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美的(Midea)の格安炊飯器、京東商城で入手!

中国で炊飯器を購入するなら、どのメーカーがいいのだろうか?ネット通販サイトの京東商城で検討した結果、価格が安く、中国で知名度が高いという理由で、美的(Midea)の108元(約1,800円)の炊飯器を購入。なかなか使いやすい!

1.中国で炊飯器購入

ネット通販サイトの京東商城でもっとも安い炊飯器

中国で自炊をはじめるとなると、やはり炊飯器が必要になる。中国で家電を購入するならネット通販サイトの京東商城(JD.com)が便利。中国人のあいだで「家電やデジタル製品をネット通販で購入するなら京東商城がいい」といわれている。

京東商城が自社で販売しているモノはまちがいなく正規品で、アフターサービスも中国人から高い評価をえている。

京東商城とは?
京東商城は中国最大規模の自社販売型のネット通販サイトを展開している。2013年の売上高は693億元(約1兆1,400億円)。創業者の劉強東(リュウ・チャンドン)が1998年に設立。2014年5月にベンチャー向け株式市場である米ナスダックに上場。

その京東商城の販売サイト(JD.com)で炊飯器を価格の安い順序で並びかえると、なんともっとも安い炊飯器は昂臣電機(ENCHEN)というメーカーが59元(約970円)で販売している。1000円以下の炊飯器が販売されている。

昂臣電機(ENCHEN)はホームページはあるものの、会社紹介もなく本社がどこにあるかわからない。さすがに身元がわからないメーカーの製品は心配だ。

(写真1)中国どこでも見られる美的(Midea)の看板(浙江省義鳥市)

(写真1)中国どこでも見られる美的(Midea)の看板(浙江省義鳥市)

京東商城では複数のメーカーから100元(約1,650円)以下の炊飯器が数多く販売されている。

日本でもっとも安い炊飯器は?
日本のアマゾンをみると、もっとも安い炊飯器は象印のNS-NE05-WG(3合炊き)という型式で5,120円で販売されている。

もっとも高い炊飯器

もっとも高い炊飯器はどこが販売しているのだろうか?京東商城でもっとも高い炊飯器は、象印(ZOU JIRUSHI)が10,999元(約18万円)で販売されているNP-NCH10C(3リットル炊き)という型式。生産地は日本。ただし、日本のアマゾン(Amazon)で調べてみると、この型式の炊飯器は日本では販売されていない。

日本でもっとも高い炊飯器は?
日本のアマゾンで、もっとも高い炊飯器(業務用を除く)は93,400円で販売されている。これまた象印から販売されているNP-SB10-TP(5.5合炊き)という型式。

この象印の1万元をこえる炊飯器以外にも、5千元~7千元(約8.2万円~11.6万円)でパナソニック(松下)や韓国の福庫(CUCKOO)というメーカーから高機能な炊飯器が販売されている。

けっきょく購入した炊飯器は?

そして迷ったあげく購入したのは、美的(Midea)という中国メーカーの炊飯器。YJ308J(3リットル)という型式で、価格はたった108元(約1,800円)。

(写真2)美的(Midea)YJ308Jの炊飯器、価格は108元(約1,800円)

(写真2)美的(Midea)YJ308Jの炊飯器、価格は108元(約1,800円)

この炊飯器はかなりいい。わずか15分ほどでお米が炊けてしまう。機能にムダなものはまったくなく、煮飯(炊く)と保温の2つの機能しかない。電源をいれて、レバーを押すとお米を炊きだすという非常にシンプルな仕組み。

2.日本人の知らない美的(Midea)とは?

美的集団という巨大な総合家電メーカー

日本人のおおくは中国の総合家電メーカーである美的集団を知らないだろう。美的集団は1968年に何亨健(ハ・シャンジエン)が広東省仏山市で創業。従業員は15万人。深セン証券取引所に2013年に上場。

現在は総合家電メーカーとして、冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機などを生産している。2013年の売上高は1,210億元(約2兆円)。製造拠点はベトナム工場をのぞいて、すべて中国国内で製造している。日本人の知らない巨大な総合家電メーカーだ。

美的と東芝の合弁企業「美芝」

じつは美的は1995年から東芝といっしょに美芝(GMCC、広東省仏山市)という合弁企業をつくって、エアコンのコンプレッサーなどの製品開発や生産もしている。日本の一般消費者にはあまり知られていないが、美的(Midea)は日本の家電業界ではかなり有名な存在。

(写真3)家電量販店に入っている美的(Midea)の代理店

(写真3)家電量販店に入っている美的(Midea)の代理店

(了)

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