中国でスマートフォンを使ったテザリング設定の方法

2014年8月14日 | 中国の便利情報を知る

中国でスマートフォンを利用してパソコンやタブレット型端末をネットに接続することは可能だ。中国の通信キャリアと契約しているデータ通信量（中国語で流量）をつかって、スマートフォンを無線ルーターとして利用することができる。

１．中国のスマートフォンでもテザリングできる

日本で便利なテザリング

日本で外出するとき、ノートパソコンやiPadなどのタブレット型端末のインターネット接続にはほとんど困らないだろう。スマートフォン（スマホ）をつかってネット接続すればいいからだ。

日本ではドコモやソフトバンクなどの携帯キャリアがパケット定額制を提供しているので、WiFi（公衆無線LAN）がないところでもスマホでテザリングすれば問題ない。しかも日本はLTEと呼ばれる高速な通信規格が普及しているので、インターネット接続のスピードが驚くほど速い。

テザリングとは？: テザリングとは、スマートフォンなどのモバイル機器の通信回線をつかって、パソコンやタブレット型端末（iPadなど）をインターネットに接続すること。テザリングは中国語で「個人熱点（个人热点）」という。

中国でもテザリングできる

あまり知られていないが、中国でもスマホなどのモバイル機器をつかってテザリングすることが可能だ。ただし、日本と違って中国の携帯キャリアはパケット定額制を提供していないため、契約しているデータ通信プラン（中国では流量の契約データ量）に応じて使いすぎに注意しながら利用しないと追加料金をとられてしまう。

しかも、中国はLTEが2013年12月末からスタートしたばかりでまだ十分に普及していない。中国でスマホを利用している日本人の多くは、現在も３Gに対応した契約プランやモバイル機器を利用しているだろう。

中国のLTEは？: 中国で昨年末にはじまったLTEは正確には第3.9世代移動通信（3.9G）と呼ばれる通信規格。ただ、国際的には3.9Gという呼び名は使われておらず４Gとよばれている。現在、日本で使われている通信規格も3.9G。

２．どこの携帯キャリアのデータ通信が速い？

データ通信なら中国聯通（チャイナユニコム）が速い

中国の３大通信キャリアのどこのデータ通信がいいのだろうか？中国で利用しているスマホの通信規格が３Gの場合、スマホからインターネットに接続するなら中国聯通（チャイナユニコム）がもっとも速いといわれている。その次に中国電信（チャイナテレコム）が速く、中国最大手の中国移動（チャイナモバイル）はもっとも遅いといわれている。

実際に手元にある中国移動と中国聯通のSIMカードをつかってテザリングしてみると、明らかに中国聯通のほうが速い。中国移動で接続するとウェブページの表示にかなり時間がかかってしまう。