中国の生活、ビジネスに役立つ情報を発信するサイト

中国最大級ゲーム見本市「チャイナジョイ」、チケット入手は?

中国最大級のゲーム見本市の「チャイナジョイ2015(ChinaJoy2015)」の開催日が近づいてきた。日本から一般公開日の参加を検討している人は、どのような方法でチケットを入手できるのだろうか?いくつか方法があるので紹介していこう。

1.中国最大級のゲーム・デジタル見本市

上海で開催されるチャイナジョイ2015とは?

上海で毎年開催されている中国最大級のゲーム見本市のチャイナジョイ(ChinaJoy)の日程が近づいてきた。2014年のチャイナジョイは4日間で25万人を超える来場者数を記録した大型イベント。13回目となる2015年のチャイナジョイは、7月30日~8月2日(午前9時~午後17時)に上海新国際博覧中心で開催が予定されている。チャイナジョイのコスプレ大会(イベント)は日本でも高い注目を集めている。

チャイナジョイとは?
チャイナジョイとは、上海で毎年行われている中国最大級のゲーム見本市(展示会)。正式名称は中国国際デジタル娯楽展覧会(China Digital Entertainment Expo&Conference)で、チャイナジョイ(ChinaJoy)というイベント名で認知されている。2014年の来場者数は25万人。

チャイナジョイ(一般公開日)のチケット価格は?

チャイナジョイ(一般公開日)は有料だ。チャイナジョイのチケットは、7月30日(木)、7月31日(金)の指定日のみ利用できる一日チケットが70元(約1,400円)、週末にあたる8月1日(土)、8月2日(日)の一日チケットは120元(約2,400円)で販売されている。

世界3大ゲームショーのTOKYO GAME SHOW2015(東京ゲームショウ2015)の一般公開日のチケットは前売り券1,000円、当日券は1,200円で販売される予定。とくにここ数年の日本円安の影響により、中国の物価は日本円に換算すると日本よりも高くなっているものも少なくない。

2.チャイナジョイのチケット

日本から前売り券の入手は難しい!

このチャイナジョイの前売りチケットは、どのように入手することができるのだろうか?中国の第13回チャイナジョイの公式ホームページでは、いくつかの販売ルートが紹介されている。ただし、どの方法も中国でインターネットバンキングや電子決済サービスの支付宝(アリペイ)を使えることが前提になっており、日本から購入するのは難しい。残念ながら日本のクレジットカードは利用できない。

ひとつ目の方法は、上海で展開されているチケット販売サイトの東方票務から購入する方法。東方票務は日本のチケットぴあ、ローソンチケットのような存在だ。残念ながら、すべての日程で販売終了となっている。

もうひとつは、ゲーム関連商品の販売サイトの7881.comで購入する方法。チャイナジョイ専用の販売ページが用意されていて、2015年6月1日~30日までの期間限定とされていたが、現在(7月17日時点)でも購入可能だ。チケット価格にプラス10元の送料が発生し、実物のチケットを中国国内の指定の場所に郵送してもらうことになる。

(写真1)7881.comで購入可能なチャイナジョイのチケット

(写真1)7881.comで購入可能なチャイナジョイのチケット

支付宝(アリペイ)なら電子チケット入手可能!

もっともおススメの方法は、電子決済サービスの支付宝(アリペイ)を利用した購入方法。チャイナジョイは支付宝(アリペイ)に専用ページを用意しており、その専用ページから電子チケットを購入することが可能だ。ただし、支付宝(アリペイ)が利用できることが前提で、日本に住んでいる人は基本的に利用できない。

(写真2)電子決済サービスの支付宝(アリペイ)で簡単に購入可能

(写真2)電子決済サービスの支付宝(アリペイ)で簡単に購入可能

支付宝(アリペイ)とは?
支付宝(アリペイ)とは、阿里巴巴(アリババ)集団が展開している電子決済アプリ。2004年からサービス開始。インターネット上で決済できるだけでなく、ファミリーマートや大手スーパーのカルフールなどの実店舗での利用も進んでいる。利用登録者は3億人超で、実際のアクティブユーザー数は2.7億人と公表されている。

電子チケットは譲渡可能か!?「譲渡」機能も!

支付宝(アリペイ)を利用して購入した電子チケットは、イベント会場でそのままQRコードをかざして入場することができる。イベント会場で実物チケットと交換する必要はない。この支付宝(アリペイ)で購入した電子チケットをよく見てみると、「転贈」(譲渡)という機能があり、知人に引き渡すことも可能だ。

この機能を利用しなくても、スマートフォンのスクリーンショット(画面コピー)を利用すれば、写真として受け取った電子チケットをそのまま利用して入場することも可能だ。日本に住んでいて、中国に住む知人に代わりに購入してもらう場合は、この支付宝(アリペイ)を利用して電子チケットを入手するのが最も簡単だろう。

(写真3)支付宝(アリペイ)で購入した電子チケット

(写真3)支付宝(アリペイ)で購入した電子チケット

3.中国に知人がいない場合は?

どうしても前売り券がなければ、当日券かダフ屋か!?

もちろん、イベント会場となる上海新国際博覧中心でも当日券は販売されている。支付宝(アリペイ)をつかった電子チケットが導入されているため、イベント会場で当日チケット販売窓口はそれほど混み合わないと想定される。ほとんどの中国人は支付宝(アリペイ)を日頃から利用しており、イベント当日も電子チケットが継続して販売されるため、実物チケット購入のために列に並んで待つ必要のない電子チケットを購入すると思われるからだ。

もし想定していた以上に当日チケット販売窓口が混み合っていた場合はどうしたらよいだろうか?正攻法ではないが時間の節約を考えて、中国で黄牛党や票販子とよばれるダフ屋から購入するのもひとつの方法だ。

(写真4)イベント会場の近くにはダフ屋が出現、地下鉄周辺は高めの販売価格

(写真4)イベント会場の近くにはダフ屋が出現、地下鉄周辺は高めの販売価格

チケット定価にプラス10元~20元(約200円~400円)を上乗せした価格で販売されるのが一般的。中国のイベント会場の周辺には、かならずダフ屋が当日チケットを販売している。偽チケットに気を付けることはもちろん、会場に近いほうが販売価格が安くなることに留意しておくとよいだろう。(了)

top of page