上海のアニメイベント!魔都Y3動漫節、コスプレーヤーも多い!
上海市で2015年10月に開催された魔都Y3動漫節というアニメ、コスプレのイベント。中国ではアニメ、コスプレは、たくさんの来場者を見込める人気イベント。中国人の生活は豊かになり、いろいろな趣味への消費はさらに増えていくだろう。
1.中国で開催されるアニメイベント
10月5日~7日に開催された魔都Y3動漫節!
中国では各地でアニメ、コスプレのイベントが開催されている。とくに毎年7月ごろに開催されるChinaJoy(チャイナジョイ)は、来場者数が27万人を超え、ゲーム、アニメ、コスプレのイベント(見本市)として中国を代表するものになっている(東京ゲームショウの2015年の来場者数は26.8万人)。
ChinaJoy(チャイナジョイ)ほど大規模でなくても、中国各地ではアニメ、コスプレのイベントがたくさん開催されている。上海鋒波広告有限公司という民間企業が主催している魔都Y3動漫節は、20代前半を中心に数万人規模の来場者を集めている。2015年5月と10月にアニメ、コスプレイベントを開催している。中国ではアニメ、コスプレのイベントであれば有料であっても多数の来場者数を見込めるイベントだ。
- チャイナジョイ(ChinaJoy)とは?
- チャイナジョイとは、上海で毎年行われている中国最大級のゲーム見本市(展示会)。正式名称は中国国際デジタル娯楽展覧会(China Digital Entertainment Expo&Conference)で、チャイナジョイ(ChinaJoy)というイベント名で認知されている。2014年の来場者数は25万人。
入場チケットはインターネット経由で入手!
上海で開催される多くのイベントや見本市のチケットはインターネット経由で入手可能だ。支付宝や微信支付などの電子決済サービスが利用できれば、電子チケット(予約番号またはQRコード)を簡単に入手できるようになっている。
中国の検索エンジン大手の百度(Baidu)でイベント名を入力して検索すると、たくさんのチケット販売サイトが出てくる。上海であれば東方票務(ticket2010)、大麦網(damai.cn)なの販売サイトが有名だ。入手した電子チケットをもってイベント会場にいくと、現物チケットに交換してくれる仕組みだ。
2.魔都Y3動漫節(アニメイベント)の様子
天聞角川、バンダイ(BANDAI)は常連の出展企業!
中国のアニメ、コスプレのイベントにくると、KADOKAWAグループの天聞角川やバンダイ(BANDAI)が出展していることが多い。中国国内でガンダムのプラモデルは大人気で、イベント会場で即売会を実施していることが多い。魔都Y3動漫節でも天聞角川やバンダイ(BANDAI)は企業や商品PRだけでなく、即売会を実施していた。
アニメソングのショーも!男性の観衆が多い
魔都Y3動漫節では「ラブライブ!」(架空のアイドルグループの成長を描くアニメ)のアニメソング・イベントなども行われいる。アニメソングを歌うのは若い女性たちで、多くの男性の観衆が集まっていた。
3.アニメイベントに参加するコスプレーヤーたち
コスプレーヤーを撮影するカメラマンたち!
魔都Y3動漫節のようなイベントではコスプレ姿で写真を撮りあう参加者を見かける。コスプレーヤー同士で写真を撮りあうだけでなく、一眼レフカメラを持って、コスプレーヤーの写真を撮影する男性カメラマンも少なくない。
コスプレーヤーの9割は女性!
このようなイベントでコスプレをしている9割は女性たち。だいたい、20代前半の女性が多い。会場までは抑えめの衣装や化粧(メイク)で来場し、会場内で完成されたコスプレ姿に変身する様子が見られる。
アニメキャラになりきる中国人のコスプレーヤーたち
中国人のコスプレーヤーたちは写真を撮られるのを躊躇(ちゅうちょ)しない。カメラを向けると、自分の得意なポーズを決めてくれる。
まれに男性のコスプレーヤーも!会場で目立つ存在も
数は多くないものの男性のコスプレーヤーもいる。男性のコスプレーヤーであっても、ユニークな格好をしていると人気者のようだ。たくさんの女性参観者に写真撮影される男性コスプレーヤーもいる。
身長180センチを超える長身コスプレーヤーの女性!
会場でひと際目立ったのは身長180センチを超える長身の女性コスプレーヤー。かなり注目をあつめていた。
魔都Y3動漫節は有料イベントで入場料は50元(約1,000円)。有料イベントにもかかわらず、たくさんの来場者を集客できている。中国ではアニメ、ゲーム、コスプレをキーワードにしたビジネスは、これから更に成長していくのではないだろうか。(了)