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蘇州のおススメの中級ホテル、「観前街」にある全季酒店!

蘇州市(江蘇省)と言えば、日本人のあいだでは蘇州園林、留園、獅子林などの庭園が有名です。これらの庭園以外に、「観前街」とよばれる商店街が中国人観光客のなかで有名です。その「観前街」のそばのおススメのホテルを紹介します。

1.蘇州市の全季酒店

蘇州の繁華街「観前街」にあるオススメのホテル!

上海から高速鉄道の和諧号(新幹線に相当)で約30分前後で来ることができる江蘇省の蘇州市。この蘇州市に長期滞在している日本人は約1万人と言われています。外務省が公表している「海外在留邦人数統計」によると、上海市、北京市についで、蘇州市は中国本土で3番目に日本人長期滞在者が多い都市とされています。

この蘇州市には「観前街(グアンチエンジエ)」と呼ばれる歩行者天国があります。この「観前街」は1930年頃に商店街が形成され、1982年に歩行者天国としてたくさんの小売店、レストランが展開されました。蘇州市でもっともにぎやかな観光スポットのひとつです。その「観前街」から徒歩1分のところに、オススメの全季酒店(観前街店)があります。

(写真1)蘇州の観前街から徒歩1分の立地の全季酒店、オシャレな雰囲気

(写真1)蘇州の観前街から徒歩1分の立地の全季酒店、オシャレな雰囲気

江蘇省の蘇州市とは?
江蘇省の蘇州市は、5つの市轄区である呉中区、相城区、姑蘇区、虎丘区、呉江区と、4つの県級市である常熟市、昆山市、張家港市、大倉市を管轄している。蘇州市全体(含む県級市)の総人口は1,046万人(2013年末)。蘇州市の総面積は8,488k㎡で広島県(8,478k㎡)と同等で、東京都の約4倍。日本人滞在者数は約1万人。

落ち着いた雰囲気の受付フロント

この全季酒店(観前街店)は、大手格安ホテルチェーンを展開している華住酒店グループの中高級クラスのホテルです。1泊あたりの宿泊料金は250元~400元(約5,000円~8,000円)です。中国で生活している日本人のなかにも華住酒店グループという企業名を知らない人は多いと思いますが、中国全土で展開されている漢庭酒店というホテル名は耳にしたり、街なかで見たことはあるでしょう。漢庭酒店の宿泊料金は150元~250元(約3,000円~5,000円)で、全季酒店はそのワンランク上位のホテルになります。

この全季酒店(観前街店)は全体的に白色をベースにしたデザインになっています。ホテルに一歩入ると、5つ星ホテルのような高級感ある香りのよいニオイであふれています。全季酒店は一線都市、二線都市といわれる経済発展が大きく進んでいる40都市に140店舗あまりを出店しています。2015年末までに200店舗の展開を目指しています。

(写真2)白色ベースの全季酒店、低価格ホテルとは雰囲気が異なる

(写真2)白色ベースの全季酒店、低価格ホテルとは雰囲気が異なる

漢庭酒店とは?
漢庭酒店は、華住酒店集団(グループ)に属する格安ホテルチェーン。2014年9月末時点で1,547店舗。華住酒店集団は2005年設立。創業者の季琦は、1回目の起業で旅行予約サイトの携程旅行網を創業。じつは同業の大手格安ホテルチェーンの如家快捷酒店も季琦が2回目の起業として創業している。漢庭酒店は季琦にとって3度目の起業。

蘇州という観光地にマッチしたホテルの外観!

この全季酒店(観前街店)は最も安い部屋は1泊280元(約5,600円)です。それほど高くない宿泊料金で、蘇州市の便利な繁華街の近くに宿泊することができます。この全季酒店(観前街店)はまさに観光地にマッチした外観で、もともとの蘇州人家大酒店を改修して現在営業されています。日本から蘇州に旅行に来る日本人でも満足できるホテルです。

(写真3)庭園風のガーデンがある全季酒店(観前街店)

(写真3)庭園風のガーデンがある全季酒店(観前街店)

2.全季酒店の客室

シンプルで落ち着いた雰囲気の客室

この全季酒店(観前街店)の客室は、かなりシンプルで落ち着いた内装です。高級ホテルほど客室は充実しているとは決して言えませんが、格安ホテルとはまったく異なります。

(写真4)全季酒店(観前街店)の客室、シンプルな内装

(写真4)全季酒店(観前街店)の客室、シンプルな内装

格安ホテルとは異なるホテルらしい洗面所

全季酒店(観前街店)の洗面所を見てみると、まさに普通のホテルの洗面所です。中国の格安ホテルチェーンの漢庭酒店、七天連鎖酒店(7DaysInn)如家快捷酒店(homeinns)ほど簡易的な洗面所ではなく、この部屋にはバスタブも設置されています。

格安ホテルの場合は、コストパフォーマンスを追求し、洗面所のトイレやシャワーは家庭用とほとんど変わりません。いっぽう、全季酒店の場合は、日本人でも納得できるクオリティの洗面所になっています。

(写真5)全季酒店(観前街店)の洗面所、シンプルな作り

(写真5)全季酒店(観前街店)の洗面所、シンプルな作り

七天連鎖酒店(7DaysInn)
七天連鎖酒店(7DaysInn)は、鉑涛集団(2005年設立)が中国で展開する格安ホテル。中国本土で300都市、3,000店舗を展開。ホテル会員の登録数は8,000万人を超えている。2009年11月にニューヨーク証券取引所に上場(2013年にMBOで非公開化)。創業者の鄭南雁は1968年生まれ、広東省スワトウ出身。

3.全季酒店(観前街店)の朝食レストラン

ボリュームたっぷりの朝食バイキング!!

全季酒店の朝食バイキングもおススメです。宿泊プランにより、宿泊料金に朝食が含まれていない場合もありますが、追加費用を負担すれば朝食バイキングを取ることは可能です。この全季酒店では朝食は38元(約760円)/人です。けっして安くありませんが、高級ホテルに劣らないバイキングの内容です。このレストランの雰囲気も悪くありません。

(写真6)高級ホテルのような全季酒店(観前街店)のレストラン(蘇州市)

(写真6)高級ホテルのような全季酒店(観前街店)のレストラン(蘇州市)

たくさんのドリンク、コーンフレークも用意されている!

朝食バイキングの料金は38元と少し高いものの、たくさんのメニューがあります。ドリンクもいろいろなジュースからコーヒーまで用意されています。

(写真7)中国っぽくない朝食バイキング、コーンフレークもある!

(写真7)中国っぽくない朝食バイキング、コーンフレークもある!

サラダ、フルーツも充実!

蘇州に旅行で訪れた場合は、晩御飯は中華料理を食べるはずです。朝食時にはさっぱりしたモノを食べたいときにも、この全季酒店の朝食バイキングはマッチしています。サラダやフルーツも充実しています。

(写真8)いろいろな料理がある全季酒店の朝食バイキング

(写真8)いろいろな料理がある全季酒店の朝食バイキング

中国の大手チェーンホテルのレベルはどんどん向上しています。現在、大手チェーンホテルは、格安クラス(150元~250元)、中級クラス(250元~400元)の大きく2つのクラスを展開しています。

これまでは格安クラス(150元~250元)を中心に拡大が進められてきましたが、中国の所得水準も向上しており、中級クラスの展開が早いスピードで進んでいます。この中級クラスであれば、日本人でも十分満足できるクオリティです。(了)

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