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広州(中国)にもあった!コワーキングスペース「一起」

中国の広州市内でコワーキングスペースと呼ばれる共有事業スペースが運営されている。広州市は中国の華南地域にある中心都市であり、広東省の省都(日本でいう「県庁所在地」)として省政府の行政機関が置かれている。

1.広州ではコワーキングスペースが少ない

広州で見つけたコワーキングスペースは「一起(YI-TOGATHER)」、中国語で「一緒に」や「同じところ」という意味だ。

広州を訪問する前に、コワーキングスペースを探したものの、なかなか見つけることができなかった。中国検索エンジン大手の「百度(バイドゥ)」で探した結果、広州市を拠点としている日刊紙「新快報」の記事を頼りに、ようやく見つけることができた。

記事タイトルは「联合办公社区兴起、年轻人创业又多一个选择(シェアオフィスが流行、若者の起業にまた一つ選択肢が増えた)」(2013年12月11日付)その記事の中に、広州市内にあるコワーキングスペース「一起」が紹介されている。これを手掛かりに、なんとか「一起」の住所を探し出し、訪問することができた。

(写真1)グループで「一起」を活用しているメンバーの様子

(写真1)グループで「一起」を活用しているメンバーの様子

(写真2)上の階にはカフェ・スペース、ベランダもある

(写真2)上の階にはカフェ・スペース、ベランダもある

2.オシャレさ、上海のコワーキングスペースに負けていない

このコワーキングスペースはビルの3階と4階の2フロアで展開している。室内に階段が設置されていて、3階と4階のフロア間を行き来できる。3階は主にシェアオフィスとオープン・デスク席になったコワーキングスペース。4階はカフェを運営している。

スタッフによると、このスペースは昨年10月にオープンし、週末には起業やビジネスに関するイベントを開催しているという。上海で見学したコワーキングスペース「聯合創業弁公社」のように、高い天井によって開放感あるスペースになっている。

(関連するの投稿記事)
【上海】オシャレなコワーキングスペース「聯合創業弁公社」

(写真3)くつろぎの場所、中国では珍しい靴を脱ぐスペース

(写真3)くつろぎの場所、中国では珍しい靴を脱ぐスペース

(写真4)コワーキングスペース「一起」のオープン・デスク席の様子

(写真4)コワーキングスペース「一起」のオープン・デスク席の様子

3.コワーキングスペース「一起」の利用料金は?

「一起」は、年間たった150元(約2500円)で利用できる。とにかく安い。このスペースを案内してくれたスタッフの曹明さん(女性)によると、2014年6月ごろに価格改定するようだ。

(写真5)コワーキングスペース「一起」の入口の様子

(写真5)コワーキングスペース「一起」の入口の様子

【一起のホームページ】
http://www.yi-gather.com/#portfolio

【営業時間】
平日(月~金):9:00~19:00
週末(土、日):イベントなどがある場合はオープン

【年間利用料】 (一時利用はない)
年間:150元(約2500円)(2014年6月頃に価格改定の予定とのこと)

【電話番号・住所】
電話番号:020-8755-0168
住所:広州市茘湾区中山七路68号3階(地下鉄の西門口駅から徒歩3分)

 

(了)

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