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中国本土とオーストラリアがワーキングホリデー協定締結?

中国本土とオーストラリアがワーキングホリデーの協定を締結する見込みだ。中国にとって2カ国目の協定国の見込みだ。わざわざ中国本土と記載したのは、すでに香港は日本を含めてたくさんの国とワーキングホリデーを締結しているからだ。

1.中国もワーキングホリデーがあった!

オーストラリアとのワーキングホリデー

中国とオーストラリアはワーキングホリデー(Working Holiday)の協定を締結見込みだと2014年11月19日付の新聞晨報が報じている。中国が現在(2014年11月時点)で締結している協定国はニュージーランドのみ。

オーストラリアが2カ国目になる見込みだ。ただし、いまのところ具体的なワーキングホリデーの開始時期は公表されていない。ちなみに、ワーキングホリデー協定は中国語では「打工度假協議」と書く。直訳すると、「アルバイト・レジャー協議」であり、ワーキングホリデー協定を中国語で正確に表している。

ワーキングホリデーとは?
ワーキングホリデーとは、二国間の協定にもとづいて若者(18歳~30歳)が1年ほど相手国で滞在できる制度。滞在期間中はアルバイトで滞在費を稼ぐこともできる。日本は韓国、香港、台湾、カナダ、デンマーク、イギリス、フランス、オーストラリアなど12の国・地域と協定を締結している。

2.大人気のワーキングホリデー

すでに香港、台湾はオーストラリアとスタートしている

これから中国本土とオーストラリアの間でのワーキングホリデーがスタートする予定であるが、じつは香港と台湾はオーストラリアとすでに始めている。日本も香港と台湾とはすでにワーキングホリデーを始めている。

ニュージーランドのワーホリは大人気!!

中国が現在のところワーキングホリデーを締結しているのはニュージーランドのみ。ニュージーランドは中国本土に対して毎年1,000名分のワーキングホリデービザの発給枠を持っている。中国本土ではじめてのニュージーランドとのワーキングホリデーは、当初は認知度が低かったと言われている。

しかし、2011年ごろから認知度が上がってきて、募集から2ヶ月ちょっとで発給枠がすべて埋まってしまうようになった。2012年以降はますますワーキングホリデービザの取得がむずかしくなったと言われている。

オーストラリアも大人気になるはず!

最近は中国国内でも中国人の自由旅行者が増えている。中国の観光地にいくと大学生から20代前半の旅行者が多い。中国では「背包旅行」と言われるバックパッカーが流行している。中国国内の観光地では「青年旅舎」とよばれるYHA(Youth Hostel Association)がどこでも見られるようになってきている。

オーストラリアでのワーキングホリデーは人気がでるはずで、おそらく年間5,000名分の発給枠は取り合いになるだろう。オーストラリアの旅行業界も中国からのワーキングホリデー渡航者の消費を期待しているようだ。数年後には中国本土と日本も協定を結んでいることも考え過ぎではないかもしれない。(了)

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