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東莞市(万江区)の華南MALL、遊園地もそなえた巨大複合施設!

広東省の広州市と深セン市にあいだに位置する東莞市(とうがんし)。東莞市万江区には華南MALLとよばれる超巨大な複合施設がある。ショッピングセンターだけでなく、屋内もふくめた遊園地を備えている。東莞市を代表するレジャー施設だ。

1.東莞市の華南MALL

百貨店だけではない、家族で楽しめる複合施設!

東莞市万江区にある華南MALL(モール)という巨大複合施設。ショッピングセンターだけでなく、遊園地、子どもの職業体験施設の麦魯小城(Myrules World)、ゲームセンターなど集まった東莞市を代表する複合施設だ。2005年にオープンした華南MALLは、2013年に大規模リニューアルが行われた。ほかのショッピングモールと異なり、子ども連れを主にターゲットとした中国では珍しい複合施設だ。

(写真1)東莞市万江区でひと際目立つ存在の華南MALL(広東省・東莞市)

(写真1)東莞市万江区でひと際目立つ存在の華南MALL(広東省・東莞市)

広東省の東莞市
東莞市は、広東省にある地方都市。広州市と深セン市のあいだに位置する。日本人のあいだで東莞(とうがん)や中国語読みのドンガン(Gongguan)と呼ばれている。2013年末の総人口は831万人。東莞市は自動車、電子部品などの製造業が多く、日系企業も多く進出している。中国のなかでも出稼ぎ労働にくる若者が多いことで有名。

2.華南MALLのなかの様子

ショッピングエリアも充実、天和百貨!

大通りから眼にはいる華南MALLの天和百貨。この天和百貨は東莞市の地場企業が運営している。天和百貨のなかには中国メーカーの衣類、靴などのブランドショップが出店している。店内は中国らしい百貨店の雰囲気になっている。

10数年前の中国の百貨店とは異なり、中国の地場系の百貨店であっても、オープン(開店)時に入店すると各テナントショップの店員たちは店頭で一斉に両手をあわせて挨拶する。中国の数多くの企業では、サービスをうけた顧客自身による接客対応評価をさせる制度を取り入れ、銀行、出入国審査場など多くの場所でサービス評価が行われるようになった。

(写真2)華南MALLにある天和百貨、地元企業が経営している(広東省・東莞市)

(写真2)華南MALLにある天和百貨、地元企業が経営している(広東省・東莞市)

小中学生の課外活動エリア、たくさんの子どもでにぎわう!

華南MALLは小学生、中学生たちの課外活動(遠足)スポットに最適のようだ。週末になると、学校の先生たちに引率された小学生や中学生たちが愉しそうに歓笑天地(Amazing world)と呼ばれる遊園地で歓喜の声をあげている。

ただ、遊園地の遊具利用はけっして無料ではない。遊具により値段は異なるが、1回あたり15元~35元(約300円~700円)とお手軽な利用料金ではない。

(写真3)華南MALLの歓笑天地(Amazing world)、子どもたちでにぎわう

(写真3)華南MALLの歓笑天地(Amazing world)、子どもたちでにぎわう

充実した室内遊園地!子どもに大人気

歓笑天地(Amazing world)は野外だけではない。屋内にもたくさんの遊具が設置されている。屋内を走るジェットコースターまで用意されていて、かなり本格的な遊園地になっている。たしかに雨が降ると遊園地の来場者数は落ちてしまうので、天気が悪いときには屋内施設は来場者に喜ばれるはずだ。

(写真4)歓笑天地(Amazing world)の屋内遊具(広東省・東莞市)

(写真4)歓笑天地(Amazing world)の屋内遊具(広東省・東莞市)

お化け屋敷(鬼屋)も!

ときどき中国の繁華街でも見かけるお化け屋敷(中国語では鬼屋)。一度入ってみたいと思いつつ、一回あたり50元(約1,000円)の料金に躊躇(ちゅうちょ)してしまう。どこまで本格的なお化け屋敷なのだろうか?

(写真5)中国のお化け屋敷は鬼屋という(広東省・東莞市)

(写真5)中国のお化け屋敷は鬼屋という(広東省・東莞市)

東莞市は携帯、自動車関連の部品を製造している企業が多く、日系企業も数多く進出している。東莞市中心部で生活する日本人も少なくない。気分転換に万江区の巨大な複合施設を見学してもよいかもしれない。華南MALLは日本にはない中国独特の複合施設、見てみる価値はあるはずだ。(了)

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