の第1ターミナルで受け取る(営業時間7:00~23:00)

インターネット上の公式サイトでKIX-ITMカードの事前申込みをしている場合、関西空港の第1ターミナルまたは第2ターミナルのどちらでも受け取ることができる。ここで注意が必要なのは、第1ターミナルで受け取ることができるのは朝7:00~夜23:00の間のみ。夜遅いフライトで23時以降に関西空港に到着する場合は、第2ターミナルの受付センター(24時間営業)まで行く必要がある。

関空のKIX-ITMカード

3.深夜の移動は大変、第2ターミナルでの受領

第2ターミナルの案内センターで受け取る(24時間営業)

ほとんどの人は関西空港に第2ターミナルがあることを知らないだろう。関西空港の第2ターミナルは、2012年10月28日にオープンになった格安航空会社(LCC)専用のターミナルビル。これまで関西空港を利用したことのある人の多くは第1ターミナルのみ利用しており、第2ターミナルの存在はあまり知られていない。国内線ではピーチ航空が第2ターミナルを利用している。

第2ターミナルで深夜にKIX-ITMカードを受け取るためには、いくつか注意すべき点がある。まず第2ターミナルには歩いて行くことができない。第1ターミナルと第2ターミナルを走っている無料のシャトルバスに乗車する必要がある。第1ターミナルにあるシャトルバスのバス停を見つけるのには時間がかかるだろう。関空の第1ターミナルの前にあるエアロプラザ側にバス停がある。

(写真4)エアロプラザ側にある第2ターミナル行きのバス停(関西空港)

(写真4)エアロプラザ側にある第2ターミナル行きのバス停(関西空港)

深夜0時以降、T2行きの無料バスは1時間に1本のみ

もうひとつ注意が必要なのは、深夜0時~朝5時までは1時間に一本しかシャトルバスは運行していない。深夜0時のバスが発車すると、つぎの深夜1時の便まで待たなければならない。第1ターミナルから第2ターミナルまでシャトルバスでだいたい7分程度。

(写真5)深夜0時~朝5時までは1時間に1本しか無料バスはない(関西空港)

(写真5)深夜0時~朝5時までは1時間に1本しか無料バスはない(関西空港)

T2到着してから3分以内にバスに戻らなければならない!

もうひとつ注意が必要なのは、第2ターミナルにはKIX-ITMカードを発行してくれる案内センターを除くと、セブン-イレブンくらいしか深夜に営業している店舗や施設はない。第1ターミナル行きのシャトルバス(戻り便)も深夜0時~朝5時のあいだは1時間に1本のみ。

シャトルバスは第2ターミナルに3分ほど停留してから、すぐに第1ターミナルに戻っていく。この戻り便に乗り遅れると、第2ターミナルで少なくても1時間ほど次のシャトルバスを待たなければならない。

(写真6)深夜便でKIX-ITMカードを受け取りに来る人は多い

(写真6)深夜便でKIX-ITMカードを受け取りに来る人は多い

第2ターミナルに到着してからシャトルバスが出発するまで3分程度。この3分間にKIX-ITMカードを発行できるのは3人くらい。4人目になった人はシャトルバスの戻り便に間に合わず、1時間後のバスを待つことになるか、この日は第2バスターミナルで夜を明かすことになる。KIX-ITMカードの発行には本人確認書類(運転免許証、健康保険被保険証、パスポートなど)が必要になる。(了)

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