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広州モーターショー、中国のコンパニオンの給料相場は?

楽しみにしていた広州モーターショーに昨年11月、なんとかチラッといってくることができた。中国のモーターショーにも、もちろんコンパニオン(モデルなど)がいる。中国のモデルの給料相場はどのくらいなのだろうか?

1.広州モーターショーとは?

けっこう規模が大きい広州モーターショー

(写真1)写真だと分かりにくいが、かなり背が高いモデル

(写真1)写真だと分かりにくいが、かなり背が高いモデル

中国でもモーターショーは開催されている。日本にいるときからモーターショーを一度は見てみたいと思っていたが、なかなか機会をつくれなかった。ようやく広州で見学することができた。

広州モーターショーは2003年にスタートし、2013年は11回目の開催だった。今回の広州モーターショーは、8日間で57万人も来場者がいたようだ。日本で毎年開催されている東京モーターショーの来場者数には及ばないものの、とっても大きなイベントだ。

東京モーターショーの来場者数は?
東京モーターショーの来場者数は90万人(2013年)。東京モーターショーは1953年から開催されていて、2013年は第43回目の開催となった。広州モーターショーはまだまだ歴史が浅い。
(写真2)入場者であふれる広州モーターショー会場の入口付近

(写真2)入場者であふれる広州モーターショー会場の入口付近

2.広州モーターショーの仕事は身長で給料が変わる?

中国ではコンパニオンの身長が重要?

2013年に開催された広州モーターショーが始まるまえ、ある会社がコンパニオン(モデルや受付女性)をネットで募集していた。この募集条件をみると、モデルと受付女性は身長の高さが応募するための最低条件のようだ。

(写真3)ある会社の広州モーターショーでのコンパニオン募集内容

(写真3)ある会社の広州モーターショーでのコンパニオン募集内容

(「招聘要求」より一部抜粋)
【受付女性】
身長168cm、日給220元(約3,630円)、40名募集
身長170cm、日給300元(約4,950円)、24名募集

【モデル】
身長175cm、日給700元(約11,550円)、30名募集

【男女の司会者】
英会話必須、日給800元(約13,200円)、男性3名募集、女性3名募集

受付女性は身長168cmと170cmで日給がことなるが、そもそも派遣される自動車メーカーや仕事内容がちがうのだろう。その自動車メーカーが、受付女性の採用条件を身長168cm以上にしたのか、170cm以上にしたのかの違いではないだろうか?

広州モーターショーでは、ふり返って思い出してみると身長175cm未満のモデルはいなかったように思う。日本で開催されるモーターショーでも、日本人のモデルは身長175cm以上だろうか?

東京モーターショーなどのモデルを募集しているアルバイトジャパンの広告をみると、日給は「1万3千円~」となっていた。これは「1万3千円以上もらえるよ」と書いているけど、よほどのことがないかぎり日給1万3千円からスタートということだろう。すでに日本と中国のモデルの日給に、ほとんど違いがないことがわかる。なお、この募集では身長の高さを条件としていない。

3.広州モーターショーの会場内の様子

コンパニオンにむらがるカメラ小僧

日本のモーターショーにいったことがなかったが、日本ではコンパニオンの写真を撮ることに熱心なカメラ小僧が話題になることが多い。広州のモーターショーでも、女性のコンパニオンを追いかけるカメラ小僧を見かけたが、恥ずかしいのか、ちょっと遠慮がちに撮影しているカメラ小僧(20~30代)が多かった。

カメラ小僧とは?
カメラ小僧とはレースクィーンやコンパニオンなどの露出度の高いコスチュームの女性モデルの撮影することを目的としているひとである。小僧とあるものの年齢は関係なく、高額なカメラで撮影しているひと。コンパニオンや広告代理店のひとが、オタクと同じようなニュアンスでよぶようになったようだ。

ただ、コンパニオンが写真を撮られることに慣れていることは、中国でもかわらない。カメラを向けるとポーズを決めるところは、日本のテレビでみたことのあるモーターショーの光景とかわらなかった。

(写真4)広州モーターショーのモデル、男女ともに背が高い

(写真4)広州モーターショーのモデル、男女ともに背が高い

(写真5)モデルだけでなく受付女性も美人が多い

(写真5)モデルだけでなく受付女性も美人が多い

(了)

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