通話可能なプリペイド携帯はソフトバンクのシンプルスタイルだけ!
日本での一時滞在時に通話可能な携帯を入手する場合、レンタル以外ではソフトバンクのシンプルスタイル(プリペイド)が唯一の選択肢だ。日本ではデータ通信用のプリペイド式SIMカードは多いが、通話できるのはシンプルスタイルだけだ。
1.ソフトバンクのプリペイド携帯電話
プリペイド携帯の選択肢は少ない!通話可能はソフトバンクだけ
中国人の知人が訪日したときに通話可能な携帯電話を渡したいと考えたとき、じつはその選択肢はそれほど多くない。日本の空港でレンタルしている携帯電話かソフトバンクのシンプルスタイル(従来はプリモバイル)というプリペイド式携帯電話が選択肢になる。
ここ最近、日本国内でデータ通信のみ可能なプリペイド式SIMカードは多くみられるものの、通話可能なプリペイド式携帯電話はシンプルスタイルしかない。最近よく見かけるモバイルWIFIルーターのレンタルサービスもあるものの、こちらはデータ通信のみで通話に利用することはできない。
2.レンタル携帯よりも割安
通話可能なプリペイドSIMカードはシンプルスタイルのみ!
通話可能な携帯電話を一時的に利用したいと考えた場合、空港などにあるレンタル携帯も選択肢に入ってくる。1週間以内の短期的な利用で繰り返し利用する可能性が少ないのであれば、レンタル携帯のほうがシンプルスタイルよりも割安になる。今後も利用する機会があるなら、シンプルスタイルのほうがレンタル携帯よりも割安になるだろう。
日本国内にはデータ通信専用のプリペイド式SIMカードは多い。これらのデータ通信専用のSIMカードは契約時の本人確認は不要だ。いっぽう、通話可能なシンプルスタイルは本人確認(身分証明書などの提示)が必要になる。
格安SIMカードを提供している企業は、通話可能な月決め契約のSIMカードは提供していても、(いまのところ)プリペイド式の通話可能SIMカードは提供していない。通話可能なプリペイド式のSIMカードを提供しているのは、ソフトバンクのシンプルスタイルのみだ。
シンプルスタイルを扱ってるソフトバンクショップは多くない!
シンプルスタイルはどこにあるのか?街なかのソフトバンクショップでシンプルスタイルを扱っているお店はあまり多くない。かなり大型のソフトバンクショップにいかないと取り扱っていない。
シンプルスタイルはSIMカードだけでの契約も可能だ。しかしながら、実際にソフトバンクショップにいくと、SIMカードだけで契約を受け付けてくれるお店はほとんどない。大阪で1店舗だけSIMカードのみ契約可能なソフトバンクショップを見つけたものの、在庫切れで今後いつ入荷するかわからないとの回答だった。シンプルスタイルを入手できるルートは限られる。
SIMカードだけの入手はムズカシイ、ネット購入が便利!
シンプルスタイルを入手するなら、ソフトバンクのネット通販がおススメで確実だ。インターネットのみでも本人確認を行うことで、ソフトバンクとの契約を完了することができる。SIMカードのみ契約することはできないものの、携帯本機セットでも1万円以内で購入可能だ。
もし、通信規格WCDMAが利用できる携帯電話またはスマートフォンを持っているなら、シンプルスタイルのSIMカードを差し込んで利用することができる。中国本土で販売されているダブルSIMカードのスマートフォンであれば、2枚のSIMカードを差し込むことができる。中国用、シンプルスタイル用の2枚を差し込み、1台のスマートフォンで同時に2つの回線を利用することも可能だ。
あらためて考えると、日本国内では通話可能なSIMカードの入手はそれほど簡単ではない。プリペイド式の通話可能なSIMカードなら、ソフトバンクのシンプルスタイルしか選択肢はない。しかも、ソフトバンクショップも熱心には売り出ししていないのが現状だ。(了)