中国の生活、ビジネスに役立つ情報を発信するサイト

中国で人気の水餃子チェーン店「大娘水餃」、開業20周年!

中国で餃子といえば焼き餃子ではなく水餃子。中国の華東地区にくると、大娘水餃という常州市(江蘇省)発祥の餃子チェーン店を目にすることも多い。ファーストフード店のような店構えで、リーズナブルな値段で水餃子を提供している。

1.常州市(江蘇省)発祥の水餃子チェーン店

江蘇省ならどこでも見かける水餃子のチェーン店!

江蘇省のたいていの都市でみかける大娘水餃という水餃子チェーン店。大娘水餃は常州市(江蘇省)で1996年4月に創業され、全国で約300店舗も展開している。今年は創業20周年を迎えている。

大娘水餃はマニュアル化された店舗運営で、中国で成功している飲食チェーン店のひとつ。水餃子専門でここまで大規模に展開している競合他社はない。

(写真1)20周年を迎えた大娘水餃、江蘇省の多くの都市でみかける

(写真1)20周年を迎えた大娘水餃、江蘇省の多くの都市でみかける

江蘇省の常州市とは?
常州市は、上海市から高速鉄道で約1時間のところにある江蘇省の都市。常州市の総人口は470万人(2014年末)。多くの日系企業が進出し、日本料理店も多い。市内中心部には常州を代表する観光名所の天寧寺がある。

2.ファーストフード店のような店構え

それほどファーストではない大娘水餃のスピード!

大娘水餃はマクドナルドやKFC(ケンタッキー)のようなファーストフード店風の店舗を展開している。ただ、大娘水餃をファーストフード店と言えるかどうかは疑問がでるはずだ。なぜなら、レジで注文してから水餃子などの商品がでてくるまで、7分~10分くらい時間がかかるからだ。

(写真2)雰囲気的にはファーストフード店の大娘水餃(江蘇省蘇州市)

(写真2)雰囲気的にはファーストフード店の大娘水餃(江蘇省蘇州市)

大型チェーン店としては競合他社は少ない!

大娘水餃の競争力は水餃子という分野で目立った競合他社がいないという点だ。もちろん、小さな個人経営の水餃子専門店はたくさんあるものの、大娘水餃のようにサービスをマニュアル化し、サイドメニューを充実させたお店はそれほど多くない。

しかも、中国人はマクドナルドやKFCのように、食事後にゆっくりすることができるお店を好む。中国の一般的な低価格のレストランであれば、食事が終わるとそれほど店内でゆっくりできるお店は多くない。

(写真3)水餃子と牛肉入りはるさめスープ

(写真3)水餃子と牛肉入りはるさめスープ

価格もリーズナブル!

大娘水餃の水餃子もメニューが豊富だ。どの餃子も10元(約170円)前後。マクドナルドやKFCなどと比べても、大娘水餃のメニューが高いと感じることはないはずだ。餃子と麺のセットで30元(約500円)で、ここ最近の中国の物価を考えると昼食としては利用しやすい価格帯だ。(了)

top of page