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第16回上海モーターショー、2年毎に開催される巨大なイベント!

上海モーターショーは100万人近い来場者を集める大きなイベントです。この上海モーターショーは2年毎に開催されていて、一般客も入場券(50元~100元)を購入すれば見学することが可能です。日系自動車メーカーも出展しています。

1.16回目となる上海モーターショー

世界最大規模のイベント会場で行われるモーターショー!

2015年4月22日~29日まで、上海の国家会展中心(イベント会場)で第16回上海国際自動車ショー(通称:上海モーターショー)が開催されました。来場者総数は92.8万人と公表されています。この上海モーターショーは2年に1度開催されていて、次回は2017年に開催される予定です。

2013年11月に東京ビックサイトで開催された東京モーターショーの来場総数は90.3万人で、上海モーターショーは東京モーターショーに並ぶほどの大きな自動車見本市になっています。ちなみに、2003年からスタートした広州市(広東省)で開催されている広州モーターショーの来場者数は63.5万人(2014年)です。

(写真1)世界最大規模の展示会場、巨大な国家会展中心(上海市)

(写真1)世界最大規模の展示会場、巨大な国家会展中心(上海市)

見学する日によって入場料(チケット)は異なる!

この上海モーターショーは来場日によって入場料は異なります。4月22日~24日までは100元(約2,000円)、4月25日~26日は80元(約1,600円)、4月27日~29日は50元(約1,000円)となっています。チケットは上海モーターショーの開催日の約1ヶ月前(3月18日~4月19日)までインターネットなどで販売されています。

もちろん、上海モーターショーの会場で当日購入することも可能です。今回、4月29日に見学にいき、会場でチケット(50元)を購入しましたが、ほぼ並ぶことなく購入することができました。イベント会場の周辺にはダフ屋がウロウロしていますが、ニセ物のチケットもありますので正規販売店から直接購入するのがよいでしょう。

(写真2)上海モーターショーのチケット、指定日しか入場できない

(写真2)上海モーターショーのチケット、指定日しか入場できない

2.上海モーターショーの様子

日系自動車メーカーも大々的に宣伝!

巨大なイベント会場に入ると、日系自動車メーカーの広汽ホンダの展示ブースがありました。この広汽ホンダは1998年7月に設立された日中合弁自動車メーカーです。中国の広州汽車集団と本田技研工業(ホンダ)が50%ずつの出資で設立した自動車メーカーです。ちなみに、この広州汽車集団はトヨタ自動車や三菱自動車、日野自動車とも合弁会社を設立しています。

(写真3)広汽ホンダのODYSSEY(オデッセイ)、中国で高い人気!

(写真3)広汽ホンダのODYSSEY(オデッセイ)、中国で高い人気!

まだ中国で知名度の低い広汽三菱(三菱自動車)

中国人のなかで広汽三菱という自動車メーカーはそれほど高い知名度ではないでしょう。この広汽三菱は広州汽車集団が50%、三菱自動車が33%、三菱商事が17%の出資比率で2012年に設立した新しい日中合弁自動車メーカーです。広汽三菱の本部は、湖南省の省都である長沙市に設置されています。

(写真4)2012年に中国市場に本格参入した広汽三菱

(写真4)2012年に中国市場に本格参入した広汽三菱

広いブースで宣伝する東風日産(日産自動車)!

日産自動車グループとして、中国では東風日産が展開されています。2003年に広州市(広東省)で設立された東風日産は、年間100万台以上の生産能力をもっています。2014年の中国の新車販売台数(年間)は2,349万台の世界トップ。その世界最大の自動車市場で東風日産は市場シェア拡大を目指しています。

ちなみに、2014年1月~12月の日本の新車販売台数は556万台と中国市場のおよそ4分の1の規模となっています。日系自動車メーカーにとっても、中国はもっとも重要なマーケットのひとつです。

(写真5)上海モーターショーのなかでも大きなブースを持つ東風日産

(写真5)上海モーターショーのなかでも大きなブースを持つ東風日産

トヨタ自動車の燃料電池自動車のMIRAI(ミライ)

中国のトヨタ自動車は広汽トヨタと一汽トヨタの2つの自動車メーカーを運営しています。これら2つのメーカーともに、トヨタ自動車は50%を出資しています。中国では外資企業の活動を制限する「外商投資産業指導目録」という法律があり、完成車メーカーに対する外資企業の出資比率は最高50%と制限されているからです。

この「外商投資産業指導目録」は2015年4月10日から新たな目録一覧が公布されていますが、完成車メーカーに対する外資出資比率は相変わらず制限されたままです。

(写真6)2014年12月より発売されている燃料電池自動車のMIRAI(ミライ)

(写真6)2014年12月より発売されている燃料電池自動車のMIRAI(ミライ)

中国に早くから参入しているSUZUKI(スズキ)!

軽自動車メーカーとして知名度の高いSUZUKI(スズキ)は、ほかの日系企業よりも早い時期から中国市場に参入していました。1993年に長安鈴木を設立し、1995年には昌河鈴木を設立しています。

トヨタやホンダ、日産などのように中国で大ヒットする自動車は少なく、街なかでSUZUKI(スズキ)の自動車を見ることはそれほどありません。そもそも、日本と異なり、中国では軽自動車に乗っている人はほとんどいません。軽自動車を得意とするSUZUKI(スズキ)としても中国市場にマッチした自動車開発が求められているのでしょう。

(写真7)中国では軽自動車以外で攻めるスズキ、見学する来場者は少なくない

(写真7)中国では軽自動車以外で攻めるスズキ、見学する来場者は少なくない

日本でモーターショーに行ったことのない人にも、上海や蘇州に住んでいる人には是非とも上海モーターショーを訪れて、直接その迫力を目にしてほしいものです。

イベント会場となっている国家会展中心は上海市内の中心部からすこし離れていますが、上海地下鉄(上海メトロ)2号線の徐泾東駅から徒歩1分のところに位置しています。広東省に住んでいる人には毎年開催されている広州モーターショーがオススメです。(了)

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