イオンモール杭州の優の良品(AJI ICHIBAN)、割安で美味しい!
中国本土でときどき見かける「優の良品」という日本語の店名を持つお店。お菓子の量り売りをしている。杭州市(浙江省)に新しくできたイオンモール杭州良渚新城で優の良品を発見。はじめて優の良品で量り売りされているお菓子を購入。
1.はじめての優の良品
香港発祥のお菓子の量り売りチェーン店!
杭州市に2015年11月にできたイオンモール杭州良渚新城。そのイオンモールで「優の良品(AJI ICHIBAN)」というお菓子屋さんを発見。以前より、いろいろなところで優の良品を見かけていたものの、実際に店内に入ったことはなかった。広東省の深センでは優の良品の袋をもった人をよく見かける。
優の良品の店名は日本語で書かれているものの、日系企業ではなく1993年からスタートした香港企業だ。香港で約100店舗を展開し、中国、シンガポール、フィリピンなど海外で150店舗ほどフランチャイズ方式で事業展開しているグローバルな小売り企業だ。優の良品の特長は、お菓子の量り売りという事業モデルが基本だ。
2.中国人向けのお菓子たち
中国人好みのお菓子が集まっている優の良品!
優の良品で販売されている商品は、日本と関係の深いお菓子というわけではない。イオンモール杭州良渚新城で販売されている商品をみると、中国人好みの辛いお菓子も少なくない。「優の良品」という店名がなければ、日本人で注目する人はあまりいないはず。たしかにインパクトのある、印象的な店名という意味では「優の良品」というネーミングは成功しているかもしれない。
日本人でも納得できる美味しいグミ(軟糖)!
優の良品で購入したのは、日本でときどき見かけるグミ。中国人好みの商品があふれる優の良品で、日本人が食べたくなる数少ないお菓子といえばグミではないだろうか。グミの味は万国共通で、甘くておいしい。食べ始めるとやめられない。
130グラムで11.7元(約200円)
優の良品で購入したドイツ・グミは、1kgあたり90元(約1,600円)。さすがに1kgも食べれないので、ひとり分の分量をとったら130gで11.7元(約200円)だった。日本で袋詰めで販売されているグミと値段はそれほど変わらない。
優の良品が成功しているのは安さではなく、量り売りの楽しさかもしれない。自分で好きな商品だけを選んで袋につめるという作業により、そのお菓子がより美味しく感じられる。自分で選んだという納得感も大きい。
優の良品のネーミングにより、日本人にとってはお店自体を怪しく感じてしまうかもしれないが、香港系のお菓子屋と考えると納得できる。売られている商品も国際都市である香港的なモノと考えることもできる。どのようなお店か理解できたので、これからは躊躇なく優の良品に立ち寄ることができそうだ。(了)