中国携帯会社のポイント制度、無料で通話代に交換できる!
あまり知られていない中国の通信会社によるポイント交換制度。毎月の通信利用料により、少しずつ貯まったポイントは利用されず期限切れになっていないだろうか?中国のスマホ・携帯を利用している人は知らないうちに貯まっているはずだ。
1.中国の大手携帯会社によるポイント交換制度
ポイント交換する人は少ない?じつは貯まっているポイント!
中国でスマートフォンや携帯を利用していて、通信キャリアのポイント交換制度を実際に利用したことがある日本人はそれほど多くないだろう。じつは、毎月の通信料金の支払いにともない、少しずつポイントが加算されている。そのポイントを使って、家電・デジタル製品をはじめとした色々な商品と交換できる仕組みが導入されている。
中国の現地会社から通信用のSIMカードを無料で提供されている場合、たまったポイントはどのようになっているのか興味深いところだ。自分自身でSIMカードを契約している場合は、ポイント有効期限のあいだに何かに交換してしまったほうがお得だ。ポイント有効期限は1年半~2年が一般的だ。
中国移動(チャイナモバイル)、中国電信(チャイナテレコム)、中国聯通(チャイナユニコム)の中国通信キャリア大手3社ともにポイント交換制度を導入しているので、中国でスマートフォンや携帯を利用している人はポイント交換を利用できるはずだ。
2.中国移動(チャイナモバイル)のポイント交換
ポイント加算制度は複雑、契約期間などで追加ポイント獲得!
1か月あたり100元(約2,000円)くらいしか通信利用料が発生していない人は、それほどたくさんのポイントがたまっていないかもしれない。中国移動(チャイナモバイル)の場合は、1元(通信利用料)=1ポイントが基本的に加算されるものの、利用期間や利用料金などによってポイントが追加で加算される仕組みになっている。
たとえば、契約期間が2年2か月(26か月)であれば、毎月26ポイントを追加で加算するという仕組みもある。また、中国で合契機とよばれるスマートフォン本機とSIMカードのセットになった契約をすると追加ポイントを獲得できる。このほかにも追加ポイントの複雑な仕組みがある。あまりに複雑なので覚える必要はないだろう。
ポイント交換の人気ナンバーワンは通話料金の無料チャージ!
中国移動のポイント交換でもっとも人気が高いのは電話代の無料チャージ。たとえば、通話料金30元(約600円)は2,500ポイントで交換可能だ。この通話料金をポイントに交換するとき、契約している携帯番号の口座に加算できるだけでなく、ほかの携帯番号に贈ることもできる仕組みになっている。
3.ほかの通信会社の状況は?
中国電信、中国聯通ともにポイント交換制度を導入している!
中国移動だけでなく、ほかの通信会社の中国電信、中国聯通でもポイント交換制度を導入している。これらのポイントは有効期間があるので、期限切れには注意が必要だ。中国移動であればポイントの取得月から翌年12月末までポイントは有効となっており、その12月末を過ぎるとポイントは消滅してしまう。
日本人のなかには海外(中国国外)でもスマートフォンや携帯を利用していて、毎月1,000元~2,000元(約2万円~4万円)くらい利用しているヘビーユーザーも少なくないだろう。ポイント残高を確認してみると、200元~300元(約4,000円~6,000円)分くらいのポイントが貯まっているかもしれない。(了)