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上海リニアモーター発着駅に隣接、利便性の高いビジネスホテル!

中国では駅などに自動ロッカーが設置されていない。中国で荷物の保管場所に困ったときは、宿泊したホテルに預かってもらうのが最も現実的な選択だ。イベントが行われる上海新国際博覧中心ではリニアの発着駅前の漢庭酒店が最も便利だ。

1.上海浦東空港からリニアモーターで8分

上海新国際博覧中心に近い、便利なビジネスホテル!

上海新国際博覧中心で開催された中国最大級のゲーム見本市のChinaJoy(チャイナジョイ)。見学してあと、そのまま上海浦東空港から飛行機に乗って移動しなければならない予定になっている。大きな荷物があるため、上海浦東空港へのアクセスが便利なビジネスホテルを探したところ、上海新国際博覧中心周辺では華住酒店集団(グループ)が展開している漢庭酒店(上海竜陽路店)を発見。

おそらく、上海新国際博覧中心を利用する人にとって、この漢庭酒店(上海竜陽路店)はもっとも便利なホテルのひとつだろう。漢庭酒店(上海竜陽路店)は地下鉄の竜陽路駅(16号、7号、2号)から徒歩1分の距離にあり、上海リニアモーターカーの発着駅である「磁浮竜陽路駅」へも徒歩1分以内の好立地に位置している。

(写真1)地下鉄「竜陽路駅」のすぐ目の前にある漢庭酒店(上海竜陽路店)

(写真1)地下鉄「竜陽路駅」のすぐ目の前にある漢庭酒店(上海竜陽路店)

華住酒店集団(グループ)とは?
華住酒店集団(グループ)は、割安ホテルチェーンの漢庭酒店を中心に中国全土にホテル展開している企業。2005年設立。ホテルブランド毎に価格帯が分かれており、海友酒店は90元~150元(約1,800円~3,000円)、漢庭酒店は150元~250元(約3,000円~5,000円)、全季酒店は250元~400元(約5,000円~8,000円)となっている。

スーツケースを置いて見本市を見学できるホテル!

上海新国際博覧中心への見本市に行くとき、問題になるのはスーツケースなどの大きな荷物。見本市を見て、そのまま空港から移動する場合、どこかで大きな荷物を置いておかなければならない。やはり、自動ロッカーがほとんどない中国では、ホテルで大きな荷物を預かってもらうのが現実的な選択だ。

この漢庭酒店(上海竜陽路店)であれば、上海新国際博覧中心までタクシーで3分ほどの距離、上海リニアモーターカーの乗車駅までも徒歩1分以内と好立地の場所に位置している。中国では日本と異なり、駅前などに自動ロッカーが設置されていないので大きな荷物があるときには困ってしまうことも少なくない。

(写真2)漢庭酒店(上海竜陽路店)のフロント、チェックインする宿泊客たち

(写真2)漢庭酒店(上海竜陽路店)のフロント、チェックインする宿泊客たち

上海リニアモーターカー
上海リニアモーターカーは、上海トランスピッドや上海マグレブとも呼ばれる磁気浮上式鉄道。ドイツ企業の技術が導入されている。2003年1月4日に正式に商業運転スタート。最高時速は430km。磁浮竜陽路駅から磁浮機場駅までの約30kmを8分間で走行する。片道50元(約1,000円)。

2.漢庭酒店(上海竜陽路店)の部屋のようす

普通の漢庭酒店と変わらない、見本市で価格変動!

この漢庭酒店(上海竜陽路店)は、上海のほかの漢庭酒店にくらべて1.5倍~2倍近い宿泊料金になっている。だいたい1泊あたり380元~450元(約7,600円~9000円)。上海新国際博覧中心の周辺にはビジネスホテルが少なく、上海リニアモーターカーの発着駅である「磁浮竜陽路駅」の徒歩圏内には漢庭酒店(上海竜陽路店)しか格安ホテルがないからだ。

(写真3)漢庭酒店(上海竜陽路店)シングルルーム、1泊400元(約8,000円)

(写真3)漢庭酒店(上海竜陽路店)シングルルーム、1泊400元(約8,000円)

とくに上海新国際博覧中心で大型イベントが開催されるときには、1泊400元(約8,000円)以上の部屋がすぐに予約で埋まってしまう。ほかの漢庭酒店にくらべて高めの宿泊料金であるものの、立地の優位性により高めの価格設定になっている。室内の設備はほかの漢庭酒店と大きな違いはなく、むしろ少しせまい客室になっている。

部屋のクオリティに期待してはいけない!

トイレやシャワー室をみると、こちらも窮屈な空間になっている。上海市内のほかの立地にある同等レベルの漢庭酒店であれば、1泊250元~280元(約5,000円~5,600円)くらいだろう。空港まで走行している上海リニアモーターカーの利用者はそれほど多くなく、追随してこの周辺にホテルを建設する大手ビジネスホテルはいまのところ現れていない。競合するホテルが現れないため、漢庭酒店(上海竜陽路店)の割高な宿泊料金は当面続きそうだ。

(写真4)漢庭酒店(上海竜陽路店)のトイレとシャワー室のようす

(写真4)漢庭酒店(上海竜陽路店)のトイレとシャワー室のようす

ホテルと永和大王が朝食で提携!

中国の低価格ビジネスホテルではめずらしく、漢庭酒店ではゴールドメンバー(金会員)以上には無料の朝食が提供される。しかし、漢庭酒店(上海竜陽路店)には食堂が用意されていない。漢庭酒店(上海竜陽路店)ではホテルから徒歩2分のところにある中国系ファーストフード店「永和大王」と提携しており、ここで無料の朝食をとることができる。ホテルのフロントで朝食クーポン券をもらい忘れないように。

(写真5)中国系ファーストフード店「永和大王」

(写真5)中国系ファーストフード店「永和大王」

4種類のメニューから朝食セットを選択する!

この中国系ファーストフード店「永和大王」では、おかゆやヌードル(麺類)が提供されている。漢庭酒店の宿泊客専用に朝食メニューが4つ用意されている。今回はヌードルセットを選択した。

(写真6)中国の朝食の定番である油条(細長い揚げパン)とヌードル(麺)

(写真6)中国の朝食の定番である油条(細長い揚げパン)とヌードル(麺)

3.竜陽路駅の周辺

地下鉄16号、7号、2号線が走っている竜陽路駅

この地下鉄「竜陽路駅」の周辺は大都会の市内中心部とは違った雰囲気がただよっている。地下鉄の乗り換え駅としての交通の要(かなめ)にもなっていて、人通りは多いものの商業施設はそれほど多くない。地下鉄「竜陽路駅」に直結している竜陽広場が唯一の商業ビル。

(写真7)地下鉄「竜陽路駅」に直結している竜陽広場が唯一の商業ビル

(写真7)地下鉄「竜陽路駅」に直結している竜陽広場が唯一の商業ビル

上海周辺の蘇州や杭州、常熟、南通などから上海浦東空港を利用する人は、早朝フライトの前泊として漢庭酒店(上海竜陽路店)を利用すると便利かもしれない。宿泊した人であれば、チェックアウト後もその当日は大きな荷物を預かってくれる。(了)

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