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こういうのが知りたかった!日本と中国の貿易の現実

中国の経済情況は、日本と比べるとわかりやすい。1つの国の経済情況だけ見ていても、その数字が大きいのか、小さいのかよくわからない。比べてみることで数字の大きさが見えてくる。

1.日本は海外への輸出に依存した国家なのか

小学校の社会科の授業の影響で、日本は輸出にかなり依存している国というイメージを持っている。アメリカとの貿易摩擦が問題になったことは、いまでも頭のなかに社会科で学習した記憶が残っている。

だが、日本の国内総生産(GDP)と輸出額を比べてみると、輸出額の取引規模は、せいぜいGDPの15%くらいしかないのが実態である。なお、ここではGDPと輸出額の数字を単純に比べているだけで、輸出額がGDPをそのまま構成しているわけではないことに注意が必要だ。

日本の貿易規模

2.巨大な貿易国、それが中国

中国は毎年、すさまじい勢いで経済規模の拡大を続けている。まず、中国のGDPは日本と異なり、ずっと伸びている。輸出額も増加を続けている。中国のGDPに対する輸出額の比率は、基本的に20%を超えている。日本は15%前後。この輸出の部分は、世界の政治や経済の影響をうける。日本と中国を輸出比率(GDPに対する輸出比率)で見ると、中国のほうが世界経済の影響を大きく受ける。

また、GDPに対する貿易額の比率は、2004年から2008年まで30%を超えていたものの、2009年から貿易への依存度が減っている。2009年は世界金融危機の影響が大きいとしても、下落傾向であることは変わらない。

中国の貿易規模

3.日本と中国の輸出額

日本と中国の輸出をみると、2004年に中国の輸出額が日本を追い越している。2013年の数字をみると、中国の輸出額は日本の約3倍だ。(了)

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