関空-上海の全日空(ANA)便、乗客の半数以上は中国人に!
ひさしぶりに全日本空輸(ANA)の中国線に搭乗すると、予想外に中国人の乗客のほうが日本人よりも多かった。普段は中国国際航空(CA)や吉祥航空に乗ることが多く、中華系航空会社であれば80%~90%は中国人の乗客が占めている。
1.中国人乗客が増えるANAの中国便
日系航空会社でも中国人搭乗割合は高い!
ひさしぶりに全日本空輸(ANA)便に搭乗(関空→上海浦東行き)。もちろん、ためてきたマイレージを使った無料航空券での搭乗だ。この2年くらいは中国国際航空(CA)、吉祥航空の直行便をおもに利用して、関西空港-上海浦東空港を行き来することが多かった。日系、中華系にかぎらず、直行便の航空券が高騰しているときは、ソウル経由などの乗継便も選択のひとつ。
日系航空会社のANAであれば日本人搭乗者のほうが圧倒的に多いはずと思っていたら、予想外に中国人の乗客のほうが多かった。日本人のほとんどの利用者はビジネス目的での中国への渡航で利用している一方、中国人の利用者は訪日旅行の帰国便としての利用だ。
2.サービスの高いANA便
中華系航空会社とは異なるANAの「おもてなし」!
ANAに搭乗すると、各座席には個別モニターが設置されている。中華系航空会社の上海-日本(成田・関空)便では、各座席に個別モニターが設置されていることはほとんどない。たとえエコノミークラスであっても、ANAであればワンランク豪華なクラスに搭乗した気分になってしまう。
上海-関空便であってもANAの客室乗務員(キャビンアテンダント)のほとんどは日本人が担当している。日本人にとっては、日本人の客室乗務員が機内で接客してくれるほうが乗り心地は良いだろう。
中華系航空会社とは機内食のランクが異なる!
ANAと中華系航空会社では機内食のレベルはまったく別世界。中華系航空会社の日本便(上海-関空間)で提供される機内食はまったく期待できないが、ANAの機内食はレベルが高いので日本人でも期待できるはずだ。今回のANAの機内食はメインディッシュはハンバーグだった。
会社負担でフライトを利用する場合は迷わず日系航空会社を選択したほうがいいだろう。民間企業の社員であれば、出張で利用したフライトでも自分のマイレージとしてためることができるはずだ。
日系航空会社の航空チケットは中華系よりも高いことが多い。普段はスターアライアンスメンバーの中国国際航空(CA)を利用してマイレージをため、たまったマイレージをつかってANA便を利用することが多い。中国国際航空は中国-日本(関空、成田)間での便が充実しており、ほかの航空会社よりも利便性が高い。
中国国際航空のチケットも時期により高騰することがある。そのときは吉祥航空を検討するとよいだろう。日本人のあいだで吉祥航空はあまり知られていないものの、吉祥航空はフルサービスの航空キャリアだ。預け荷物も2個まで無料。残念ながら格安チケットであれば吉祥航空独自のマイレージもたまらないものの、コスト重視の人におススメだ。(了)