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常州市の全季酒店、コストパフォーマンスの高いチェーンホテル!

南京市と無錫市のあいだに位置する江蘇省の常州市(じょうしゅうし)。常州市には日系企業も多く進出しているため、長期で常州市に滞在する日本人も少なくない。常州市の宿泊は、華住集団が運営する中級クラスの全季酒店がおススメだ。

1.常州市の全季酒店

日本人でも満足できる割安ホテル、全国展開のチェーンホテル!

常州市(江蘇省)の常州駅からそれほど離れていないところにある全季酒店(常州通江南路店)。全季酒店は1泊あたり250元~400元(約5,000円~8,000円)の価格帯の中級ホテルであるが、この全季酒店(常州通江南路店)は220元前後と少し割安な価格設定になっている。

全国展開している割安ホテルチェーンのなかで、全季酒店は宿泊料金と客室のクオリティ、サービスを考えると、もっともお得な中級クラスのホテルと言っても過言ではない。いまでは中国の約40都市に140店舗の全季酒店ブランドのホテルを展開している。日本から来た日本人出張者が宿泊しても、ホテルのレベルに不満を言う人はほとんどいないはずだ。

(写真1)大都市を中心に展開する全季酒店、中級レベルのおススメホテル

(写真1)大都市を中心に展開する全季酒店、中級レベルのおススメホテル

江蘇省の常州市
常州市は、上海市から高速鉄道で約1時間のところにある江蘇省の都市。常州市の総人口は470万人(2014年末)。多くの日系企業が進出し、日本料理店も多い。市内中心部には常州を代表する観光名所の天寧寺がある。

2.オシャレな全季酒店

落ち着いた雰囲気のホテルのロビー!日本のビジネスホテル並み

全季酒店にこれまで5店舗ほど宿泊してきたが、全季酒店ではどのホテルも同じデザイン、同じサービスが意識されている。中国ではホテルだけでなく、レストランでも全国展開しているチェーン店のほうが個人経営のレストランよりも利用時の安心さ、納得度が高いことが多い。もちろん、個人経営のホテルやレストランのなかにも価格以上の満足度を得られるところも存在する。

全季酒店(常州通江南路店)に入ると、白っぽいクリーム色を基調としたフロントがある。中国のホテルでは中国人、外国人ともに宿泊時に身分証明書の登録が必須だ。格安ホテルのなかには、外国人利用者(ホテルでは「外賓」という)に対応しておらず、宿泊を断られるケースもときどきある。全季酒店では外国人の宿泊にも対応しているので、スムースに宿泊手続きができる。

(写真2)落ち着いた雰囲気の全季酒店(常州通江南路店)(江蘇省・常州市)

(写真2)落ち着いた雰囲気の全季酒店(常州通江南路店)(江蘇省・常州市)

大満足の客室、高いコストパフォーマンス!

はじめて全季酒店に宿泊する日本人は、その客室のレベルの高さに驚くはずだ。1泊あたり220元(約4,400円)とそれほど高くない宿泊料金にもかかわらず、4つ星クラスのような客室のクオリティだ。

(写真3)全季酒店(常州通江南路店)のシングルルーム(江蘇省・常州市)

(写真3)全季酒店(常州通江南路店)のシングルルーム(江蘇省・常州市)

全季酒店は、華住酒店集団(グループ)が運営する中級クラスのホテルブランド。華住酒店集団(グループ)のなかで最も有名なホテルブランドは漢庭酒店だ。中国で生活している日本人なら、少なくともどこかで漢庭酒店の看板を眼にしているはずだ。

その華住酒店集団(グループ)のなかで、中所得層を狙ったホテルブランドが全季酒店。全季酒店は、一線都市、二線都市とよばれる発展した都市を中心に展開されている。

華住酒店集団(グループ)
華住酒店集団(グループ)は、割安ホテルチェーンの漢庭酒店を中心に中国全土にホテル展開している企業。2005年設立。ホテルブランド毎に価格帯が分かれており、海友酒店は90元~150元(約1,800円~3,000円)、漢庭酒店は150元~250元(約3,000円~5,000円)、全季酒店は250元~400元(約5,000円~8,000円)となっている。

ワンランク上のビジネスホテル!ホテル滞在が愉しくなる

中国でビジネスホテルと言えば、華住酒店集団(グループ)の漢庭酒店、如家酒店、七天連鎖酒店、錦江之星の4つのホテルが有名だ。宿泊料金はだいたい1泊200元前後。

ただ、これらのホテルに日本人が宿泊した場合、ホテル滞在に満足できたという人はほとんどいないだろう。いっぽう、これらのビジネスホテルよりもワンランク上の全季酒店なら、宿泊料金は少しだけ高いものの日本人でも十分満足できるクオリティとサービスだ。

(写真4)バスタオル、石鹸、シャンプーなど必要なものは揃っている(全季酒店)

(写真4)バスタオル、石鹸、シャンプーなど必要なものは揃っている(全季酒店)

3.おススメの全季酒店の朝食

メンバーズカードがあれば朝食は無料!

華住酒店集団(グループ)のゴールドカードメンバー(金会員)になっていれば、全季酒店の朝食は無料だ。全季酒店のなかには食堂が併設されている。ゴールドカードのメンバーになるには、公式ホームページによると198元(約4,000円)の入会料が必要になる。ただし、会員に一旦なると、朝食が無料になるだけでなく、公式ホームページから会員価格で宿泊できるようになる。

ゴールドカードメンバーになっていない場合、ホテルごとに違いがあるものの朝食料金は30元~50元(約600円~1,000円)必要になる。全季酒店だけでなく、全国展開している漢庭酒店でもメンバーズカードを利用できる。中国国内の出張や旅行で動き回る人はゴールドメンバーカードを取得しても損はないだろう。

(写真5)全季酒店(常州通江南路店)の朝食(江蘇省・常州市)

(写真5)全季酒店(常州通江南路店)の朝食(江蘇省・常州市)

落ち着いた雰囲気の食堂!

全季酒店(常州通江南路店)の食堂は白色ベースの落ち着いた雰囲気だ。中国らしさは全くない。

(写真6)全季酒店(常州通江南路店)の食堂の様子(江蘇省・常州市)

(写真6)全季酒店(常州通江南路店)の食堂の様子(江蘇省・常州市)

これまで中国の都市でいろいろなホテルに宿泊してきた。地元企業が運営しているホテルはハズレに遭遇することが少なくない。よくあるのは部屋の冷暖房が壊れていたり、洗面所が汚すぎるというケースが多い。

全国展開のチェーンホテルであれば、クオリティやサービスは統一されているので、安心して宿泊先に向かうことができる。漢庭酒店に宿泊するときは価格と立地を重視し、ホテルの滞在時間が長くなりそうなときは全季酒店を探している。自分にあったホテルチェーンが見つかると、なかなか他のホテルに泊まれなくなってしまうのが残念な点だ。(了)

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