中国の生活、ビジネスに役立つ情報を発信するサイト

中国のスタバカード(星享卡)、ゴールドカードの裏ワザ

中国のスターバックスコーヒーでは、星享卡とよばれるポイントカードを利用することができる。このポイントカードのゴールドカードは、10杯ごとに1杯分が無料になる。ちょっとした工夫をすることで、通常よりも早く無料分を入手できる。

1.中国スターバックスのポイントカード

スターバックス利用者はポイントカードがお得

中国のスターバックス(スタバ)には星享卡とよばれるポイントカードが導入されている。このポイントカードはスターバックスの店頭で88元(約1,760円)で販売されていて、最初から買一送一(1杯購入で1杯無料)などの特典がついているお得なカード。日本のプリペイド方式のスターバックスカードとはまったく異なる仕組みなので注意が必要だ。

日本のスターバックスカード
日本のスターバックスカードは、電子マネーのようにチャージして利用可能。ときどき行われている5,000円チャージ毎に1杯分の無料ドリンクチケットを受け取れるキャンペーンに参加することができる。
(写真1)中国のゴールドレベルの星享卡、名前も明記されている

(写真1)中国のゴールドレベルの星享卡、名前も明記されている

どうすればゴールドレベルにランクアップされる?

中国のスターバックスカードである星享卡は、銀星級会員(Welcome Level)、玉星級会員(Green Level)、金星級会員(Gold Level)の3つのランクが用意されている。金星級会員(Gold Level)になると、登録されている住所にゴールドカードが送付される仕組み。

どのようにすればゴールドカードを入手できるのか?このスターバックスのポイントカードを購入すると銀星級会員からスタートし、50元(約1,000円)を消費するごとに星ひとつ獲得することができる。星を5個(つまり、250元相当の利用)あつめると玉星級会員になり、星を25個(1,250元の利用)あつめると金星級会員にランクアップする仕組みになっている。

ちなみに、上海に来てから約8ヶ月間で星53個をあつめており、少なくとも2,650元(約5.3万円)はスターバックスを利用をしている計算になる。

中国のスターバックスコーヒー
中国のスターバックスは1999年1月、北京の国際貿易センターに1号店をオープン。中国本土の60以上の都市で1,000店舗以上を展開している。なお、日本のスターバックスは1,034店舗(2014年3月末時点)。

2.金星級会員(ゴールドカード)の特典

絶対におさえておきたいワザ

中国の星享卡がゴールドカードになると、10杯ごとに1杯分の無料ドリンク券を入手することができる。この10杯を計算するときに、じつは無料ドリンク券を利用した1杯を10杯中の1杯としてカウントできる方法がある。

この無料ドリンク券(電子チケット)は、すべてのドリンクメニューのトールサイズ(tallサイズ、中国語では中杯)から選ぶことができる。この無料ドリンク券を利用するとき、プラス3元(約60円)を追加してサイズアップ(中国語では昇杯)するとシステム上は1杯3元の消費として記録される。

(写真2)上から3番目が無料ドリンク券を利用した消費(スタバのスマホアプリ画面)

(写真2)上から3番目が無料ドリンク券を利用した消費(スタバのスマホアプリ画面)

スタバの店員もあまり理解していない

スターバックスの店員も無料ドリンク券のサイズアップ分を1杯としてカウントするか理解しているスタッフは少ない。スマートフォン(スマホ)のスターバックスアプリで10杯分のカウントを追っていくと1杯分(の消費)として記録されている。

(写真3)3元でサイズアップできる、サイズアップしないと0杯として記録

(写真3)3元でサイズアップできる、サイズアップしないと0杯として記録

中国でスターバックスのゴールドカードを持っている人は、無料ドリンク券を利用するときは必ずサイズアップすることで早く10杯分を満たすことが可能になるだろう。(了)

top of page