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無錫市の崇安寺生活歩行街、市内でもっとも賑やかな場所!

中国の観光地として有名な江蘇省の無錫市(むしゃくし)。日系企業も無錫市にたくさん進出しており、この地に長期滞在する日本人も少なくない。無錫市内中心部に崇安寺生活歩行街という歩行者天国がある。中国人に人気の繁華街のひとつ。

1.無錫市の崇安寺生活歩行街

繁華街のど真ん中、ショッピングの中心地!

無錫市(崇安区)の中山路と人民路が交差するところにある、たくさんの商店があつまった崇安寺生活歩行街という商業街。この崇安寺生活歩行街のある周辺一帯は無錫市の中心部といっていいだろう。崇安寺生活歩行街だけでなく、ショッピングモールの蘇寧広場や東方広場などあつまり、無錫市で最もにぎわう地域だ。

大型ショッピングモールは中所得層以上を主な顧客対象としており、歩行街は出稼ぎ労働者もふくめた幅広い消費者をターゲットにしている場所だ。中国の本当の姿を知ろうと考えると、大型ショッピングモールよりも歩行街のほうを歩いたほうがいいだろう。

(写真1)崇安寺生活歩行街の入り口(江蘇省・無錫市)

(写真1)崇安寺生活歩行街の入り口(江蘇省・無錫市)

江蘇省の無錫市
無錫市(むしゃくし)は、蘇州市と常州市のあいだに位置する江蘇省の都市。総人口は650万人。1978年からスタートした改革開放政策により、無錫市は外資企業への誘致に力をいれ、多くの日系企業を誘致。ここ数年は韓国企業の進出が多く、韓国料理店が多い。無錫韓国人学校も設立されている。

2.崇安寺生活歩行街のようす

アパレルショップ中心、多くの市民があつまる!

崇安寺生活歩行街は主にアパレルショップがあつまっている。飲食店もあるものの、買い物ストリートと言ったほうが正確だ。中国の大型ショッピングモールや百貨店は日本にあるものとほとんど変わらないものの、歩行街(歩行者天国)は中国のローカル色が色濃くでているスポット。食べモノも小物・雑貨もあやしいモノもあつまっている。

(写真2)崇安寺生活歩行街の一部、自動車は通れない(江蘇省・無錫市)

(写真2)崇安寺生活歩行街の一部、自動車は通れない(江蘇省・無錫市)

雑貨ショップの名創優品(メイソウ)発見!

崇安寺生活歩行街を歩いていると、中国の若者のあいだで大人気の名創優品(メイソウ)を発見。名創優品のロゴはなんとなくユニクロに似ていて、お店の雰囲気は無印良品のような感じもする。名創優品の商品をみると、かなりお買い得感のある商品がたくさん売られている。

これまで中国では安い商品だとデザイン性が悪かったり、パッケージがイマイチだったりとモノ足りない商品が多かった。名創優品は自社ブランドとしてパッケージもこだわり、ひと目見て魅力的な商品だと消費者は思うはずだ。

名創優品は東京の池袋や高田馬場にもショップを出店している。しかしながら、中国では魅力的にみえた名創優品の商品が、日本国内でみると少しモノ足りなさを感じてしまうのは不思議なところ。名創優品は、中国という場所、中国人という消費者にマッチした商品づくりをしている結果なのだろう。

(写真3)崇安寺生活歩行街にある名創優品(メイソウ)(江蘇省・無錫市)

(写真3)崇安寺生活歩行街にある名創優品(メイソウ)(江蘇省・無錫市)

雑貨ショップの名創優品
名創優品(MINISO)は、日本人の三宅順也氏が首席統括デザイナーをしている10元ショップ。あくまでも日本品質を主張しており、ほとんどの製品は中国で生産されている。驚くような低価格で雑貨を販売しており、中国の若者に大人気。2014年末には中国本土で370店舗あまり展開されている。

3.ショッピングだけでない崇安寺生活歩行街

ショッピングモールや百貨店で見かける子ども用の遊具!

崇安寺生活歩行街のなかには子ども用の大型遊具が設置されている。有料であるものの、中国では最近、ショッピングモールなど商業施設に大型遊具を設置するところが増えている。ネット通販の台頭により、商業施設にあるアパレルショップなどの実店舗は苦戦しており、商業施設はファミリー層の集客(来店)を目的に大型遊具施設を設置しているケースが多い。

中国の商業施設では、ゲームセンターや子どもの遊び場を設置して、ファミリー層に訪れてもらうことに注力している。集客に苦戦している商業施設では、空きテナントが増えて、さらに集客に苦戦するという悪循環に陥ってるケースも見られるからだ。

(写真4)崇安寺生活歩行街にある大型遊具施設(江蘇省・無錫市)

(写真4)崇安寺生活歩行街にある大型遊具施設(江蘇省・無錫市)

大量の鯉(こい)、餌付けを楽しむ人たち!

崇安寺生活歩行街で大人気のスポットは鯉(こい)に餌付けするスポットだ。かなり多くの鯉がおり、その周囲にはたくさんの人たちがあつまって餌付けしている。日本でも中国でも、それほど餌付けするスポットは多くないので、都会の癒しのひとつとして人気のようだ。

(写真5)崇安寺生活歩行街、鯉に餌をやる人たち(江蘇省・無錫市)

(写真5)崇安寺生活歩行街、鯉に餌をやる人たち(江蘇省・無錫市)

中国の観光地として有名な無錫市。多くの日系企業も進出しており、無錫市内に長期滞在している日本人は2,000人を超える。なかなか市中心部に出かける機会は少ないかもしれないが、たまには中国のローカルスポットを訪れてみると新しい発見があるかもしれない。(了)

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