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格安SIM(データ通信)、ビックカメラのSIMカードがおススメ!

中国でも日本でも、もはや生活や仕事にかかせないスマートフォン(スマホ)やタブレット型端末などのモバイル通信機器。これら機器本体だけあっても意味がなく、外出先でもインターネット回線を利用するためにはSIMカードが必要になる。

1.家電量販店のビックカメラのSIMカード

レンタルのWiFiルーターより割安!格安SIMの月契約

海外で生活していて、だいたい2ヶ月に一度くらいの頻度で一時帰国する人におススメなのは格安SIMカードを使ったスマートフォン(スマホ)やタブレット型端末のインターネット接続。日本では無料で利用できるWiFi(無線LAN)スポットは中国ほど多くなく、スターバックスコーヒー以外の飲食店では自由に利用できないと考えたほうがよいだろう。

一時帰国のたびに国内用のモバイルWiFi(ポケットWiFi)をレンタルしていたが、3月からは格安SIMカード(データ通信用)を利用している。この格安SIMカード本体を中国で購入した華為(HuaWei)のモバイルWiFi機器の「EC5373」に挿入して利用している。

日本国内でWiFiルーターをレンタルすると、最低でも1日あたり450円の費用がかかる。いっぽう、最近の格安SIMのデータ通信用であれば、1ヶ月あたり3GBのLTE通信(通信速度200Mbps)の容量制限のモノで900円~1,200円/月ほどの料金。最近では、その月に使い残したLTE通信容量を翌月に繰り越すことができる通信会社のSIMカードも出ている。

(写真1)華為(HuaWei)の「EC5373」、中国本土で約1万円で購入

(写真1)華為(HuaWei)の「EC5373」、中国本土で約1万円で購入

華為(HuaWei)とは?
華為(HuaWei)は、広東省深セン市を拠点に情報通信関連の事業を展開する中国の民間企業。1987年設立。世界100カ国以上で事業展開している。2014年の売上高は約460億ドル(約5.5兆円)。正式名称は華為技術有限公司(Huawei Technologies Co.,LTD.)。

基本はインターネットイニシアティブ(IIJmio)のSIMカード!

数ある格安SIM(データ通信用)のなかで、徹底的に比較して見つけた最もおススメな格安SIMは家電量販店ビックカメラが販売している格安SIMカード(データ通信用)だ。この格安SIMカードの実態はインターネットイニシアティブ(IIJmio)のSIMカードで、ビックカメラと提携して販売しているもの。インターネットイニシアティブ(IIJmio)はDocomo(ドコモ)の通信回線を利用している。

この格安SIMカード(データ通信用)の料金は、1ヶ月あたりLTE通信容量が3GB(税別900円)、5GB(税別1,520円)、10GB(税別2,560円)にわかれている。このLTE通信容量を超えても、通信速度は200kbpsと遅くなるものの、無制限で継続して利用可能だ。

(写真2)家電量販店ビックカメラで販売されている格安SIMカード

(写真2)家電量販店ビックカメラで販売されている格安SIMカード

Wi2(ワイツー)300の公衆無線LAN、無料で利用可能!

このビックカメラの格安SIMカードをおススメする一番の理由は、Wi2(ワイツー)300という公衆無線LANを無料で利用できるからだ(オプションエリア除く)。たとえば、マクドナルドにあるBBモバイルポイント(WiFiスポット)も利用できる。

ビックカメラの格安SIMは、ビックカメラが仲介してインターネットイニシアティブ(IIJmio)の格安SIMを利用するのだが、直接インターネットイニシアティブ(IIJmio)と契約するとWi2(ワイツー)300の特典はつかない。しかも、どちらも月額料金は変わらないので、ビックカメラの格安SIMだけ特典が付いているというわけだ。

格安SIMを使ってノートパソコンでインターネット接続すると、すごい勢いで通信容量を消費してしまうが、Wi2の公衆無線LANを利用すれば制限なく利用することができる。外出時にはマクドナルドで遠慮なくインターネットできるようになる。

(写真3)Wi2(ワイツー)300の利用可能な表示

(写真3)Wi2(ワイツー)300の利用可能な表示

2.格安SIM購入時の注意

とにかくSIMカードのサイズを間違えないように!

ビックカメラの格安SIMカードにしろ、ほかのモノにしろ、購入時には利用する通信機器にマッチするSIMカードのサイズを購入するように注意が必要だ。サイズを間違ってしまった場合は、2,000円前後のSIMカード本体の交換費用が発生してしまう。

(写真4)華為(HuaWei)の「EC5373」は普通サイズのSIMカード

(写真4)華為(HuaWei)の「EC5373」は普通サイズのSIMカード

モバイルWiFi本体は中国のほうが割安!

日本でモバイルWiFiを購入するよりは、中国で購入したほうが割安だ。海外での購入時に注意が必要なのは、日本でモバイルWiFiを利用するためには、「FDD-LTE(LTE用)」「WCDMA(3G用)」の通信規格に対応しているかどうか。この2つの通信規格に適応している通信機器であれば日本で利用できる。

中国には「TD-LTE」という中国移動(チャイナモバイル)が展開する通信規格もあるので、購入する時にはしっかりと確認しておいたほうがいい。最近では「FDD-LTE」と「TD-LTE」どちらにも適応しているモバイルWiFiやスマートフォンも出てきている。(了)

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