HTML&CSSの基本を身につける、エビスコムの書籍が最強！

ウェブサイトの制作・運営にかかわってから１年半。ようやく、ウェブサイト制作に必要になるHTMLやCSS、ワードプレス、レンタルサーバーの操作がわかってきた。新しいことを学ぶには、適切な良書を適切なタイミングで読むことが重要だ。

１．ウェブ制作の基本を学ぶならエビスコム

「HTML5&CSS3レッスンブック」で基本を身につける！

新しいことを学ぶときは適切な良書を、適切なタイミングで読むことが大事。１年ほど前から自分のブログを管理するためにウェブサイト制作の書籍の勉強を進めてきたものの、あまりウェブサイトの基本について理解していなかったことに気づかされた。

ソシム社から出版されているエビスコム（E BISCOM TECH LAB）の「HTML5&CSS3レッスンブック」（2013年5月発売）を読みながら練習すると、ウェブサイト制作の基本のきほんを理解していないことを実感してしまう。それほど丁寧でわかりやすい内容になっている。

この書籍は、ホームページやブログサイトを自分で制作しようと思っている人が一番最初に読むべき教科書のようなもの。この本に書いている通りにHTMLやCSSを打ち込んでいき、ひと通りやり終えた頃にはHTMLやCSSの基本を理解することができるようになっている。基本的な技術を身につけるには理論ではなく練習（トレーニング）が必要だ。

エビスコム（E BISCOM TECH LAB）

エビスコム（E BISCOM TECH LAB）とは、さまざまなメディアの企画制作や研究活動を世界各地のネットワークを駆使して展開している個人またはグループ。個人が活動しているのか、団体・企業が展開しているのか不明。ウェブサイト制作に関する書籍は評判が高い。

ウェブサイト制作の初心者目線にたった書籍

この書籍は、これまでの多くの書籍にあったHTMLやCSSのルールや仕組みを解説をして「なんとなく理解したような？でも、自分ではHTMLやCSSをつかってウェブサイトは作れないな」という感想を持つ書籍とはまったく異なる。ウェブ制作をはじめてする人の目線にたった内容になっている。

発売は2013年5月と少し古く、購入するまでは技術発展のスピードがはやいIT関係の書籍としては内容が陳腐化していないか心配だったが、結果はまったく問題ないものだった。WordPress（ワードプレス）でウェブサイトを制作している人も、この書籍で基本を理解しておくと必ずテンプレートの改造にも役立つはずだ。

WordPress（ワードプレス）とは？

WordPress（ワードプレス）とは、無料で利用できるウェブサイト作成のためのソフトウェア。CMS（content management system）とも呼ばれている。HTML、CSS、PHPなどのウェブ知識がなくてもウェブページの作成はできるが、カスタマイズするためにはHTML、CSS、PHPの知識が必要になる。

２．もう一歩先に進む書籍

「HTML5&CSS3デザインブック」で理解を進める！

「HTML5&CSS3レッスンブック」の学習が終わるとHTMLやCSSの基本的な仕組みや構成を理解できるようになる。しかしながら、あくまでもウェブサイト制作の第一歩を踏み出したにすぎない。つぎの段階に進むためには、ソシム社から出版されている「HTML5&CSS3デザインブック」がおススメ。こちらもエビスコム著となっている。この２冊の書籍のタイトルは似ているものの、「HTML5&CSS3デザインブック」のほうがひとつ上のレベルになっている。

この書籍はスマートフォンやタブレット型端末（iPadなど）にも対応できるレスポンシブWebデザインの技術を学ぶことができる。この書籍は2014年10月の発売と新しい。価格は2,808円と少し高いが、ひと通り書籍にそってサンプルサイトを制作したあとには、決して高くなかったと感じるはずだ。

適切な良書を、適切なタイミングで！

これまで１年ちょっとWordPressを使ってブログサイトを運営してきたが、振り返ってみるとウェブサイト制作を学ぶ順序を間違えてきたかもしれない。WordPressのテーマ作成などの書籍を学習するまえに、エビスコム著のHTMLとCSSを学習しておけばよかった。やはり基本を理解していないと、テーマ作成の書籍に書かれている内容を深く理解できない。（了）