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南京(江蘇省)の獅子橋美食街、活気あふれる歩行者天国!

江蘇省の省都(県庁所在地に相当)である南京市。南京市内を歩くと深い歴史を街並みから感じる魅力的な都市だ。南京市で訪れたい歩行者天国といえば、繁華街の新街口にある歩行街よりも、獅子橋美食街のほうが観光客にはおススメだ。

1.南京を代表する歩行者天国

獅子橋美食街、歴史あふれる通り

上海市(直轄市)のとなりに位置する江蘇省。江蘇省の省都である南京市は、上海から中国高速鉄道(新幹線に相当)で約1時間ちょっとのところに位置する。南京市内は深い歴史を感じる街並みが続いている。南京市内には観光スポットも多く、中国各地から観光客が訪れる場所でもある。

その南京市には獅子橋美食街(南京市鼓楼区湖南路)という有名な歩行者天国があり、たくさんの観光客が訪れる名所にもなっている。南京の歩行者天国と言えば、市内中心部の新街口(Xin Jie Kou)にある歩行街のほうが有名であるが、雰囲気では圧倒的に獅子橋美食街のほうがいい。獅子橋美食街は「湖南路文明街」とも言われている。

(写真1)南京を代表する歩行者天国の獅子橋美食街(江蘇省・南京市)

(写真1)南京を代表する歩行者天国の獅子橋美食街(江蘇省・南京市)

江蘇省の南京市
南京市は、江蘇省の省都(県庁所在地に相当)。上海市から高速鉄道で約1時間15分の内陸側に位置する。南京市の総人口は821万人(2014年末)で、同じ江蘇省の蘇州市(1,060万人)よりも少ない。南京市には中山陵や夫子廟など観光スポットも多い。

2.大人気の獅子橋美食街

たくさんの観光客でにぎわう獅子橋美食街!

獅子橋美食街の1.1kmと続く大通りには、とにかく人が多い。この獅子橋美食街は名称に「美食街」とあるように飲食店が多い。中国の一般的な歩行者天国では飲食店よりも、むしろアパレルショップのほうが多い。獅子橋美食街は飲食店の方が多く、南京市内で安くて美味い店が多いと評判になり、たくさんの観光客をひきつけている。

(写真2)たくさんの観光客でにぎわう獅子橋美食街(江蘇省・南京市)

(写真2)たくさんの観光客でにぎわう獅子橋美食街(江蘇省・南京市)

おみやげ屋も少なくない!

獅子橋美食街には数店舗ほど土産ショップもある。歩行者天国を観光しながら、お土産を探してみるのもよいかもしれない。

(写真3)獅子橋美食街にある土産ショップ、土産用にパッケージされている

(写真3)獅子橋美食街にある土産ショップ、土産用にパッケージされている

南京の老舗レストラン「獅子楼」、高い評判!

獅子橋美食街を代表するレストランといえば、老舗の「獅子楼」というレストラン。実際に獅子楼で食事することができなかったが、インターネットのポータルサイトなどでは高い評判を得ている。獅子楼の食事代は、だいたい一人あたり100元(約2,000円)くらいのようだ。

(写真4)獅子橋美食街にある老舗レストラン「獅子楼」(南京市)

(写真4)獅子橋美食街にある老舗レストラン「獅子楼」(南京市)

3.獅子橋美食街の周辺

八佰伴百貨(ヤオハン)も周辺に!

獅子橋美食街は地下鉄1号線の玄武門駅から徒歩10分のところに位置している。玄武門駅から獅子橋美食街に行く途中には、八佰伴百貨(ヤオハン)もある。1997年に日本のヤオハンは破産しており、現在、中国の江蘇省で展開されているヤオハンは香港系企業が経営権を得て運営している。

(写真5)地下鉄1号線の玄武門駅近くの八佰伴百貨(ヤオハン)(江蘇省・南京市)

(写真5)地下鉄1号線の玄武門駅近くの八佰伴百貨(ヤオハン)(江蘇省・南京市)

ヤオハンとは?
ヤオハンとは、1929年に静岡県で八百屋としてはじまったスーパー、百貨店(デパート)、レストランなどを展開した小売企業。世界15か国で展開し、年間売上高は最高5,000億円。1997年に経営破たん。ヤオハンは1992年に外資企業としてはじめて中国の小売市場に参入。現在、中国で営業されているヤオハン(八佰伴)は香港系の華地集団が運営していて、破たんしたヤオハンと資本関係はない。

日本人にとって「南京」と言えば、南京事件(中国では南京大虐殺)のイメージが強い。そのため、南京にわざわざ旅行で訪れる日本人観光客はそれほど多くない。なんとなく近寄りにくいと誤解されてしまう中国の都市かもしれない。

しかしながら、南京市には中山陵(ちゅうざんりょう)、夫子廟(ふうしびょう)など観光スポットも多く、実際に南京を訪れて落胆する可能性はほとんどない魅力的な観光都市だ。日本から、わざわざ南京に旅行するのは気が引けるものの、上海、蘇州、無錫などの近隣都市に住んでいる日本人にはおススメいしたい観光都市だ。(了)

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