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上海市松江区の城市便捷酒店、イチオシのチェーンホテル!

上海の松江区で宿泊したのは格安チェーンホテルの城市便捷酒店。宿泊料は159元(約3,200円)。すでに広東省の深セン市と広州市で利用している。いままで泊まった中国のホテルで最高のコストパフォーマンスのホテルではないだろうか。

1.コストパフォーマンスが高いホテル

これから伸びそうな格安チェーンホテル「城市便捷酒店」

上海市郊外にある松江区。その松江区の日本料理街となっている普照路(プージャオルー)にあるのは格安チェーンホテルの城市便捷酒店(CCINN)。この城市便捷酒店は1泊あたり200元(約4,000円)未満の宿泊料であるものの、ビックリするくらいの客室レベルの質とサービスの高さになっている。

上海市松江区とは?
上海市の松江区とは、上海市のなかにある16区1県のうちの1つ。2013年末の総人口は173万人、そのうちの戸籍人口は59万人。半分以上の住民は外地から移ってきたか、一時的に松江区に滞在している人。上海市中心(静安寺)から松江新城まで地下鉄9号線で約1時間かかる。
(写真1)城市便捷酒店の外観(松江区)、受付フロントは1階にある

(写真1)城市便捷酒店の外観(松江区)、受付フロントは1階にある

この松江区にある城市便捷酒店(CCINN)のシングルルームに宿泊したところ、1泊たった159元(約3,200円)。宿泊料がここまで安いとかなり低グレードのホテルの客室かと心配したが、まったく予想に反して部屋のレベルは高かった。

上海市中心部であれば400元(約8,000円)から500元(約1万円)くらいしてもおかしくない。もちろん、このように評判が高いホテルでも中国では宿泊を決めるまえに部屋を確認することをおススメする。宿泊を前提にした部屋の確認を嫌がる中国のホテルはあまりない。

清潔な部屋と新しい付帯設備

このゆったりとしたシングルルーム(ワンベッドルーム)が1泊あたり159元(約3,200円)。どう考えても安い。布団や枕から変なニオイがすることもない。

(写真2)セミダブルではなくダブルベッドサイズ、ゆったりした部屋

(写真2)セミダブルではなくダブルベッドサイズ、ゆったりした部屋

会員になると割引と朝食付きも!

この城市便捷酒店(CCINN)は大きく3つの会員カードが用意されている。ひとつはインターネット会員(無料)、もうひとつは銀カード(入会費:38元)、そして金カード(入会費:198元)。インターネット会員と銀カード(シルバーカード)の宿泊料金は同額であるものの、銀カード(シルバーカード)に入会すると朝食が無料でついてくる。

金カード(ゴールドカード)の入会費は198元(約4,000円)とけっこう高いものの、宿泊料金が1泊あたりインターネット会員または銀カード(シルバーカード)よりも10元(約200円)安くなる。

さらに、金カード(ゴールドカード)を持っていると1日1つ牛乳が提供される(なぜ牛乳を配っているのかは不明)。チェックアウト時間もインターネット会員(12時まで)、銀カード(14時まで)、金カード(15時まで)と違いがある。

(写真3)テレビは液晶テレビ、ひとつだけ不満は冷蔵庫がないこと

(写真3)テレビは液晶テレビ、ひとつだけ不満は冷蔵庫がないこと

ちなみに、入会費38元(約760円)の銀カードを購入し、すでに上海、深セン、広州の城市便捷酒店(CCINN)に合計で8泊ほどしている。たった38元でずっと朝食付きになるのはうれしい。とくに、深セン市と広州市には店舗数も多いので活用しやすい。

2.この価格でこんなにサービスいいの?

ホテル備え付けのグッズも充実!

バスタオルや歯ブラシなどの備え付けグッズも充実している。なによりもバスタオルやベッドシーツなどは清潔だ。この城市便捷酒店(CCINN)は細かいところにこだわっていて、シャワーからは勢いよく温かいお湯が出る。

日本では当然のようなことであるが、中国の格安ホテルではシャワーが期待ハズレなことは少なくない。急に熱くなったり、冷たくなったりするようなシャワーであると、冬にシャワーを浴びるのはきびしい。

(写真4)洗面所も清潔、シャワーのヘッド部分は大きくて水圧も適切

(写真4)洗面所も清潔、シャワーのヘッド部分は大きくて水圧も適切

ライバル企業には負けないホテルの質

この城市便捷酒店(CCINN)はチェーン展開を行っている。城市便捷酒店(CCINN)のホームページ上で加盟に関する条件(資金面など)でかなり高い要求をしている。いっぽうで、宿泊料金は200元以下が中心。

ターゲットとするライバル企業としては7天連鎖酒店(7daysinn)、如家快捷酒店、漢庭酒店、錦江之星あたりだろう。実際に城市便捷酒店(CCINN)に泊まってみると、同じ場所に格安ホテルがならんでいたら間違いなく城市便捷酒店を選択してしまう。それほど城市便捷酒店の宿泊設備やサービスの質が高い。

(写真5)内廊下も明るい、あやしい雰囲気はまったくない

(写真5)内廊下も明るい、あやしい雰囲気はまったくない

この城市便捷酒店がこれからも発展できるかどうかは、どこまで客室稼働率を高めることができるかだろう。宿泊料はそれほど高くないため、できる限り高い客室稼働率が維持できることを前提にしているのだろう。日本人でも満足できる中国の格安ホテルで、いまのところイチオシのホテルだ。(了)

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