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中国でスーツケース購入ならネット通販「京東商城(JD.com)」!

中国のネット通販といえば淘宝網(タオバオ)だけではない。日本のアマゾン(Amazon)のように直販とマーケットプレイス(売り手が自由に出品できるサービス)を展開している京東商城(JD.com)がどんどん存在感を高めている。

1.京東商城で購入したスーツケース

LTWFRANE(利奥雷諾)のスーツケース

中国のネット通販大手の京東商城(JD.com)で、飛行機の機内に持込可能なスーツケース(20サイズ)を購入。このスーツケースを販売しているのは広州市(広東省)にあるLTWFRANE(利奥雷諾)というメーカーで、価格は239元(約4,800円)。

このネット通販の京東商城の中で、もっとも安い20サイズのスーツケースであれば200元(約4,000円)以下でも購入できるものの、過去の購入者のレビュー(コメント)を参考にしてLTWFRANE(利奥雷諾)のスーツケースを購入した。ちなみに、中国語でスーツケースは拉杆箱(ラーガンシャン)または旅行箱(リューシンシャン)と呼ばれている。

(写真1)LTWFRANE(利奥雷諾)の機内持込可能なスーツケース

(写真1)LTWFRANE(利奥雷諾)の機内持込可能なスーツケース

ネット通販なら京東商城か1号店、アマゾンが便利!

中国のネット通販といえば日本人のあいだでも淘宝網(タオバオ)が有名であるが、最近は独自の物流ネットワークを構築している京東商城(JD.com)、1号店(yhd.com)アマゾン(Amazon)の利用が多い。配送スピードは早く、運送費も販売価格に含まれていて割安感が高い。これらのネット通販は配送の時間指定ができたり、中国にあるファミリーマート(全家)で商品を受け取ることも可能だ。

ネット通販大手の京東商城
京東商城は中国最大手の自社販売型のネット通販サイトを展開している。2013年の売上高は693億元(約1兆1,400億円)。創業者の劉強東(リュウ・チャンドン)が1998年に設立。2014年5月にベンチャー向け株式市場である米ナスダックに上場。

12年前に購入した台湾製のスーツケース

これまでは2003年に日本で7,000円ほどで購入した台湾製のスーツケースを利用してきたが、さすがに車輪(タイヤ)部分のゴムが摩耗してしまい、いつ車輪が外れてもおかしくない状態だった。上海市内でスーツケースの車輪(タイヤ)が交換できる修理屋を見つけたものの、車輪1個あたり50元(約1,000円)の合計200元と足元をみた価格交渉をしてきたため廃棄することにした。

10年以上も利用できたスーツケースであり、同じメーカーの商品を探したものの、残念ながら今では日本でも中国でも販売されていない。

(写真2)2003年に購入した台湾製のスーツケース、10年以上も活躍!

(写真2)2003年に購入した台湾製のスーツケース、10年以上も活躍!

2.コストパフォーマンスの高いスーツケース

ナンバー式のロック(錠)も付いている!

このLTWFRANE(利奥雷諾)のスーツケースはナンバー式のロック(錠)も付いている。中国国内でホテルをチェックアウトした後に、夕方ごろまで荷物を預かってもらうときには鍵を閉めたスーツケースを預けたほうが安心できるだろう。

現在、中国でもスーツケースのロック(錠)はTSAロックという規格が少なくないが、このLTWFRANE(利奥雷諾)のスーツケースはTSAロックではない。ただ、グアムやサイパンなどを含むアメリカに出張や旅行予定のない人はTSAロックを選ぶ必要もないだろう。

(写真3)TSAロックではないLTWFRANE(利奥雷諾)のスーツケース

(写真3)TSAロックではないLTWFRANE(利奥雷諾)のスーツケース

TSAロックとは?
TSAロックは、アメリカ国土安全保障省の運輸保安局(Transportation Security Administration)より認定を受けた規格の施錠方式。セキュリティチェックの厳しいアメリカで鍵をかけたまま航空会社に荷物を預けることができる施錠方式。ただし、TSAロックであっても運輸保安局のチェック時に鍵が破壊されるケースもある。

スーツケースのタイヤは重要

スーツケースの車輪(タイヤ)で重要なのは次のとおり。(1)すぐに摩耗してしまわないか、(2)進行方向にスムースに車輪が進むか。この車輪(タイヤ)の摩耗速度はこれから使用して確認するしかないものの、車輪の機能性(スムースに進むか)は10点満点で5点くらい。スーツケースを手から離して転がすと、予想もしない方向に走ってしまう。

(写真4)大きな車輪(タイヤ)で摩耗に強いことを祈るばかり

(写真4)大きな車輪(タイヤ)で摩耗に強いことを祈るばかり

スタンダードなスーツケースの内側

日本の楽天やアマゾンなどのネット通販で格安で販売されているスーツケースは中国から輸入されているものが多い。中国のスーツケースのレベルは向上しており、2年~3年くらい利用できればよいと考えている人には十分なクオリティになっている。

(写真4)大きな車輪(タイヤ)で摩耗に強いことを祈るばかり

(写真4)大きな車輪(タイヤ)で摩耗に強いことを祈るばかり

全国統一の小売価格は1,299元(約2.6万円)!?

このLTWFRANE(利奥雷諾)のスーツケースについているラベルを見ると、全国統一の小売価格は1,299元(約2.6万円)。インターネット通販を十分に利用できない高年齢層の場合、小売商店でこのスーツケースが店頭で400元~600元(約8,000円~12,000円)で販売されていても購入する人はいるだろう。

(写真6)ネット通販で格安で購入した人には得した気分になるラベル

(写真6)ネット通販で格安で購入した人には得した気分になるラベル

日本で販売されているスーツケースはけっして安くない。とくに百貨店や家電量販店で販売されている機内への持込可能な小型のスーツケースは、1万円を超えるものも多い。利用頻度が多い人はしっかりとしたスーツケースを購入すればよいが、それほど利用機会が多くない人はネット通販の格安商品で十分だろう。(了)

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