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上海のコワーキングスペース「AGORA」、フランス人が運営

上海市内の徐匯区にあるフランス人が運営しているコワーキングスペース「AGORA(アゴラ)」を見学。ここは上海の日本人が多く住んでいる古北エリア(長寧区)にちかい。

1.フランス人が運営するコワーキングスペース

「AGORA」は、上海に10年以上滞在しているフランス人(男性)のFredricさん(フレドリック)が運営している。オシャレな小区(日本でいうマンションの敷地スペース)にあるマンションの2部屋をコワーキングスペースにつかっている。もともとの1室(4階)にくわえ、おなじ敷地内にある別のマンション棟の1室(1階)にも、あたらしくコワーキングスペースを設けている。

(写真1)AGORA(4階)のコワーキングスペースの様子

(写真1)AGORA(4階)のコワーキングスペースの様子

このコワーキングスペースの運営者がフランス人ということもあり、西洋人の利用者がおおい。このスペースの宣伝方法をきいてみると、上海で発行されている西洋人向けのフリーペーパー(英語)に広告をだしているようだ。

このスペースは、プリンターやロッカーもおかれており、利用者の視点にたった場所になっている。シンプルだけどオシャレな内装で、イイ雰囲気を出している。作業用のデスクは手作りで、イスのすわり心地もいい。週に1回、清掃を外部委託しており、見学していたときに、ちょうど委託をうけた人が清掃していた。

(写真2)新しく設置された1階のコワーキングスペース

(写真2)新しく設置された1階のコワーキングスペース

2.案内してくれた中国人アシスタントのSherryさん

このスペースを案内してくれたのは、管理アシスタントのSherryさん。Sherryさんは2014年2月から管理アシスタントとして働いている。彼女は、イギリスへの留学経験があり、上手な英語を話すことができる。

(写真3)案内してくれたSherryさん、英語が堪能

(写真3)案内してくれたSherryさん、英語が堪能

Sherryさんによると、ここに来ているのはウェブデザイナーやプログラマー、そしてネットショップを運営している人が多い。Sherryさんに22時くらいまで作業しても問題ないか聞いてみると、「スタッフは18時半ごろには帰宅する。ほとんどの利用者は18時から19時くらいまでには仕事を終えて帰る。夜の22時くらいまで作業するクレイジーな人はいない」と話してくれた。

メンバー会員になれば、鍵を渡されて夜遅くまで作業することも可能で、週末も利用できる。だが、ほとんどのメンバー会員は週末、お休みのようだ。

Sherryさんによると、このスペースでは利用者の交流が盛んで、利用している人が集まってランチを食べにいくこともあると言う。運営者のFredricさんはイベントが大好きで、週末にはコワーキングスペースで開催することもあるようだ。

(写真4)新しいコワーキングスペース(1階)の外からの様子

(写真4)新しいコワーキングスペース(1階)の外からの様子

3.「AGORA」の利用料金は?

【AGORAのホームページ】(英語)
http://www.agora-space.com/

【営業時間】
年中無休、24時間利用可能

【メンバー会員の利用料】(2014年3月17日時点)
1,200元(約19,800円)(1か月)
2,000元(約33,000円)(2カ月)
5,100元(約84,000円)(6カ月)
8,800元(約145,000円)(1年)

(補足)一時利用(1日)は80元(約1,320円)

【電話番号・住所】
メールアドレス:contact@agora-space.com
住所:上海市徐匯区番禺路1199弄1号402号室
(地下鉄の虹橋路駅または宜山路駅から徒歩10分)

(了)

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