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上海市金山区にある日本料理屋「喜楽」、日本人向けのお味!

上海市の郊外にある金山区を訪れたことのある日本人はそれほど多くないかもしれない。この金山区に長期滞在する日本人はあまり多くなく、市中心部にくらべると日本人向けの日本料理店は少ない。そんな金山区で日本料理店「喜楽」を発見。

1.上海市金山区の日本料理屋

金山区には日本料理店が少ない、中心部で見つけた「喜楽」!

上海南駅から金山鉄路という専用列車で約30分のところに位置する上海市金山区。この金山区に賃貸マンションを借りて長期滞在する日本人はあまりいないため、市内中心部の長寧区や静安区、徐匯区にくらべると日本料理店がなかなか見当たらない状況だ。

そのような金山区で発見したのは日本料理店「喜楽(きらく)」。板橋路と蒙山路が交差するところにある、こじんまりした日本料理店。店内に入ると、日本人男性2名(50歳前後)がのんびりと食事をしている最中。若い女性店員がテキパキと注文を取ってくれる。

(写真1)上海市金山区の中心部にある日本料理屋「喜楽」(上海市・金山区)

(写真1)上海市金山区の中心部にある日本料理屋「喜楽」(上海市・金山区)

上海市金山区
上海市金山区は、上海市の西南部に位置する行政区画のひとつ。上海南駅から金山鉄路で約30分のところに位置する。金山区の総人口は約80万人。上海市内中心部にくらべて発展が遅れている。住宅価格は市内中心部の三分の一から半額くらい、1㎡あたり1万元~1.5万元(約20万円~30万円/㎡)(市内中心部は3~5万元)。

2.日本料理店「喜楽」の店内

日本人向けの雰囲気、掘りごたつ風の座席!

「喜楽」の店内は、中国の地方都市にある日本料理店のような内装デザインだ。中国の地方都市にある日本料理店では、日本ではそれほど見なくなった掘りごたつ風の席を見ることが多い。

たしかに、工場と家と日本料理屋を往復する生活をする人たちにとっては、夕食時の同僚との憩いの場が数少ないリラックスできる時間(もちろん、この食事の時間が苦痛と訴える駐在員の若手もいるだろう)。

(写真2)中国の日本料理屋に多い掘りごたつ風の座席(上海市金山区・喜楽)

(写真2)中国の日本料理屋に多い掘りごたつ風の座席(上海市金山区・喜楽)

こじんまりした店内、日本人駐在員の憩いの場!

中国で働く日本人にとって、ゆっくりリラックスできる日本料理屋は重要だ。とんかつ、ラーメン、うどん、そば、野菜炒めなど、さまざまな日本料理のメニューが用意されているところがいい。日本国内では絶対いかない、何でも屋的な日本料理屋かもしれないが、中国では落ち着く大切な場所だ。

(写真3)中国の日本料理屋では写真つきの大きなメニューが一般的

(写真3)中国の日本料理屋では写真つきの大きなメニューが一般的

とんかつ、ニラレバ、ご飯で55元とお手ごろ価格!

日本料理屋「喜楽」で、とんかつ、ニラレバ、ご飯を注文。合計55元(約1,000円)。中国の日本料理屋は夜になると定食(セットメニュー)がないことが多い。そのため、単品のおかずとご飯を注文することになる。それでも、上海中心部にくらべると、ずいぶん安い。味も悪くない。

(写真4)喜楽のとんかつ、ニラレバ、ご飯、単品で注文(上海市・金山区)

(写真4)喜楽のとんかつ、ニラレバ、ご飯、単品で注文(上海市・金山区)

上海市の金山区を訪れる日本人はそれほど多くないかもしれない。取引先の工場が金山区にあるというケースが大半かもしれない。市内中心部にくらべて、住宅価格がずいぶん安いので、中国人スタッフのなかには金山区から通勤している人もいるかもしれない。金山区から長寧区や徐匯区へのアクセスがさらに改善されれば、ベッドタウンとして価値がますます出てくるかもしれない。(了)

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